日時 | 2004/11/27 |
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場所 | 神奈川県立大船高等学校 |
対象 | 生徒、先生、一般の方 計 10 名 |
担当者 | 藤原, 山崎 |
受講者が10人と少人数であったためアットホームな雰囲気で授業が行われました。また、初めての試みとして出前授業が地域の一般の方々にも公開されました。
授業は少人数であることを活かしさまざまなインタラクティブな試みが行われました。例えば、実際に実験装置(分光器)を使ってもらったり、模型を用いて説明したり、クイズを出したり、ワークシートを用いて受講者の方々に実際に計算していただいたりしました。休憩時間も質疑応答で盛り上がる非常に暖かい出前授業となりました。
近年、太陽とは別の恒星にも、惑星がたくさん見つかってきています。 近い将来に「第二の地球」を見つけ出すことも、夢ではないかもしれません。 そう、太陽系外惑星探査は、現在の天文学の中で最も熱いトピックの一つなのです。 講義では、「なぜ天文学者は惑星を探すのか」、「どういう手法で惑星を探すのか」について、 簡単な光学機器やワークシートも用いながら紹介し、 探査の結果少しずつ分かってきた惑星の持つ様々な「個性」について迫りました。
昔から人々は疑問に思いました。『身の回りのものはいったい何からできているのだろう?』『物質を小さく分割していくと最後に何にたどり着くのか?』。現代では物質は原子やさらに小さい陽子、中性子からできていることを多くの人が知っています。
講義の前半は原子の発見、原子核、陽子、中性子の発見、そして究極の素粒子といわれるクォークの発見を、紀元前から現代に至るまで歴史を追いながら説明しました。 そして後半はクォークが3個セットで存在する理由(参写真)、クォークを1個1個バラバラにできない理由を身近な例やアニメーションを用いて噛み砕いて話し、最先端物理学の一端に迫りました。