NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

Jan 07, 2007

Report

もう年が明けて1週間、きっと今年もあっと言う間なのでしょう。
 修士課程の半ばともなると、学部生のころと違ってレポート(宿題)なるものは大分減って、研究したり論文書いたりする日が多いのですが、たまにレポートの課題が出たりします。久々にやると、なかなか要領がわからずちっとも進まないのです。各惑星の電離圏の物理的性質を述べよと言った課題ですが、課題も漠然としていて悪戦苦闘しています。まずは地球の近所の金星、火星について調べています。金星と火星、大気組成はほとんど二酸化炭素、地球では温室効果の元凶と言われたり…。しかし、私個人としては、現在の温室効果を二酸化炭素にほとんど全て押しつける一般論には懐疑的です。
 二酸化炭素の温室効果はもちろん他の主要な大気、酸素、窒素などよりも大きなものです。しかし、氷河期・間氷期など寒い時期を繰り返し迎えてきた地球の歴史の中では、二酸化炭素が現在より少なくても、更に急激な温度上昇があったことが分かっています。現在は、氷河期・間氷期が終わって温度上昇が生じる時期だとも言われています。
 がんばって、人類が二酸化炭素の排出を抑え、化石燃料にも頼らない時代がやってきたとしても、地球温暖化は止まらない、もしそうなったら、、、そんなことを考えて、レポートの課題の内容からどんどん脱線しているのでありました。
Posted at 16:39 in yoneda | WriteBacks () | Edit
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