日時 | 2013/8/27 |
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場所 | JAXA相模原キャンパス |
対象 | 高校1,2年生36人 |
担当者 | 鳥羽、西原 |
横浜緑ヶ丘高校の1,2年生の生徒に対してJAXA相模原キャンパスにおいて出前授業を行いました。「宇宙科学研究所で日本の宇宙探査を学ぶ」というタイトルで90分の講義と、JAXA相模原キャンパスと相模原市立博物館において見学を行いました。
講義は大きく前半と後半にわかれ、前半ではどの波長の電磁破で観測するかによって得られる情報が異なるので、様々な波長で宇宙を観測することが大切であること、しかし天体から届く電磁波の多くは地上に届かないため望遠鏡を宇宙に持っていくことが必要だという話をしました。その後、赤外線天文衛星「あかり」の具体的な話も含めた赤外線を用いた探査について紹介しました。
後半では、イプシロンロケットや「はやぶさ2」、SPICAなど、これから打ち上がる予定の次世代宇宙探査の紹介を行いました。 講義は生徒参加型ということで質問に対して数人の生徒に答えていただくという場面もあり、楽しげな雰囲気で行われていました。 また大学生活や進路の話も行い、生徒たちが苦手だからという理由で興味のある分野に進むことを諦めないでほしいというアドバイスを真剣に聞いている様子が見られました。
JAXA相模原キャンパスではロケットや様々な探査機について、相模原市立博物館では小惑星探査機はやぶさについての展示があり、生徒たちは興味深そうに見学をしていました。
当日はパブリックビューイングで見届ける予定だったイプシロンロケットの打ち上げが中止になり生徒たちは残念がっていましたが、講義と見学を楽しめたという声が多く聞かれました。