星の教室

日時2005/8/18 - 19
場所東京大学木曽観測所
対象長野県野沢北高等学校、高校生計40名
担当者三戸、鳥羽

今回の「星の教室」では、長野県野沢北高等学校の生徒さん達40人と実習を行いました。

1日目

講義1「星・銀河と宇宙の階層構造」 そして記念撮影を行った後、シュミット望遠鏡の見学を簡単に行い、実習1「距離を求める」を行いました。夕食後、実習2「銀河までの距離を求める」・実習3「宇宙年齢を求める」、と進められ、生徒さん達が最終日に行う発表会の準備の補佐をスタッフ全員で行いました。22時頃に1日目は終了し、その後各々自由に夜空を観望しました。

2日目

発表会の準備が本格的に進められ、10時10分頃から発表会が行われました。発表会の後、まとめとして講義2 「宇宙の誕生と進化」が行われ、13時過ぎから閉会式にて終了証が生徒さん達に手渡されました。昼食後、解散となりました。

今回は40人もの大人数のため、班も8つに分けて実習が進められました。スタッフの人数に比べて生徒さんの数があまりにも多いため、実習についていけなくなってしまう生徒さんが出てきてしまうのではないかという懸念がありましたが、実際はそんなこともなく、むしろ自分達で積極的に意見を出し合い問題に挑む班が多かったように思います。このことは発表会の内容にも顕著に現れていました。とても優秀な生徒さん達だったと思います。

夜の観望会では曇り空に加えて月もでていましたが、それでも時折見せる星空を高校の先生も含め皆で観望しました。40人もの人が同じテーマについて真剣に話し合い、悩み、自分達の答えを導き出した今回の実習は、生徒さん達にとっても、非常に貴重な体験だったと思います。この実習を通して一人でも多くの生徒さんが「来て良かったな」と思っていただけたら幸いです。

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