A班の口頭発表

第10回日本天文学会ジュニアセッション

日時2007/3/25 - 27
場所国立オリンピック記念青年少年総合センター
対象生徒17名
担当者三戸、鳥羽、宮田隆、金澤、宮田英

内容

2008年3月25日に行われた日本天文学会第10回ジュニアセッションに、銀河学校2007で実習を行った高校生の一部が参加しました。サイエンスステーションではこれらの高校生に対し、実習内容をさらに追及すべく研究指導、発表の指導を行いました。また、会場等での引率を行いました。 高校生が学会での発表を行う際の大きな問題は、旅費の負担の問題です。銀河学校参加者は全国からやってくるので、学会やその直前の準備へ参加するにも旅費や滞在費がかかってしまいます。経済的な理由で学会への参加を断念するような事が無いよう、サイエンスステーションでは昨年に引き続き、ジュニアセッション参加者への旅費および宿泊費の一部を補助しました。

A班の口頭発表

研究指導

ジュニアセッションで、銀河学校2007で実習を行った3つの班が発表を行いました。サイエンスステーションでは、各班に人員を配して指導に当たりました。各班の発表タイトルは以下です。

  • A班 「彗星の正体」
  • B班 「太陽系は星団に属しているのか」
  • C班 「様々な銀河」
B班の口頭発表
B班の口頭発表

参加した高校生は全国各地から集まった19名でした。普段はメールやチャットで連絡を取り合いながら研究を進め、 2006年8月と発表直前の2007年3月に木曽観測所に集まり、 研究のまとめと発表準備を行いました。

C班の口頭発表
C班の口頭発表

各班単位で、三鷹の天文学教育研究センター及び木曽観測所で、発表準備を行いました。一部の班は、夏にも集まって準備をしたり、ネットで情報を共有したりして準備を行ってきました。そこで準備してきたものや、銀河学校2007でまとめたデータをもとにして、ポスター発表用のスライドと、口頭発表用のパワーポイントを作成しました。口頭発表が1グループ3分間と、持ち時間がとても短かったのでスライド内容の精選に苦労していました。 ジュニアセッション当日。ジュニアセッション会場・ポスター会場でそれぞれ発表を行いました。口頭発表では緊張した様子でしたが、内容はまとまっておりスライドも見やすく、良い研究紹介が出来たように思います。ポスターセッションでは、研究成果を伝えようとする一生懸命な姿が印象的で、タイからの参加者や他の学校の参加者にも説明していました。こちらについては、交流の様子の写真をご覧ください。また、過去に銀河学校を卒業・ジュニアセッションで発表されたOB・OGの方も何人か来られ、そうした人々との交流が出来たことも高校生にとって有意義なことだったのではと思われました。

準備風景
準備風景

最後に、このジュニアセッションでの発表を通じて、科学に対してさらに関心が深まった参加者が多くいたようで、彼らが科学を将来に渡って考えていくきっかけになったのではないかと、非常に嬉しく思いました。さらに、そうした同じ意識を持った参加者同士の繋がりが出来たことも、良かった点だと感じました。

ポスターセッション
ポスターセッション
タイからの参加者の交流の様子
タイからの参加者の交流の様子

※ジュニアセッションの発表内容については当サイトの『銀河学校2007』の記事、または、『日本天文学会』ホームページの『第10回ジュニアセッション』の記事を参照下さい。

ジュニアセッション参加者の感想

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

銀河学校2007が終わる頃、グループ内で、来年行われるジュニアセッションに参加するかどうかという話し合いがありました。結果、参加することになり、私はリーダーをやらせていただくことになりました。

しかし、私は内心「グループの中には来年受験を控えてる人が自分を含めて4人もいてちょっとした事を手伝うことでさえ厳しい中残るメンバーだけで色々とこなしていくのは結構厳しいだろう」と思っていました。

しかし、受験生以外の皆は、コーチの方々に協力していただきながら、夏合宿を行ったり個人個人でデータの修正や発表内容を考えてくれるなど、とても頑張ってくれていました。

私は、リーダーの仕事を全然果たせていないだけでなく、今誰が何をやっているのかが全然わからない状態になるほど皆に頼りきっていたので、「流石に少しはやらなければ!」と思い、データ処理をやることにしました(少しは役にたてたかな…?)。

ジュニアセッション3日前から木曽観測所に行き、皆でデータの最終チェックやポスター作成、発表の文章を考えたりしました。

皆が協力し合って進んで作業をしていたので、スムーズにいったと思います。

そして当日、緊張しながらも皆でお揃いのTシャツを着、どんな人にもわかりやすいようにを目標にして頑張りました。

途中少しドタバタしてしまいましたが、私的には、結構上手くいったと思っています。

終わってみればあっという間でしたが、今回、色々と忙しい中、発表を成功させることが出来たのは、メンバーやコーチの方々の仲がとても良く、みな理解し合っていた、すごく良い人達だったからだと思います。こんなに素晴らしい経験ができたのも皆のおかげです。

ありがとう!

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

僕は、東京大学付属木曽観測所で行われた「銀河学校2007」に参加し、そこで行った研究について発表しました。天文学には以前から興味があったのですが、学校で地学の授業がなくて、気ままに調べたことくらいしか天文について知識はありませんでした。しかし、「銀河学校2007」に参加し、ジュニアセッションで発表するということを通して、曖昧な知識も自分なりに整理できたと思います。

さて、今回のジュニアセッションではタイからも発表者が来るとのことでしたので、英語でも資料を作成しました。僕にとってはじめての英語で作った資料となりました。班員と協力して発表の準備をしたこともよい思い出です。発表当日は、他の班の発表を聞いて回ったことが印象に残りました。特に、タイの方方とポスターセッションで話したことが初めての英語だけのコミュニケーションとなり印象深かったです。実践的な英語力が乏しくて、たどたどしい会話になってしまい、相手の研究内容も大まかにしか解らないという有様でした。相手の英語力には脱帽するばかりでした。また、他校の友人もできよかったです。

ジュニアセッション全体を通して学んだのは、工夫するということです。研究の仕方、発表の仕方、資料の作り方等々には多くの工夫が凝らされ楽しむことができました。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

私は銀河学校2007に参加し、B班として「太陽系は星団に属しているのか」をテーマに、研究・発表を行いました。今回のジュニアセッションの発表に向けて、インターネットを通じて情報のやり取りを行い、準備を進めました。ジュニアセッションが近づいてからは、木曾観測所に泊まり込みで発表の準備を行いました。本番直前までプレゼンや原稿の編集をやり続けたため、発表時は多少疲労気味でした。今思うと、発表を見る側の気持ちを考えて編集をするべきだったと思っています。ポスターセッションでの発表についても同様で、思わぬ質問をされて回答が曖昧になってしまうなど、他人に発表することの難しさを強く感じました。今回のような発表をする機会がないと学ぶことがなかなかできないものだと思います。また、主にポスターセッションの発表時には様々な人たちと交流することができ、その人たちの考えの深さ・鋭さを感じずにはいられないこともあり、自分の未熟さを痛感しました。タイから来た方々とも質問をかわしたりしましたが、自分の英語力の低さが身にしみるものとなりました。ジュニアセッションでの発表は、このように学ぶことの多かった発表となりました。様々な人と出会い、自分の狭かった視野が少しは広くなったようにも思えます。何よりも、銀河学校を通じて出会い、ともに発表までした仲間達・指導者の方々には感謝しています。

今回の発表を通して、科学に興味のある中高生に多くのことを学んで成長してもらいたいと思い、入会を決めました。至らないことも多いと思いますが少しでも役に立てばと思っています。よろしくお願いします。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

私は、今回ジュニアセッションへの参加者が初めての参加でした。私は、昨年の参加した銀河学校2007B班のメンバーの一員として、太陽系は星団に属するのかという研究テーマで研究を進めてきました。

ジュニアセッションはポスターセッションより口頭発表のほうがより詳しく発表をするものだと勝手なイメージを持っていたために、口頭発表時間が3分と知った時には発表時間の短さに驚きました。ジュニアセッションが他のセッションと平行して行われていたので、これ以上の発表時間を確保するのは難しいとは思いますが、実際3分間での発表は短いという意識が働き、緊張が倍増してしまいました。

ポスターセッションの会場は、一度に人が押しかけたために、とても狭く感じられました。そのため自分が見たい発表者のところまで移動するのが困難でした。出来る事ならば後の発表スペースとの間隔をもっと広く確保して欲しかったです。

発表までの準備は慣れないメールでのやり取りに戸惑い書類提出が遅れてしまい、係の人に迷惑をかけてしまった。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

今回のジュニアセッションで1番感じたことは、自分の知識が深まったということです。

銀河学校で調べた結果を基に私達は「銀河の形の違いについて」話し合うようになりました。私達がまず出した仮定は、「銀河の進化によるもの」でした。仮定を証明するべく初めて論文を参考にしながら調べてみました。その結果残念ながら私達の仮定は間違っていましたが、自分達の研究を論文を用いて深められたことがとてもうれしく感じられました。

当日は緊張するなか無事発表することができ安堵しました。他グループの方達の発表は、どれも時間をかけた素晴しい発表となっており、自分の知らないことばかりで勉強になりました。また、タイから来られたグループとも少しコミュニケーションがとれ、うれしかったです。

ジュニアセッションを機会に、自分達の研究にもう1度触れることができ、また仲間とも話し合うことができ、掛替えのない時を過ごすことができました。この場をかりて協力して下さったSS、スタッフの皆様に御礼申し上げます。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

ジュニアセッションへの参加は、私にとって進路を考えるうえで、とても意味のあるものになりました。2007年3月に銀河学校2007に参加し、「彗星の正体」というテーマのもと、宮田隆志氏をはじめとする多くのみなさんのおかげで、天文学を体験することができました。サイエンスステーションに所属しているTAのみなさんの助けがなかったら、楽しい銀河学校の日々は過ごせなかったと思います。3泊4日の銀河学校中は、もうただがむしゃらに計算をしたり、考察をしたり、自分が今なにをやっているのかあまりよく分かっていませんでした。銀河学校が終わって、帰宅するときに自分のやったことをノートをみていても、いまいちよく分かっていませんでした。

ジュニアセッションへの参加が決まり、夏に一度データのまとめ直しをしました。そのときに初めて「あぁ、自分はこのためにあの計算をしたのか!!」と実感しました。TAの金澤さんと森さんは、熱心に紙に目を通して誤算をしていないか、文はおかしくないか、チェックして下さいました。

銀河学校の4日間では、私には理解しきれなかったことが、ジュニアセッションの準備をしていくうちに理解できました。とても嬉しかったです。

ジュニアセッション本番への準備は前日から行いましたが、スムーズにでき、本当によかったです。スタッフとTAのみなさんのおかげです。

ジュニアセッションに参加するまで私は、教育学部しか頭になかったのですが、もっと研究がしたいと思うようになり、理学部に行きたいと思うようになりました。ジュニアセッションの参加は私にとって、とても大きなターニングポイントでした。同時に、サイエンスステーションに入会できて、とてもうれしく思います。

将来は、理科教育者として中高生に理科を教えたいので、サイエンスステーションの活動に、参加できたらとてもうれしいです。子どもの理科離れを救いたいです。

今回の発表に携わって下さった皆様に、深くお礼申し上げます。

本当に良い経験ができました。ありがとうございました。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

銀河学校から始まって丸1年を研究に費やしました。1年かけて研究したことは今までやったことがなかったので、とてもやりがいがありました。こうして振り返ると、続けて良かったと思えます。

思えば1年前、東京大学木曽観測所で行われた「銀河学校2007」に参加したことが僕が本格的に天文を研究し始めたきっかけでした。僕は銀河について調べました。最初は知識を更に深めたいとだけ思っていました。段々、周囲の参加者やTAの大学生の刺激を受けてジュニアセッションに参加することを決めました。同時に、はっきりとした結論が出なかったので、この研究を最後までやり遂げたいという気持ちもあってジュニアセッションに参加しました。研究を進めていくうちに研究テーマの銀河に興味が湧いてきました。

ジュニアセッション本番は今までで一番緊張した舞台でした。しかし、練習してきた成果を十分に発揮できました。会場にどれぐらいの人がいたか把握していませんが、あれだけの人の前で発表したことはありませんでした。今後の何らかの形でこの経験が生きると思います。

銀河学校からジュニアセッションまでの1年間研究に没頭したことはいい経験になりました。サイエンスステーションの方々には大変お世話になりました。この場でお礼申し上げます。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

ジュニアセッションは今までの研究の集大成ということでとても気合が入りましたが空回りも多かったように思います。

私は同じグループの中で最年少でした。そのため、理解できない事も多くジュニアセッションを迎えてしまいました。

口頭発表は3分という短い時間の中での発表でした。準備の段階は今まで長い時間やってきた研究を3分でまとめるのはとても大変だったように思います。ですが、わたしはここでもあまり協力できなかったように思います。口頭発表本番はしっかりはっきりと発表できてよかったと思います。

ポスターセッションは、口頭発表で気になったグループの所へ行って質問などが積極的に出来てよかったと思います。しかし自分のグループのポスターの所へ来てくださった方に質問されても答える事が出来ずとても情けなかったです。

このように反省ばかりでしたが大学へ行く前にこのような機会が持ててとてもうれしく思います。そしてジュニアセッションまで終わらせることが出来たのも多くの方のご協力のおかげです。ほんとうにありがとうございました。

今後の進路に生かしていけるように努力していきたいと思います。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

私は、銀河学校2007に参加して、彗星の正体について学んだ。そのことをジュニアセッションで発表したいと思い、一年間かけてグループの人たちと準備を行った。私は、準備期間が、ちょうど受験の年と重なっていたので、自宅でも作業できるポスターの作成を担当した。もらった資料と考察を研究内容を初めて知る人が見ても理解できるように、一枚のポスターにまとめるのは、思ったよりも難しく時間のかかる作業だった。前日に皆で確認作業をした際、言葉に統一性を持たせる必要がある、参考文献を書かねばならないなど、色々と直すべきところがでてしまったが、頑張ったかいがあって、当日には満足なできあがりのポスターとなっていた。

当日は、同年代の人が、高校生とは思えない専門的な発表をしていて、とても驚いた。また、タイの学生も来日しており、改めてジュニアセッションが幅広い交流の場であることを実感し、緊張した。ポスターセッションでは、考えてもみなかった質問もあり、非常に勉強になった。実は、うまく質問に答えられないこともあったが、無事にジュニアセッションを終えることができた。

高校生のうちに、このような滅多にない機会に恵まれ、本当にためになったと思う。今後、この経験を生かせるように勉学に励みたいと思う。

「発想はおやつのアーモンド・チョコレートから」

私たち銀河学校10期生が調べたのは、彗星の「正体」。彗星の色、大きさ、明るさ、ダストの量などの情報から、彗星の形状やその時間に置ける変化について推察した。東京大学木曽観測所105cmシュミット望遠鏡を用いて三つの彗星の天体画像を撮り、解析を行った。三つの彗星とは、4P/Faye、29P/SchwassmanーWachman、C/2006XA1。画像解析ソフトにはマカリを使った。

そこからわかったことは、3つの彗星を、チョコレートを氷、アーモンドをダストとして、一粒のアーモンド・チョコレートに例えたときに、ダストの量と溶けた氷(=ガスの量)には相関関係があるということだった。

私たち10期生は、膨大な彗星の世界へ旅をした。

旅から戻った私たちの次の使命は、そこで起ったことを人々に伝えること。

ジュニアセッションでは、その研究をポスターとスライドにまとめて展示発表することになっていた。彗星について調べたこと、伝えたいことはたくさんある。でも、”29P/Schwassman-Wachman” なんて、多くの人たちにとってぜんぜんなじみのない名の氷について、どうやったらわかりやすく説明できるだろう?メンバーたちと、限られた時間の中で話し合い、意見を出し合いながら、私たちは少しずつポスターとスライドを仕上げていった。その過程で、自分達の研究についてできるだけわかりやすい形で人々に伝えることは、とても難しいのだと身をもって体験した。でも、仲間との協力でより深く彗星について探究でき、発表もできたという達成感は私の中で大きな自信になった。

ジュニアセッションでの研究と発表を通して、すごくシンプルだけれど、深く実感したことがある。この何千年間も、ものすごく多くの人が宇宙の謎に関心をもち、迫り、そして確かな事実として新しいことを発見しようとしたのだということだ。

宮田隆志先生、宮田英明さん、金澤慧さん、森由貴さん、銀河学校2007の主催者の方々からは学ぶことばかりであり、またたくさん助けていただきました。ありがとうございました。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

私は今回で二度目のジュニアセッションの参加となりました。去年のジュニアセッションでは、大学受験ということもあり、事前の準備に十分参加できずに本番を迎えてしまいました。そのため、銀河学校で行った研究などもうつろにしか覚えていなく、同じ班の仲間に任せっきりになるなど大変な迷惑をかけてしまいました。今回のジュニアセッションでは、去年の反省を生かして事前の準備が進めることができたと思います。

私たちの班は、事前準備に夏期長期休暇と10月末の二度集まりました。事前準備では、準備に参加できなかった受験生の方々のことを考え、計算・考察に進展があったことなどをまとめ、班の中で本番前に遅れがでないようになどの工夫をしました。その成果もあり、本番前に三鷹に集まったときには、銀河学校で行ったことの復習をする必要がありませんでした。班の全員が発表のポスターやスライド作りに打ち込むことができました。

ジュニアセッション本番、口頭発表では前日の特訓の成果もあり、時間内にとてもスムーズに行うことができました。質問が一つもなかったのがとても残念でしたが、その後のアンケート調査で、私たちの研究の考察の仕方が面白いという多くの意見を頂き、とても嬉しかったです。他にも、もっと深く研究をして正確な値を出したらどうかというアドバイスも頂き、彗星について更に知りたいという気持ちが大きくなりました。本を読み、彗星についての知識を増やそうと思います。

ポスターセッションでは、多くの方々に私たちのポスターを見て頂くことができました。積極的に銀河学校で行った研究内容を説明し、ポスターでは表現しきれなかったところまで話すことができました。個人的には、ポスターセッションの方が口頭発表よりも研究内容を話すことができ、とても楽しかったです。もちろん、説明中に多数質問がありましたが、相手の意見も聴きつつ議論をすることができ、とてもいい経験になりました。ただ、ポスターセッションでの雰囲気や説明の仕方が分からない子がでてしまったので、ポスターセッションの準備も少ししておくべきだったかもしれないと感じました。

今回のジュニアセッションの事前準備には、宮田さんをはじめ、TAの方々のご協力もありスムーズに行うことができました。お忙しい中、発表準備にご協力をしてくださったことに、本当に感謝をしています。

今回のジュニアセッション事前準備で、私はリファレンスについてまとめるという仕事を怠ってしまい、事前に立てた予定を崩してしまいました。このことにより、周りの皆様にご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。二度とこのようなことが起こらないようにしていきます。

私は銀河学校2008にTAとして参加をしたので、来年のジュニアセッションの準備に今度はTAという形で参加になるかもしれません。もしそのようになった場合には、これまでの経験をいかして、高校生の方たちにアドバイスをしていきたいです。

今回のジュニアセッションは、事前準備から発表まで、多くの内容の深い経験をすることができました。今回得ることができたこれらの経験を、次に繋げていきたいです。

「今回のジュニアセッションの発表とそれに向けた取り組みについて」

今回のジュニアセッション参加は、天文学がどのようなものなのか、天文学の研究はどのようにやっているのかを垣間見ることができた良い機会でした。

昨年の銀河学校参加の後、ジュニアセッション参加をグループのみんなと決めました。しかし、決めてから活動開始までに時間がかかってしまい、なかなか研究を進めることができませんでした。メンバーの住まいが散らばっているため、直接会って話し合う機会が持ちにくかったのです。どうどう夏休みになり、銀河学校でのことを思い出すことから始めました。「銀河学校でやったこと」から「これから発表すること」がやっと見え始め、夏休みの活動は終了となりました。

日常の忙しさを理由に発表のための活動から遠ざかっていました。直前になるまで研究は放置されました。受験生のメンバーの合格報告にほっとしていると、ジュニアセッションは目の前に迫っていました。

学校行事で直前の準備も一日遅れの参加でした。ポスターが一部出来ており、研究内容がまとまりつつあることに驚きました。どんな風にいままでやったことを人に伝える形にするか、という壁にぶち当たっていました。「銀河学校でやったこと」と「これから発表すること」の境目が曖昧になっていました。ポスターを優先して作り、みんなでパワーポイントに取り掛かると、さらに穴が見えてきてしまうのです。なんとかみんなで知恵を出し合って、発表練習ができるところまでとなりました。口頭発表を待つ間も何度も何度も発表練習をしました。

口頭発表のあとのポスターセッションは「人をつかまえて話そう」と言われていましたが、恥ずかしくて声をかけられないことが続きました。でも、何人かの方に聞いてもらうことができ、天文学の内容を人にわかりやすい形にすることの難しさを知りました。終わってほっとすると、この体験が出来たのは全部、謝辞その通りの方々のおかげなのだなぁとしみじみと感じました。