Café ScienceStation

Café ScienceStation

日時2005/5/28, 29
場所東京大学本郷キャンパス(五月祭会場内)

お話の内容

  • 宇宙線に見る荒ぶる宇宙(お話・榎戸輝揚/案内・丸山美代子)
  • 海の存在を考える(お話・森由貴/案内・三宅亮介)
  • DNAが拓くナノテクノロジー(お話・竹沢悠典/案内・森由貴)
  • 社会の中の化学(お話・大谷陽祐/案内・藤原英明)
  • 地震学の最前線-地震予知をめぐって-(お話・風間卓仁/案内・浅見信之)
  • 星が生まれるまで(お話・金井陽子/案内・内海洋輔)

内容

5月28・29日に開催された東京大学の学園祭「五月祭」で、サイエンスカフェ「Café ScienceStation」を出店しました。

サイエンスカフェはドリンクを片手に、最先端の研究や科学技術を取り巻く問題について、科学者と一般の人々とが語り合うイベントです。研究室公開や科学館とは違い、科学者がカフェやバーなど身近な場所に出向くのが特徴です。講演会では科学者が一方的にしゃべりがちですが、サイエンスカフェではお客さんと対話しながら気軽な雰囲気で科学を楽しむことを目標としています。サイエンスカフェは10年ほど前にイギリスで始まり、日本でも最近注目され始めている活動です。

そこでサイエンスステーションでも、出前授業とは違った雰囲気の活動として、サイエンスカフェを開くことにしました。会場は東京大学の学園祭「五月祭」です。もちろん、通常のカフェの営業の部分から手作りです。キャッチコピーは「科学をおやつにお茶しませんか」。気軽な雰囲気で科学のお話をしながら、お茶できるカフェを目指しました。

サイエンスカフェの目玉は、1日に3回ある科学のお話です。サイエンスステーションのメンバーが、現在学んでいることや研究していることについて、15分ほどのお話をしました。テーマは、宇宙からナノテクまでさまざまでした。一方的な講演会にならないように、その分野で研究を行っている学生と、分野の違う“相方”がペアになってしゃべる工夫をしました。打ち合わせや練習会を重ねただけあり、二人の掛け合いは好評でした。“相方”が話を引き戻したり、うまく質問を誘導したりしたおかげで、お客さんからもたくさんの質問が出てきました。若い学生がスピーカーであったため、お客さんも話をしやすかったようで、盛り上がってそのまま1時間近くも話しこんでしまうこともありました。空き時間にも、お客さんと科学に関する話題で、コミュニケーションすることができました。

科学のお話を目的に来てくださった方から、単に休憩に来られた方までいろいろでしたが、全部で150人を超える方がいらっしゃいました。家族連れや友達同士など、小学生からお年寄りまで、さまざまな方に興味を持っていただいたようです。席が足りなくなるくらい盛況になった回もありました。お客さん、サイエンスステーションのメンバーともに、お茶を飲みながら、科学をおやつに素敵な時間がすごせたことと思います。

写真集