日時 | 2008/1/22 |
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場所 | 茨城県立守谷高校 |
対象 | 理科系進学クラス2年1組 35名 |
担当者 | 済藤 |
今回の出前授業では、東京大学大学院生の小野宜昭さんに、「銀河天文学の"最前線"-遠方銀河の果て-」というタイトルで講演していただきました。 古代インドやエジプトの宇宙観から始まり、現在分かっている宇宙の構造をMitakaを使用して紹介したり、またそのような宇宙の構造は一体いつできたのか、それはどのようにして知ることができるかをすばる望遠鏡による成果を交えてお話したりしていただきました。 地球からスタートして宇宙の果てまで行くというMitakaによる宇宙の旅には、みなさん興味を持っていたようでした。
今回は宇宙の構造に焦点をあてていたため、太陽は銀河系にあるたくさんの星のひとつに過ぎないことや、銀河系自体も宇宙にあるたくさんの銀河のひとつであること、そしてたくさんの銀河は網の目のような構造を作っていることなどを説明していただきました。途中、いかに宇宙がスカスカかという説明、例えば、太陽が野球のボールだとすると地球は1mmにも満たなくて、太陽から7m離れたところを公転している、といったことなどを聞き、生徒さん達は驚いてたようでした。
さらに、後半は小野さん自身の進路の歩み方について高校時代から現在までの道のりを、大学での時間割や生活スタイルなどを紹介しながらお話していただきました。 中には熱心にメモをとりながら聴いてくれてる生徒さんや、進路についての相談に訪れる生徒さんもいました。
今回の講演が、進路について考えていく上で生徒さん達の良い刺激になったのではないかと思います。