日時 | 2013/8/17 - 18 |
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場所 | 日本科学未来館 |
担当者 | 田中、卯田、深瀬、鳥羽、村仲、末松、高山、所、沖中、植村 |
8月17・18日に日本科学未来館で開かれたサイエンスリンク主催の「サイエンスリンク~科学の海へダイブしよう!!~」にScienceStationから携帯電話をテーマにしたブースを出展しました。
「夏×自由研究 ~携帯のウラガワ~」と題して、携帯電話の分解コーナーと携帯電話の仕組みを体感できるコーナーで身近な携帯電話の「ウラガワ」を知ってほしい、というブースです。
携帯電話の分解コーナーでは、実際に分解された携帯電話のパーツや分解の様子を撮影したビデオで日常では感じにくい携帯のウラガワを、目と手で感じていただきました。そしてタブレットに表示した携帯電話分解ゲームで、来場されたみなさんと一緒に携帯電話を分解するにはどうしたらいいのか、考えながら携帯電話の構造を伝えました。
小さなお子さんが多く来場されましたが、我先にとボタンを押そうとするほど携帯電話分解ゲームは大好評でした。普段は携帯電話にあまり触れない小さなお子さんですが、携帯電話の分解ゲームの正答率が高かったことにはスタッフも驚かされました。分解されたパーツの中にはプニプニしたキーボードシートや、小指の爪より小さいのに携帯電話を振動させるバイブレーターなど面白いものが多く、お子さんはもちろん、親御さんも興味津々にパーツを手にとっていたのが印象深いです。
分解ゲームの後に500mlのペットボトルで最初期の携帯電話の重さを体感していただきました。その重さ8kg。スタッフがサポートしながら、小さいお子さんがなんとか持ち上げてから、こんな携帯電話ほしい?と聞くと「ほしい!」という返答が。健康によさそうだからとのことで、8kgという重さもポジティブに捉えていました。
携帯電話の仕組みを体験できるコーナーでは、AMトランスミッタとラジオを使って、疑似携帯電話を作り、二人一組で対話をしてもらいました。
まずは、糸電話の体験。次に、糸電話の糸を切った場合には、対話ができないことも確認してもらいました。それを踏まえて、疑似携帯電話を体験してもらいました。お子さんたちは、離れていても会話ができることに驚いていたようです。スタッフから解説をするのではなく、質問をしながら「何でだろうね?」と一緒に考えながら体験してもらいました。例えば、「地下鉄で携帯電話が繋がらないのは何でだろうね?」と訊いたら、「見えない線がバリアされちゃってるんだよ」と答えてくれた3年生もいました。
大体、1グループ15分ぐらいのサイクルで、終わるときに「もう終わり?」と言って帰る子が何人かいました。「もう終わり?」と言ってくれるのはスタッフとして有難い限りです。
他団体では「見せる」実験が多かったのですが、私たちは自分自身で体験してもらう形式だったので、対象の数は少なくなってしまいましたが、個々人に合わせた丁寧な説明がでたように感じます。来場された皆さんが携帯電話の中身や仕組みを通して、モノづくりに関心を持ってもらえたら嬉しいですね。