1. このイベントについて
☆サイエンスカフェとは
科学を専門とする人と一般の人々が、カフェなどでコーヒーを飲みながら、科学について気軽に語り合う場のことです。授業や講演会と違い、科学を専門とする人と一般の人が相互にコミュニケーションを取りながら、科学についての理解を深める場です。
☆科学の「おもしろさ」を感じよう
科学の「おもしろさ」を感じたことはありますか?学校の授業や普段の生活ではなかなか知ることができない、科学の「おもしろさ」や科学の「最先端」のお話をサイエンスカフェでは、それを研究している人から直接聞くことができます。研究している人だからこそ気が付けた科学の「おもしろさ」や、今一番ホットな話題など、普段の生活では聞けない話がたくさんありますよ。きっとあなたも科学の「おもしろさ」に気が付けます!
2. 開催日時・場所
日付 | 2013年11月16日(土) |
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時刻 | 13:30〜16:30 |
場所 | カラコロ工房地下1階 地下大金庫室 第1ギャラリー |
参加料は無料で、途中での入退場は自由です。お気軽にお越しくださいませ。アクセス方法につきましては、カラコロ工房のウェブサイトをご覧ください。
3. プログラム
当日のプログラムは以下を予定しております。
- 1 .「やわらかい」幾何学入門 (スピーカー: 穂坂 秀昭, 東京大学大学院数理科学研究科 博士3年)
- 突然ですが問題です。コーヒーカップとドーナッツは仲間どうしですが、ワッフルは仲間はずれ。一体なぜでしょう?
正解は「穴が開いているから」。当たり前のことを言っているように聞こえるかもしれませんが、実はこの「穴」が、現代数学ではとても大事な役割を果たします。今回のお話では、「図形の穴の数」を通じて、「位相幾何学」と呼ばれる分野をご紹介します。 - 2. 納豆は世界を救う! (スピーカー: 松江北高校理数科1年生のみなさん)
- 私たちは,納豆に含まれる粘り成分ポリグルタミン酸の凝集効果について研究しました。私たち日本人にとってなじみのある納豆で地域,日本,世界の川や池の水質汚染の問題を解決したいと考えています。いろいろと試行錯誤しながら実験を行いました。是非,興味をもってもらえると嬉しいです。
- 3. 人間と電子機器の対話 (スピーカー: 浅岡 宏光, 名古屋工業大学大学院工学研究科 修士1年)
- アナログとデジタルはよく比較されることがありますが、どちらが優れているのでしょうか?実は、皆さんが使っている機器はどちらかの技術だけでは成り立っていません。では、それぞれにはどのような特徴があるのでしょうか?簡単に、紹介をしていきたいと思います。
- 4. 天体観測カメラと写真乾板 (スピーカー: 三戸 洋之 東京大学木曽観測所)
- 東京大学木曽観測所シュミット望遠鏡の最大の特長は視野が広いことです。この特長をいかした観測装置が、これまでたくさん作られてきました。今回のサイエンスカフェでは、その中から、1974年の開所当時から1998年までに撮影された写真乾板の中の数枚と、1998年から2012年まで約20万枚の画像データを取得したCCDカメラ「2KCCD」を展示します。木曽観測所の紹介と合わせてお聞き下さい。
4. お問い合わせ
本イベントに関するお問い合わせがございましたら、メールを cafe2013 [atmark] sciencestation.jp までお送りください ([atmark]の部分を @ に置き換えてください)。
5. NPO法人サイエンスステーションについて
『NPO法人サイエンスステーション』は、東京大学木曽観測所の天文体験セミナー『銀河学校』卒業生が中心になって立ち上げたNPO (非営利活動) 法人です。高校への出前授業や科学セミナーのサポート、サイエンスカフェの開催等を通して科学教育普及活動を行っています。
主催: NPO法人サイエンスステーション / 共催: 島根県立松江北高等学校
