NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

Sep 03, 2007

すばるツアー 1 日目(8/29) 「キラウエア火山見学」

まだ夏の暑さの残る成田空港のロビーに、一般参加のみなさん(以下、参加者のみなさん)とサイエンスステーション(以下、SS)のメンバー6人、日本科学未来館の鶴ヶ崎さんが集合。簡単な旅行説明の後、SSメンバーの自己紹介。初対面ばかりでちょっとドキドキしつつも、これからの数日間への期待感が伝わってくる。

現地に到着したらすぐにキラウエア火山の見学があるので、成田空港にて宮田君と風間君がパンフレットを片方に、ハワイの火山活動についての事前説明を行った。空港内の喧噪で少し聞き取りにくいものの、お客さんの真剣な聞き入りっぷりがいい。

7時間近いフライトで太平洋を飛び越え、ホノルル空港でハワイアン航空ヒロ行きに乗り換え。空港内にはスタバが何軒かあって、建物のはずれにある暇そうなスタバでは、時間を持て余した現地店員さんに日本について根掘り歯掘り聞かれたりもする。

青い海の中に数珠のように連なったハワイの島々の上を飛び、機内のグアバジュースを味わっているうちにヒロ空港に到着。南国らしい開放的なつくりの建物を出ると、思いのほか涼しい空気のなかに二台のバンが我々を待っていた。

一路バンは巨大なハワイ島の南東部に向けて南下し、南国らしい植物に囲まれたキラウエア火山国立公園(標高 1200 m)の中に入っていく。附属施設ボルケーノハウスでバイキング形式の昼食をとったあと地面から噴煙が吹き出している穴や、直径 4 kmほどもある巨大なカルデラを見物。日本の火山とは違って、噴火口の近くまで見に来ることができるのが特徴で、SS の宮田君と現地ツアーガイドのおばちゃんが競うように解説し、地球が躍動している様子を肌で感じることができる。

チェーンオブクレーターズロードという曲がりくねった一本道を進むと、溶岩が道路の上を這っている行き止まりまで行き着く。ここが道の終わりだ。まるでチョコレートのようにひろがった溶岩が太平洋に流れ込んでおり、ハワイがまさに広がっている場所だ。このあたりの溶岩に車をとめ、足元をよく探してみると不思議な形をした小さな溶岩の粒を見つけることができる。火の女神ペレの金色がかった細い髪の毛のような岩、いわゆるペレの髪の毛 (Pele's hair)と、黒い涙のように固まった岩石、ペレの涙(Pele's tears)だ。同じ溶岩も温度によって全く違った姿をしているのはとても不思議で、一行はしゃがみこんで真剣にペレの髪の毛を探していた。

さらに溶岩が地中を貫いたサーストン溶岩トンネルを見物してから、ヒロハワイアンホテルに到着。長い初日でした。 DSC_0107
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