日時 | 2017/8/19 |
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場所 | 東京大学本郷キャンパス |
対象 | 銀河学校卒業生70名程度 |
担当者 | 谷口、村仲、植村、大島、島、三平、金子、坂井、島田 |
NPO法人Science Station(以下SS)では毎年春に東京大学木曽観測所にて『銀河学校』を開催しています。銀河学校は高校生を対象とした天文学実習で、この春で第20回目の開催を向かえました。この銀河学校の長い歴史を祝して、東京にて記念式典並びに同窓会を開催しました。
同窓会を始めるにあたり、銀河学校20周年を祝した記念式典を開催しました。式典では最初にSS理事長であり東京大学名誉教授でもある吉井理事長が講演を行いました。吉井理事長の講演では、銀河学校やSSの歴史に触れたお話が多々あり、出席者各位は各自の銀河学校経験に思いを馳せながらお話を聞いていたようでした。続いて、2010年前後の銀河学校において複数回に渡り関わって頂いた東京大学理学系研究科附属天文学教育センター助教の酒向先生にご講演頂きました。酒向先生のご講演では、銀河学校のことから話を始め、木曽観測所の望遠鏡に新たに取り付けるために先生が開発されているカメラであるTomo-e Gozenに関する話にまで渡っていました。今では天文学以外の様々な分野で活躍している同窓生も多いですが、それぞれが現在の天文学や木曽観測所の状況に関心を持って聞いていたようでした。
式典終了後、同窓生の間の横と縦の繋がりを深めるべく、交流企画を行いました。銀河学校は既に20年にも渡る長い歴史を持つので、同窓生の年齢の幅は広く、高校生から既に大学を卒業し社会人や研究者となった人までいます。この貴重な機会を活かして縦の長い繋がりを作るために、まず最初にクイズ大会を始めとするチーム対抗企画を行いました。最初は初対面同士で緊張していたように見える参加者たちも、企画を通じて次第と打ち解けていったようでした。
続いて、チーム対抗企画で形成された縦の繋がりや、あるいは銀河学校同期間の横の繋がりを深めるため、立食形式の夕食会を開催しました。ここでは参加者相互の交流が一段と深まり、終わる時には別れを惜しむ声が多々見受けられました。分野を超えて交流する大学生や、研究者に積極的に質問をする高校生らの姿が大変印象的でした。