日時 | 2004/11/20 |
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場所 | みろくの里 (広島県福山市) |
対象 | 生徒 50 名 |
担当者 | 藤原, 森, 小田 |
尾道北高校をはじめとする、付近の公立高校7校による学習合宿におじゃまし、三つの講演と座談会を行いました。
講演では、太陽系内の惑星の話から系外惑星探査、超新星爆発と幅広いスケールの話題を扱ったほか、大学での生活がどんなものであるかや、専攻の分野に興味を持ったきっかけなど、身近な話題も盛り込みました。学習合宿のハードなスケジュールで疲れているにも関わらず真剣に聞いてくれた高校生の熱意が印象的でした。講演の後の座談会では、講演の内容に関する質問をはじめ、科学研究の魅力、進路選択や大学生活のことなど、高校生から色々な質問を受けました。講演だけではなく、座談会という形で高校生と近い距離で対話できたことで高校生のなまの声が聞け、私たちも刺激を受ける部分がありました。
「私たち生命ははどこから来たのか?」
「私たち以外にも生命は存在するのか?」
そういった太古からの哲学的な問題に迫る第ゼロ歩として、太陽系外惑星探査の手法と現状について紹介しました。また、「ドレークの式」を使って、受講者自身に宇宙生命の存在可能性について検討してもらいました。
藤原氏の授業に引き続き、「私たち以外にも生命は存在するのか?」という問題について、「地球で生命の存在を可能にしている要因は何か」という別の観点から迫ってみました。生命の存在にとって必要なものとして水の存在をあげ、水が液体で存在できる惑星の条件を考えました。そして、実際の太陽系の惑星を見てその条件にあてはまるものがあるか検討し、地球に近い二つの惑星、金星と火星の環境について、最近の火星探査の結果も盛り込んで紹介しました。