日時 | 2009/1/25 |
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場所 | 日本科学未来館 |
対象 | 日本科学未来館友の会会員23名 |
担当者 | 伊藤英男 |
東京大学宇宙線研究所の伊藤英男さんによるカフェセミナーが、「素粒子物理学のパイオニアから最先端の研究まで」というテーマで行われました。参加者は日本科学未来館友の会会員の皆様23名で、10代から70代を超える方まで幅広い年代の方が参加されました。
2008年ノーベル物理学賞を受賞しました南部博士、小林博士、益川博士の理論物理学者がそれぞれどのようにしてノーベル賞へと至ったのか、その功績について紹介しました。また、「私たちの世界は何から出来ているのか」ということを簡単な例を使って説明し、普段はあまり触れることの無い素粒子の世界を身近に感じてもらえる授業となりました。
講義の間中、参加者の皆様は熱心に耳を傾け、積極的に質問をしたりノートをとるなどして、「学ぼう」という姿勢の強さと関心の高さがうかがえました。お話が終わった後も質問をしている姿が見られ、それぞれの好奇心を刺激するような楽しい時間を過ごしていただけたように思われます。
そして授業アンケートでは「素粒子とは?」「対称性とは?」といった疑問に対しての理解が深まったこと、そして新しい発見をしたことによって更なる疑問・興味がふくらんだ、というようなご意見や感想を沢山いただきました。現役の研究者によるお話は、世代を超えた参加者の皆様にとって、素粒子物理学の門戸をたたく良いきっかけとなったのではないでしょうか。
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今回出前授業の機会を提供してくださった日本科学未来館には、感謝の意を表します。