日時 | 2009/8/17 - 18 |
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場所 | 長野県総合教育センター(長野県塩尻市) |
対象 | 長野県野沢北高等学校 39名 |
担当者 | 三戸、黄、青木 |
今回の星の教室には、長野県野沢北高校の2年生39名が参加しました。実習内容は 過去に行われた星の教室と変わりませんので、割愛させていただきます。また今回初めての試みとして、木曽観測所以外の場所で実施されました。
実習3では、宇宙年齢を求める前に、まずは宇宙が始まってから現在までどのようなプロセスを経たのかを考えようとする姿勢に驚かされました。ただ中々結論に辿り着くことができず、悶々としている様子が伝わってきました。それでもテキストを読み返したり班の枠を超えて議論するなど、諦めずに挑戦する姿が印象的でした。
夜は天候に恵まれたため、施設の望遠鏡を使用させていただき観望会を行いました。また流星や都会では見ることの出来ない星空に歓声を上げる姿が彼方此方で見られました。
発表会では、求めた宇宙年齢や宇宙像について各班工夫を凝らしたプレゼンテーションを行いました。短い時間の中で自分たちの考えを伝えることの難しさを実感していたようです。
最後にはまとめの講義が行われましたが、まだ納得していない表情の生徒さんが多かったように思います。これは施設の消灯時間のために、議論する時間を十分に確保できなかったことが理由の一つと考えられます。今後木曽観測所外で実施する際には、実習内容や時間配分の見直しを行う必要がありそうです。
今回の実習は、答えが簡単に出せない問題に取り組むという貴重な経験になったのではないでしょうか。これをきっかけに、これからも科学に興味を持ち続けて欲しいと思いました。