Jun 10, 2009
kitt peak 天文台
こんばんは。tobaです。前回のblogで観測決行か!?というようなことをお話ししましたが、体調を崩すことなく観測を行うことができました。
今回は5日間に渡る観測のことをお話したいと思います。
舞台はアメリカアリゾナ州にある「kitt peak 天文台」。そこには大小さまざまな望遠鏡があり毎晩、天体観測を行っています。 観測所には宿泊施設や食堂のようなものもあり、生活面でも観測者をサポートしてくれます。また観光客向けの施設もあり、僕も観光客と間違えられました。間違えられたうえにインフルエンザ対策として滞在中は常にマスクをしていたので、小さいこともに「お母さん、なんであの人はマスクしているの?」と聞いているのが聞こえたり、売店のおじさんからは「風邪ひいたのかい?」と心配されたりとアメリカの方は本当に予防としてマスクをする習慣がないということを実感しました。
さて観測ですが、皆さんの中には天体観測というと、満天の星空の下一晩中望遠鏡を覗いているようなロマンチック姿を想像される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、実際のプロの天文学者の観測は星空なんて全く見えない建物の中で望遠鏡を遠隔操作して撮像(いわゆる天体写真ですね)したり分光したりしています。地味な姿に感じられるかもしれません。
星空が大好きで天文学の道に足を踏み入れた僕にとっては、まさに「生き地獄(笑)」。外では満天の星空…もしかしたら流れ星も流れているかもしれない…でも観測しなきゃっ!ジレンマでしたね。
実際、kitt peakの星空は非常に素晴らしく、石炭袋(天の川の黒い部分)までよく見える天の川に大きく横たわったさそり座。。。惚れ惚れします。流れ星も何個か見ることができました。
観測の合間を縫って天体写真も何枚か撮ることができました。
肝心の観測の方も予定していた天体をほぼ観測することができ、ほっとしています。これから解析作業を頑張っていきたいです。
何か有益な結果が出ることを期待しながら。。。
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