Apr 08, 2006
式を使わない難しさ
昨日は国立天文台の定例観望会で解説担当をつとめました.この解説担当というのはその日の観望天体を15分程度で説明し,来ていただいたお客さんにただ望遠鏡をのぞくだけでなく,詳しく見ていただく役割を持っています.最近は毎回毎回同じような話になっているように感じたので,今回は「土星の質量を量る」話をメインにしてみようと思いました.式を使わないために物理法則をCGを駆使して説明したりすると,小さなお子さん方への受けは非常に良かったのですが,大人のお客さんにはなんとなくしらけられてしまった感じがします.
CGを使って描いてもそれが現実とはかけ離れているように感じられてしまったのではないでしょうか?
# そもそもうまく説明できてなかったのかもしれません.
初めての試みでいろいろ試行錯誤した訳ですが,今後はもっと修行を積んで式を使わないで物理を知ってもらえるようなそんな解説が出来るように努力していこうと思います.
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