地震研究所で行われている研究についての解説

尾道北高校地震研究所見学

日時2010/7/29
場所東京大学地震研究所
対象生徒4名
担当者竹本、宮林、賞雅

内容

広島県尾道北高校の生徒さんが研修旅行の一環で、地震研究所を見学しました。

まず地震研究所で行われているラボツアーの一部を、宮林と竹本が案内しました。緊急地震速報で地震が来たときに実際どのようなサイレンが鳴るのかや、 地震計からリアルタイムに送られてくる波形を観察しました。広島県ではあまり大きな地震を体験されたことはなかった皆さんですが、中越沖の地震が起きたときの緊急地震速報を体験したりしながら、地震について紹介をしました。 津波発生装置や、P波・S波の観測装置をみた後に、地震研の建物の免震構造が実際にどうなっているかを見学しました。 地震研の建物の柱の下にはゴムが挟んであり、それ以外はすべて地面から離れている様子を見て、皆さん驚いていた様子でした。

緊急地震速報について説明をうける様子
緊急地震速報について説明をうける様子

その後は地震研究所での研究紹介や、事前に頂いていた質問事項について説明していきました。特に地震の予測と防災などに興味があった生徒さんが多かったようです。竹本や宮林が行っている研究や、竹本が実際に行った地震の被災地の様子や、地震が起きてからの研究者の忙しさなどを紹介しました。

2時間の短い時間でしたが、初めて見る免震構造や地震の観測の様子を知ることができて、有意義な時間が過ごせたのではないかと思います。

P波・S波の観察
P波・S波の観察

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