日時 | 2006/7/29 - 30 |
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場所 | 東京大学木曽観測所 |
対象 | 上田・長野・飯山北・松本深志高校の生徒、計20名 |
担当者 | 宮田、石原、鳥羽 |
今回の星の教室には、長野県の4つの高等学校から、20名の高校生が参加しました。
まずは集合写真を撮るために全員集合!その後、105cmシュミット望遠鏡を見学しました。ドーム内では普段なかなか見ることのできない大きな望遠鏡を見学した高校生達からの感嘆の声が聞こえました。
1日目の実習は三段階のステップにわかれて行いました。実習1のテーマは「視覚を使って距離を求める」で、机の上で学ぶだけでなく実際に外でポールを使って実験を行いながら学んでいきました。続く実習2,3では、実習1で学んだ視覚の原理を応用し、実際に銀河の観測データを使って、個々の銀河までの距離を求めました。
そして、これらの知識を駆使して、「宇宙の年齢を求める」という最終課題に挑みました。この「宇宙の年齢を求める」という課題はなかなかの難問なのですが、極力ヒントは与えずに、高校生自身に精一杯考えてもらいました。友達同士で議論しあいながら、私達が考えつかなかった奇抜な意見などが飛び交っており、高校生の柔軟な考え方に面白さを感じました。
夜には星空の観望会をしました。自習中は曇っていたので心配でしたが、少し晴れ間が広がり観測会を行うことができました!少し薄雲がありましたが、地元では見ることのできない星空を見て、魅了されてしまったようです。
2日目の発表会では、今回の実習で学んだことを各班でまとめて発表してもらいました。同じテーマですがさまざまな視点から迫ったことにより、さまざまな意見が飛び交いました。自習中も発表中も、高校生は積極的に質問をしていました。彼らの「学びたい!」という姿勢をこれからも大切にし、科学の面白さを知っていくことを続けてほしいです。