『サイエンスカフェ in 松江』のホームページです。

最終更新日::2007.12.05

詳細

日時::2007年12月15日(土)14時〜17時
会場::カラコロ工房JR松江駅よりバス8分(京橋降車)
アクセスの詳細はこちら

定員::50席程度
参加費::無料
来場にあたって、事前申し込みの必要はありません。
当日会場へ直接お越しください。

主催::NPO法人サイエンスステーション
協力::島根県立松江北高等学校

当日のプログラム
time talk
14:00~ 「太陽系外に地球を探せ!」
15:00~ 「サイエンスとしての地理学」
16:00~ 「物質は幽霊?超ミクロの世界の怪奇現象」
各プログラムは前半30分はトーク、後半30分は自由な質疑応答、フリートークです。
お茶を飲みながら、若手研究者と話す機会です。


プログラムの詳細

14:00〜「太陽系外に地球を探せ!」
(藤原英明:東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程1年)

みなさんは「第二の地球」があると思いますか?宇宙のどこかに、私たち以外の生命が存在すると思いますか?そういった太古からの大問題を解くための"第ゼロ歩"として、「太陽系外の惑星探し」があります。そして近年の天文観測から、私たちの住む太陽系以外にも惑星がぞくぞくと発見され、惑星系も様々な個性を持つことが分かってきました。この授業では、太陽系外の惑星探しの方法やその最新成果を紹介しながら、宇宙生命の存在可能性について、みなさんとともに考えていきたいと思います。

15:00〜「サイエンスとしての地理学」
(小森真里奈:奈良女子大学文学部国際社会文化学科地域環境学専攻3回生)

地理と聞くと、「地理=社会」というイメージがありませんか?確かに、高校では地理を社会科として勉強してきたと思いますし、大学でも地理が文系に所属しているところもあります。ただ一方で、地理が理系に所属している大学もあります。それは、地理学の中に文系分野の地理学と、理系分野の地理学が存在しているためともいえます。今回は、サイエンスとしての地理学である「自然地理学」とは何かを紹介していきたいと思います。そのために、私がフィールドワークで調査した「海岸段丘」についての内容を中心としながら、私が今大学で触れている「自然地理学」の一端について具体的に紹介していきます。是非皆様に、サイエンスとしての地理学に興味を持っていただき、語りあえればと思っています。

16:00〜「物質は幽霊?超ミクロの世界の怪奇現象」
(山崎詩郎:東京大学物性研究所ナノスケール物性研究部門博士研究員)

10億分の1mの超ミクロの世界に旅立ちましょう。そこでは非常に小さな粒、原子や電子、クォークが主人公です。そこはただ小さいだけの世界ではありません。常識が全く通用しない摩訶不思議な世界なのです。「壁を通り抜ける電子」、「同時に存在する二つの現実」、「生まれては消える物質」とは…。超ミクロの世界の怪奇現象をアニメーションの力を借りてともに体感しましょう。


『サイエンスカフェ』とは?
科学の知識は本やインターネット、講演会などでも得ることができます。 しかし、生の科学の面白さを肌で感じるにはどうしたらいいでしょう? それには、実際に研究に携わっている研究者と直接話すのが一番良いかも知れません。 そんなおしゃべりする機会を提供するのが『サイエンスカフェ』です。 『サイエンスカフェ』は10年ほど前にイギリスやフランスで始まりました。 街角のカフェやオープンスペースなどを用いて、 飲み物を片手に気楽に科学を話題にお話しする場です。 講演ではなく、Q&Aや会話を重視するため、少人数で双方的に行われます。 このスタイルは成功し、今日では世界中の国々に広まっています。

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『NPO法人サイエンスステーション』(主催)について
『NPO法人サイエンスステーション』は東京大学木曽観測所の天文体験セミナー『銀河学校』卒業生が中心になって立ち上げたNPO(非営利活動)法人です。高校への出前授業や科学セミナーのサポート、サイエンスカフェの開催等を通して科学教育普及活動を行っています。この活動は天文に限らない様々な自然科学分野に広がりました。今回お話をするのは天文、地理、物理の研究を行っている大学生、大学院生、研究生などの研究者の卵です。

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昨年の『サイエンスカフェ in 松江』の様子


『サイエンスカフェ in 松江』のポスター

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