NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

Feb 16, 2008

西高東低の冬型の気圧配置

 今年の東京は寒いと感じることが多いのですが、僕だけでしょうか?昨年が暖冬だったためそう感じるだけかもしれませんが…。さて、僕の大学は冬休みに入りまして、勉強、サークル活動、アルバイトなど計画を立てて生活をしています。なかなかうまく物事が運んでいませんが…。勉強は今までやってきたことの復習と新しい分野をかじってみようと思っています。サークル活動は天文系をやっているのですが、昨日保育園でプラネタリウムを出張する際にドライバーをしました。アルバイトは生活にゆとりを持つためにやっています。

 すでに上で書きましたが、今年は寒いですね。東京で今年一番の雪が降った日はサークル活動で千葉県野田市にいたのですが、朝起きて窓の外を見ると一面が銀世界でした。翌日サークル活動から自宅に帰ってくるときも途中の公園で大人の背丈ほどの雪だるまも見かけました。

 冬と言ったら天気予報で西高東低の冬型の気圧配置とよく聞きますが、西高東低の冬型の気圧配置とは冬にシベリア大陸上に寒気を持った高気圧があって、北太平洋上に低気圧がある状態のことをいいます。この高気圧はゆっくりと東方に移動しますが、その際にシベリア気団の冷たい乾燥した空気が日本海を通るときに水蒸気と顕熱とよばれるものを供給します。これが日本海側の山地で起こる上昇気流によって雪を多く降らせる雲が生成し、日本海側に豪雪をもたらしています。一方の太平洋側は日本海側の降雪によって乾いた空気が山を越えてくるので豪雪になることはほとんどあることはありません。東京などの太平洋側で大雪となるのは東シナ海や四国沖で発生し日本列島の太平洋側を北上する南岸低気圧によるものです。

 雪は都市機能を混乱させるため嫌われる存在ともなっていますが、雪景色はロマンを感じさせますよね。
Posted at 20:46 in hashihata | WriteBacks () | Edit
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