日本天文学会第 6 回ジュニアセッション

日本天文学会第 6 回ジュニアセッション

日時2004/3/22-24
場所名古屋大学

ジュニアセッションで研究発表する高校生の一部に対し、 旅費のサポートを試験的に行いました。

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橋畑君の感想文

ジュニアセッションで発表して得られた成果

私がジュニアセッションで発表して得られた成果は色々あります。 私達はジュニアセッションの約1年前に「銀河学校2003」で出会いました。お互い見ず知らずの状態で、また初めて触れた天文学でしたが協力し合って1つの結果を出しました。このときに知り合ったみんなは今でも友達です。

ジュニアセッションの準備は容易ではありませんでした。なぜなら銀河学校が始めて参加するジュニアセッションだったからです。1つ1つの問題をクリアし、何とか参加に漕ぎ着けました。

ジュニアセッションは専門家や高校生など大勢を目の前にして発表したため緊張しましたが、無事に終えることができました。

口頭発表終了後、専門家や天文学者を目指す大学生や高校生等と話をすることができました。特に将来目指す分野が同じ同年代と話をすることが多かったので刺激になりました。

私がジュニアセッションで得られたものは、将来への刺激とジュニアセッション発表をやり遂げた満足感です。

ジュニアセッションに参加しての感想

私は名古屋大学で行なわれたジュニアセッションに参加できたことを誇りに思います。

学会発表のきっかけは「銀河学校2003」でした。銀河学校終了後、「銀河学校で得られた結果を学会で発表しよう」という通知が私の家に届けられ、私も是非参加したいと思い今回の参加に至りました。

私の班の準備作業は夏休みのお盆中に行なわれました。準備期間中は様々なハプニングに見舞われましたが、最後には素晴らしいチームワークで予定の作業を終えることができました。

学会は始まり、私達は大勢の目の前で独特の雰囲気の中、大きなプレッシャーを感じながら発表を行ないました。私はとても緊張しましたが何とか自分の仕事を終えることができました。

私はこの学会に参加して「やり遂げた」という1つの満足感を得ました。また、自分自身を見つめなおすこともできました。このような良い経験ができたのも木曽観測所のスタッフの多大な協力があったからです。その中でも西浦先生にはお世話になりました。スタッフの皆様にはとても感謝しています。

今後の展望

私の今後の展望は自然科学等の研究者になることです。その中でも私は宇宙が大好きなので宇宙物理学者を目指しています。その過程で私は物理学を学べる大学に進学しようと思っています。大学で物理学を学べる大学を具体的に述べると、私の住む東北管内では東北大学や山形大学が挙げられます。大学進学ができた場合、教養教育科目・専門教育科目共に頑張りたいです。専門教育科目だけ頑張ればいいじゃないかと思うかもしれませんが、教養教育科目は幅広い知識と教養や総合的に考える力を養うものであり、つまり社会に役立つものであるため、私は頑張りたいのです。 無論、専門教育科目は自分自身のこれからの人生に深く関わっていくため、欠かすことはできません。大学卒業後は大学院に進学しようと思ってます。そして、その後宇宙物理学者になれていたら幸せです。そのためにも長く険しい受験勉強を制して、まず第一歩である大学受験合格を果たしたいです。

Science Stationへの要望など

Science Stationのメンバーであるという証明するもの、具体的にはカードを作ってほしいです。あと、活動内容や活動予定を記しているもの、具体的にはホームページ等を作成してほしいです。

若林さんの感想文

ジュニアセッションで発表して得られた成果

ジュニアセッションで発表して得られた成果として、まず天文学の学問的広さを知っ たことが挙げられる。私は自分たちの研究をまとめることに精一杯で、他のジュニア セッション参加者がどのような発表をするのかという想像は全くされないまま発表の 場に居る自分に気付いた。宇宙が広ければ研究内容も広範囲であることは明白なの に、実感する事ができたのはこの時が最初であった。私には想像もつかないような多 彩な研究が発表される中、私は発表者にも目を向けた。そして天文学を研究する人た ちは日本全国に居て、かつ年齢を問わないことから天文学の広さを感じた。宇宙は広 い。それに伴う研究内容も多彩である。そして研究者も多彩である。またそれに触発 されて、今でも天文学の最先端を知りたいと願いつづけている。

ジュニアセッションに参加しての感想

天文学という一学問の、一学問としてくくるにはあまりにも広すぎる幅の広さに驚い た、としか言いようが無い。パネル発表でも、隣のパネルを見れば知らない公式や原 理ばかりであったし、口頭発表で噛み砕いて説明して頂いてもかなり難しいものばか りだった。ただ単に私の知識の無さがそれを引き立てているのだろうけれど、無限を 感じる広がりに圧倒された。それに対して、何人もの有名な天文学者の方の謙遜が印 象に残っている。いかに有名であろうと、いかに最先端を行く研究をしている人で も、あのように謙虚な態度ができるのは素晴らしいと思った。何万年もの昔、未開の 地に対する恐怖よりも好奇心が勝った私たちの祖先の血が流れている、つまり遠い未 知の世界に思いを馳せる人間だからこそこの研究が可能なのである。人間の知識を集 約させた最先端の技術を駆使しながら、地球のルーツ、ひいては宇宙のルーツを探る をいう一種のギャップのようなものに憧れを抱いた。

今後の展望

今後の展望として、いわゆる理系という分野に進む予定が無い私は、天文とは縁が薄 くなってしまうかもしれない。一緒に研究した班のメンバーでは、きっと理系選択の 人のほうが多いだろう。より天文学に近い勉強ができる人は羨ましいと素直に思う し、正直置いていかれたくないという気持ちもある。だが、私が以前から持っていた 将来の夢は文系にあるのだし、羨望や憧憬などの刹那的感情だけで天文を続けること ができないのも良く分かっている。だから、私は私なりに、まだほんの入り口を知っ たばかりの天文を学ぶために、私のペースで天文を続けていきたいと思う。天文学会 で得た知識や、そこで触れた研究者の方々の思いをいつまでも忘れずにいたいと思 う。とても間接的になってしまう事は明白だが、こんな距離でもいいから天文に携 わっていたい。

Science Station への要望など

特にありません。