日時 | 2009/12/20 |
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場所 | 日本科学未来館 |
対象 | 日本科学未来館友の会会員17名 |
担当者 | 大木 尾上 |
今回の出前授業は「移動ロボットのテクノロジー」というテーマで東北大学大学院の大木健さんが行いました。参加者は日本科学未来館友の会員17名で、内訳は中学生12名、高校生1名、大人4名と若い方が中心でした。
授業は始めに講師とアシスタントの簡単な自己紹介の後、まずレスキューロボットの話をしました。その後、レスキューロボットにおいて大切なセンシング、経路探索、起動能力の3つの要素のうち、経路探索を中心にして授業は進められました。
途中の実習では、距離変換による経路探索を自分たちで実際にやってみようということで課題プリントを配布し、スタートからの距離に応じた値をマス目に埋めていき、スタートからゴールまでの最短経路を求めました。この課題には皆さんとても真剣に取り組んでいた様子で、中にはこちらの指示が出る前に、どんどん次の課題へ進んでいた方もいらっしゃいました。
その後は、コンピュータシュミレーションによる経路探索の話に移りました。複雑な環境や、障害物が移動する環境でロボットが経路探索するシュミレーションに多くの方が興味をもって見入っていた様子でした。
今回の参加者の方々は授業をとても楽しんで下さったようで、授業後に講師の大木さんに熱心に質問する方がいらっしゃったり、アンケートでは立体の障害物はどう乗り越えるのか、普段使っているソフトが知りたいなどといった声もありました。短い時間でしたが、とても有意義な時間が過ごせたのではないかと思います。
ちなみに、画像はクリックすると大きくなります。
今回出前授業の機会を提供してくださった日本科学未来館に、感謝の意を表します。