日時 | 2012/10/20 |
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場所 | カラコロ工房 (島根県松江市) |
参加者 | 約 30 名 |
担当者 | 穂坂、高橋、鳥羽、浅岡、市川、村川、田中、飯田 |
今年も「サイエンスカフェin松江」を「身近に潜む科学~2012年を振り返る~」をカフェタイトルに、松江市カラコロ工房で行いました。
サイエンスステーションからのスタッフの他にも、松江北高校の理数科の生徒の発表もありました。
最近話題となっているabc予想とは何かについて、一般の人でもわかるように簡単な数字で例を出すなどして、紹介しました。abc予想はその証明が正しいかもわからないような難しい問題で、もしその証明があっているなら、abc予想を理解している人は世界にたった一人で、その難しさを皆さん実感している様子でした。
今年の5月にあった天文イベントとして注目された金環日食の話や、私たちにとって一番身近な恒星、太陽についての話を、たくさんの写真と動画もいれて紹介していました。
身近な話で、皆さん聞き入っている様子でした。特に、もし大規模な太陽フレアが起こるとオーロラが見れるかもしれないという話で、「オーロラ見たいですよね?」という問いかけに、たくさんの方がうなずいており、皆さんとても楽しそうでした。
このお話は、松江北高校の理数科の生徒が行いました。半年かけて行ったマツモの塩分濃度別の成長率とそこから考えられる現在の堀川の関連性が話されました。地元の話題ということもあり、松江北高校の生徒や地元の方々から増えているマツモの分布や対処の必要性など熱心な質問が飛びました。これからも研究を続けていってほしいです。
理系女子からの生で率直な考えなどを聞いて、理系を目指す高校生の女の子などにとって、ためになり、勇気を持たせてくれるようなお話でした。一般的に男性が多いように思われる理系ですが、女性も同じように「研究したい。」や「開発したい。」などの夢を持っていました。会場のみなさんの意見を聞いたりなど、交流しながらのお話でした。
会場ではスタッフが持ち寄った書籍や様々な石などのサイエンスグッズも展示しており、たくさんの人が興味深そうに見ていました。
どのお話も身近な科学について会場の皆さんにわかりやすく伝わっていたようでした。今回のカフェが、サイエンスを考える機会とな1り、興味を持っていただけていたら幸いです。
お忙しい中お越し頂き本当にありがとうございました。今後もサイエンスステーションの応援をよろしくお願いいたします。
本イベントは島根県立松江北高等学校と共催で行い、同校の先生方に多くのご協力をいただきました。厚くお礼申し上げます。