日時 | 2009/11/1 |
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場所 | 産業技術総合研究所臨海副都心センター 別館 |
担当者 | 金澤、小森 |
サイエンスアゴラにて、パネルディスカッションを行いました。今回は、日本各地において大学生や大学院生を主体とした様々な科学コミュニケーション活動の紹介を行ないました。そして観客を交える形で、「学生主体で科学コミュニケーションを行う意義」や、「団体間のネットワークを作ることの可能性」についてパネルディスカッションを行いました。
登壇者は竹沢悠典(名古屋大学)、飯島玲生(大阪大学/Scienthrough)、金澤 慧(東北大学/Science Station)、山本俊介(京都大学/井戸端サイエンス工房)、東田大志(京都大学/ビラがパズル)、豊田丈典(東京大学/0to1)、音野瑛俊(東京大学/出張授業支援プロジェクト)でした。
パネルディスカッションでは、達成したい目標、モチベーション、苦労や思い出などについてフリップに書き各団体の特色や活動内容について紹介いたしました。その後、そのフリップに書かれた内容に関して会場や団体間で深く議論することができました。特に、いかに組織を維持してゆくのか?という点については各団体共通の問題を抱えているようです。後の人材を得るために活動の場をしっかり持つことと、周囲の理解やサポートの重要性が大切との意見が多く聞かれました。他にも、大学・指導教官・研究室との関係や資金、団体間の人材交流にまで話は及びました。 今後は、各団体が集まる機会と年度ごとの活動実績や構成員の情報を集積することによって連帯感を生み出せないだろうか、という1つの共通目標を持つこともできました。
このパネルディスカッションを通して、各団体は他の団体から自分の団体にない意見や情報を得ることができ、参加してくださった方に活動の理解を得ることができたのは大きな成果でした。他にも、様々な立場の方から建設的な意見をいただき、団体間協力・団体を超えた新たな活動への第一歩を記した貴重なイベントとなりました。
サイエンスアゴラとは各地で活動するNPOや企業、公的機関、大学研究室などの団体や、ボランティア活動や研究を行う個人が、シンポジウム・ワークショップ・ショー・展示など 多くの企画を出展するイベントです。あらゆる企画を通じて、サイエンスと、サイエンスが社会にもたらす影響やサイエンスにまつわる様々な問題について、共に考え、楽しむ双方向のコミュニケーションを行っています。