日時 | 2014/10/12 - 13 |
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場所 | 東京大学木曽観測所 |
参加者 | 小学生 8名、保護者 11 名 |
担当者 | 宮田、村仲、西原 |
足立区ギャラクシティが企画した、足立区に住む小学生とその保護者を対象にした東京大学木曽観測所訪問企画「ギャラクシティ星空教室~木曽観測所 親子天文教室~」を行いました。1泊2日のスケジュールで、木曽観測所の施設見学及び、参加者の天文学への興味をより高められるような実習と講義を行いました。
開校式の後、105cmシュミット望遠鏡のドームに移動し、望遠鏡の見学と講義を行いました。
次に、木曽観測所の付近にある名古屋大学太陽地球環境研究所(STEL)の大きな電波望遠鏡を見学に行きました。太陽風などを観測しているこの電波望遠鏡は、可視光を観測する木曽観測所のシュミット望遠鏡とは違い「アンテナ」になっていて、見た目が明らかに違います。参加者の皆さんには、世の中には色々な望遠鏡があるということを知ってもらえたと思います。
所内に戻り、CDを使った簡易分光器を作る実習を行いました。太陽光は白(無色)に見えるが、様々な光が混じり合ってそのように見えていること、そのように混じり合った光を分光器によって「わける」ことができて、天文学でもこの原理が生かされている、という解説をしました。
国立天文台が開発した、天文学の様々な観測データや理論的モデルを見るためのソフトウェア"Mitaka"を用いた講義を行いました。太陽系や小惑星の発見方法など、比較的小学生に身近なテーマを扱いました。2枚の画像を示してどれが小惑星なのか探してもらうなど、ただ話を聞くだけにならないよう工夫しました。
最後に木曽観測所の観測室の見学をし、修了式となりました。
1泊2日の限られた時間ではありましたが、都内では味わえない自然に囲まれた環境で天文学に触れたことが、貴重な思い出になってくれれば幸いです。