日時 | 2008/8/24 |
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場所 | 日本科学未来館 |
対象 | 25人 |
担当者 | 宮田(英)、市川 |
今回の出前授業は「見えないけど確かにある!!“電波の世界”」と題し、電波を聞く実験を通して電波について学んでもらいました。25名の方が来て下さり、中学生が多かったですが年配の方の姿も見られました。中学生の中にはノートをとる方も多く、皆真剣に聞いてくださいました。
授業は、まず電波が電磁波の一種なのだということを、分光器を用いて説明するところから始まりました。そして、電磁波とはどういうものであるのか、身近なものから例を挙げたり、コイルの中に磁石を出し入れすることによって誘導電流が流れる実験を通して学びました。実験では、参加者が検流計の針がふれるのをまっすぐに見ていたことが印象的でした。
実習では、電磁誘導の原理を用いた簡単なアンテナを各自一つずつ作りました。アンテナ作りに使った材料は導線・クリスタルイヤホン・ダイオードで、それぞれの役割についての説明もしました。少し難しい部分もあったかもしれませんがそこに興味を持つ方もいて、また違った物理学の理解を少しでも深めてくれたと思いました。アンテナが完成すると教室内を動いてもらい、どんなものから電波が聴こえるか試しました。興味深そうに様々なものを聴いていて、子供に負けず大人の方も強い関心を持っておられました。
最後の質問コーナーでは、紫外線など電磁波一般の質問が多く、個人の疑問に丁寧に答えられていました。いろんな世代の方に楽しく電波について学んでいただけた授業になったと思います。