毎年春に木曽観測所で開催されている銀河学校は、今年で10回目を迎えました。そこでその節目を記念して、これまでの全参加者を対象とした大々的な同窓会を木曽観測所で行いました。10回全ての参加者を含む約60名の卒業生が木曽観測所に集まりました。

1日目

日本各地から多くの卒業生が集まった銀河学校の同窓会は所長さんの挨拶からはじまりした。その後、これまでの銀河学校の歴史のお話や記念撮影、望遠鏡とのご対面と続きます。同窓生の皆さんは久々の観測所、久々の仲間、久々のシュミット望遠鏡を前にとても楽しそうにお話をしていました。

望遠鏡見学の後、室内ゲームとして自己紹介ビンゴというゲームをしました。期を越えた良い交流の場となりました。その後、ゲームで負けたチームの皆さんが中心となってつくった夕ご飯（カレー）を食べました。総勢60名前後の大夕食会、おいしいカレーを食べながら会話もはずみます。

夕食後は、観望会を行いました。幸いとてもきれいな星空が見え、この日はちょうどペルセウス座流星群の極大日だったのも重なって、たくさんの卒業生が外に出て夜空を眺め、語り合いました。夜食にはカップラーメン・スープ春雨が出され、満天の星空の下、夜食を食べる様子はとても印象深いものでした。その後は皆さん、思い思いの時間を過ごしました。

2日目

朝ご飯を食べた後、サイエンスステーションの紹介、天文の講演が行われました。

天文の講演では、銀河学校の歴史や実習内容も含めたお話ので、久々に天文学に触れた方も少なくなかったようで、リラックスしながらも熱心にお話しを聞いていました。

その後バスに乗り、赤沢自然養林へ移動し、バーベキューをしました。すぐ近くに川もあり、とても良い気分転換になったようです。

さらに、バスで開田高原総合運動場へ移動し、スポーツ大会を行いました。スポーツ大会では、所長班・宮田組・三戸軍団・森親衛隊の4チームに分かれ、大縄跳びとドッジボール大会を行いました。炎天下のスポーツ大会となりましたが大きな事故もなく、楽しく運動することができました。次の日、筋肉痛になった方もいたとか…

いい汗をかいた後は、再びバスに乗り、やまゆり荘へ温泉に入りに行きました。とても混雑していましたが、運動の疲れを癒してくれる気持ちのいい時間でした。

その後、観測所へもどり、小休憩をとった後、立食パーティーが行われました。2日目も終盤に差し掛かるこの頃になると、同窓生の皆さんにも堅苦しさが消え、期の壁を越えてさまざまな話をし、非常に良い交流会になったと思います。

立食パーティーの後は1日目と同じく観望会が行われました。曇ったり晴れたりと安定しない星空ではありましたが、それでも晴れたときは多くの流星が見え、流星が流れるたびに歓声が上がりました。2日目は同窓会最後の夜ということもあり、多くの方が遅くまで起きて語り明かしていいたようです。

3日目

こうして、2泊3日にわたる同窓会も無事終了し、同窓生の皆さんも別れを惜しみつつ帰っていかれました。同窓生の皆さんにとって一生の思い出に残るような同窓会になったのなら、とても幸いです。

関連リンク

• 銀河学校
• 東京大学木曽観測所