日時 | 2006/11/18 |
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場所 | 神奈川県立川崎図書館 |
対象 | 15名程度(そのうち中学生1人、図書館関係者5名程度) |
担当者 | 岡島 |
皆さんが当たり前に使われている携帯電話や携帯ゲーム機、今後有望なロボット分野、気象観測や宇宙観測に使われる人工衛星。それらは各々、一見違うものに見えますが、実はシステムとしてみた場合、同じものだとみなすことができます。日本の誇る技術によって、これらは現在、小型化、高性能化しております。これらのものがどのような仕組みで成り立っているかを解説し、そしてそれらが連携することで、どのような未来が待っているかについて、今日はお話したいと思います。
小型ロボットKHR、小型衛星CUBESATを実際に持ってきてもらい(紙袋に入れてきたので、聴衆の皆様驚かれていました)、実際に聴衆の人に見てもらったりしました。携帯、ロボット、人工衛星というゼンゼン違う用途のものが、システムとしてみた場合、ほとんど同じものだということを話しました。1時間の講義のあと15分の休憩を挟んで質問のコーナーにうつりました。
実際には、講義の途中にも活発に質問がなされていろいろな議論が起こりました。面白かった話として、ロボットや衛星が進化するとどんな世の中になっていくかという質問に対する答えで、「この先の世の中としては、いままでHuman to HumanだったコミュニケーションにMachineが主体的に入るようになる」という見解がなされました。つまり、今…情報の生成を自発的におこなうのは、基本的に人間のみ。人間の生成した情報を集約してグーグルが検索。未来…人間以外の主体は、ロボットや人工衛星にインテリジェンス(人工知能)がつまれて、かれらが主体的に情報を収集し、人間以外の情報収集主体が現れる。ロボットや人工衛星にインテリジェンス(人工知能)がつまれて、それらば主体的に情報を収集し、宇宙を含めたこの世界の現状がリアルタイムに情報化されて、検索する時代になる。ということでした。全体的に、アットホームでいろいろな話、意見の交換が行われサイエンスカフェらしいサイエンスカフェができたと思っております。