日時 | 2008/7/20 - 21 |
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場所 | 東京大学木曽観測所 |
対象 | 長野県屋代高等学校31名 |
担当者 | 宮田(隆)、青木(す) |
今回の星の教室には、長野県屋代高校の理数科クラスの2年生、31名の高校生が参加しました。実習内容は過去に行われた星の教室と変わりませんので、割愛させていただきます。
実習3「宇宙の年齢を求める」ではノーヒントで考えてもらいました。グラフの意味や宇宙の年齢の求め方などを班で議論し、たとえ行き詰っても粘り強く取り組み続ける姿が印象的でした。また22時頃に作業を終了しましたが、どの班も日付が変わるまで熱心に議論を続けていました。
発表会では宇宙年齢を求めることに留まらず、地球が宇宙の中心であるのか、宇宙膨張の速さは時間変化するのか、宇宙の果てはどうなっているのか、宇宙の過去・現在・未来など様々なことについて考察しており、高校生の発想の柔軟さに驚かされました。また非常に多くの質問があり活発に議論する姿が見られ、予定時間を大幅に過ぎるほどの盛り上がりをみせました。
今回の実習を通して、普段の授業では中々体験することの出来ない問題を解決する難しさや面白さを知ることが出来たのではないかと思います。また、この経験を生かし、答えが簡単に出せない問題に出会ったときにも諦めずに挑戦し続ける姿勢を持ち続けてほしいと思いました。