NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。

Jul 21, 2008

出前授業アシスタント

こんにちは。暑い日が続く中、皆様はどのようにお過ごしでしょうか?私は冷房の設定を28~30℃にして試験勉強をしています。でも、実際はそれ以上に冷えているようなので、なにかちょっとしたトラブルを抱えているかもしれません。もし、そうだとしても完全に壊れないといいのですが。

さて、先日厚木高校に出前授業のアシスタントで行きました。その様子は近々SSホームページにアップされるので、そちらをご覧ください。僕が担当した授業では霧箱実験を行いました。霧箱実験とは簡単な方法で放射線を見ることが出来るものです。容器を冷却するためにドライアイスを粉末状にするのですが、完全に粉末状にするのは結構難しいと感じました。アルバイトでドライアイスを扱う仕事をやったことがあったのですが、粉末状は初めてでした。実験の方はしばらくして放射線の様子が見られて成功しました。

今回の出前授業では他にも5講座が行われました。どれも面白い授業であったと思います。僕が高校生活のときにSSのような出前授業があればよかったのにと思いました。

Posted at 23:15 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Jul 02, 2008

マウイ島にて

ハワイで天体観測というと、ハワイ島のマウナケアを想像される方が多いと思いますが、私は観測のためにマウイ島に来ています。マウイ島は高級リゾート地も点在していて、観光客ばかりで、買い物などをしていても、「レジャーかい?」などと訪ねられることが多いです。大学院に来てから、海外には5回渡航していますが、レジャー目的であったことは一回もありません。そう言う意味で、マウイ島にいる日本人の中で、我々は特異な存在なのかもしれません。
私が滞在している宿のとなりの宿に、日本人観光客が入っています。彼女は、我々が毎晩山を登って、夜な夜な天体観測をしていると知って、「一緒に行きたい。星を見たい」と希望したのです。しかし、ハワイに来てる日本人は、服が軽装です。山頂で夜を過ごすことが可能かとても心配で、「もちろん、歓迎しますが、山頂は寒いですよ。標高3000mですから」と伝えて熟考して頂いた結果、同行を断念されました。サイエンスの現場を見て頂くというのは大変うれしいことですが、環境の過酷さを考えると、断念していただき、ホットしてしまったのが正直なところです。
ところが、夕方山を登ると、穏やかな天気、風も弱く外は肌寒い程度ではありませんか。現在、こちらは夜中の3時で、月もなく、暗い星もよく見えるため、満点の星空です。これなら、十分楽しんでいただけたのでは・・・、かえって脅して諦めさせたような感じがして、罪悪感にさいなまれながら観測を続けています(笑)。
Posted at 22:31 by yoneda | WriteBacks () | Edit