NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

May 18, 2006

論文の投稿、そして受理

 どうもこんにちは。fujiwaraです。ご無沙汰しております。ご機嫌いかがでしょうか。

 今年のゴールデンウィークは特に出かけることもなく、家か研究室にこもっておりました。というのも、やっていた原始惑星系円盤の研究がまとまったので、学術論文として発表するための準備や対応に終われてたのでした。

 学術論文というのは、各分野の学術雑誌に投稿されるわけですが、投稿された論文が全部そのまま載るわけではありません。必ず「レフリー」と呼ばれる論文の審査員(その筋の専門家)が付いて、その論文の中身について精査し、間違いが無いか、その雑誌に掲載する価値があるか、あるいはどこをどう修正すればよりよい論文になるか、についてコメントをくれます。たいていの場合、何らかの注文がつけられるので、修正して再び投稿、という流れになります。

 で、私はまさにそのやり取りなどをゴールデンウィーク中に行っていました。レフリーからは、「図の説明文が短すぎるからもっと丁寧に書け」とか、「英語が分かりにくいゼ、ベイビー」とか、「タイプミスがあるよ」とか(恥)。ただ、論文の中身についてはほとんど問題が無かったようなので、わりとスムーズに受理されることになりました。というわけで、この私の論文は来月上旬くらいに、とある学術雑誌に掲載されることになります。ちなみに掲載されるのはたったの4ページ。この4ページのために、半年以上費やしたわけです。はい。

 研究者ってのは、不思議な商売だと感じました。

Posted at 18:05 by fujiwara | WriteBacks () | Edit
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