日時 | 2007/3/26 - 27 |
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場所 | 東京大学本郷キャンパス |
対象 | 26日 生徒3名・引率教員1名 27日 生徒11名・引率教員1名 |
担当者 | 風間卓仁・賞雅朝子 |
広島県立尾道北高校の生徒14名が、研修の一環で東大キャンパスを見学しました。他の研修日程との関係上、26日に3名、27日には11名の高校生が東大を訪れました。両日とも、以下のような行程で見学会を実施しました。
本郷キャンパスの定番スポットを見学しました。尾道北高校の皆さんは、赤門・総合図書館・安田講堂・三四郎池など、東大の歴史ある施設に驚いている様子でした。行程中には、各施設の歴史についても簡単に触れました。安田講堂の「安田」の由来について説明したところ、皆さん感心した表情を浮かべていました。
弥生キャンパス内にある地震研究所に移り、地震・火山・地球内部に関する研究施設を見学しました。まず賞雅さんの研究室を訪問し、クリーンルームや分析装置を見学しました。普段めったに見ることのできない施設とあって、高校生の皆さんは興味津々な様子で装置に見入っていました。代表者1名には、白衣を着てクリーンルームの中に入ってもらい、試料分析の現場を体験してもらいました。
私(風間)の研究室では、重力の値を精密に測る絶対重力計を見学してもらいました。「重力計は埃が苦手だから、くしゃみなどはしないでね」と伝えていたので、皆さん非常に緊張した様子で装置を覗いていました。「重力値が9.8m/s/sではない」という事実や、火山分野での重力観測の応用例を説明すると、皆さん非常に感心した様子でした。
今回は、普段一般の人が見ることのできない研究施設や装置を中心に見学していただきました。高校生の皆さんの生き生きとした表情が、とても印象的でした。尾道北高校の皆さんには、これ以降の学習や進路決定の際に、今回の経験を参考にしていただけたらと思います。これからの勉強や卒業研究、がんばってくださいね!