日時 | 2005/8/2 |
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場所 | 文教大学 |
担当者 | 山縣、西浦 |
8月2日と3日に、文教大学において、越谷市内の小学校・中学校教員を対象にSPP「教員研修」が実施されました。数学、天文学、生物学の3つの講座が開かれました。この内の8月2日実施の天文学の講座を「最近の天文学の話題と太陽観察、星空観察」と題して、山縣(午前)と西浦(午後)が担当しました。 当日の講座には13名の教員の方々が参加されました。
午前の講座では、ソーラースコープという簡易太陽投影望遠鏡による太陽表面の観察を中心に、天体物理学の基礎事項についての講義を行ないました。当日は、講義開始時点での天候はあいにく悪く、空模様を眺めつつの講義進行となりました。講義の半ば頃に、奇跡的に天候が回復し、屋上に移動して、太陽観察を行うことができました。携帯電話のカメラを使うなどして、貴重な晴れ間に太陽観察を楽しみました。
午後は、サイエンスステーション特製「宇宙が見える星座早見盤」を使用して、我々の銀河系の構造について、実習形式で講義を行いました。普通の星座早見盤では、星座を探す事に主眼があるので、星座を探しやすいような工夫がなされていますが、今回使用したサイエンスステーション特製「宇宙が見える星座早見盤」は、星座検索のしやすさに加えて、我々の銀河(天の川銀河)と星雲星団・銀河等の天体の相対分布の関係を分かりやすく示した優れものです。この教材を元にして、種々の天体の分布の特徴についての実習をしました。