NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。

Mar 23, 2010

とらぬ狸に追いつ追われつ

こんにちは、fujinukiです。ご無沙汰しております。

東京ではそろそろ桜の蕾もふくらんできている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
今日は私の所属する学校は卒業式。1年間同じ研究室で頑張ってきた後輩も華やかな袴に身を包んで巣立っていきます。
今春卒業を迎える方、おめでとうございます。

さて私はというと、修士1年の春は、修士を終えて社会に出る人にとっては「就活の春」になります。
社会に出たらどんな職業につこうか、どんな役割を果たそうか、これまで学んできたことをどう生かすか、生かせるか、行動しながら考える日々。
お買い得感をアピールできると良いのですが、それも欲してくれるところを研究するところからはじまります。

1日の1/3、いいかえれば人生の1/3は布団の中なんてコピーがありましたが、それ以上を過ごす職場。うまく自分に合うところを見つけたいものです。

進学や進級、就職で岐路に立っている人にも、それぞれの幸福が訪れますように、と祈りながら書類に戻ることにします。
Posted at 13:33 by fujinuki | WriteBacks () | Edit

May 10, 2009

日曜の気だるい午後を論文と

こんばんは、fujinukiです。お久しぶりです。

5月の快晴、最高気温は28度ともいわれた天候にも恵まれ気持ちよい日曜日…なのですが、明日の発表の準備が終わらずに研究室に来ております。机の上には、淹れたての紅茶と散らかった論文、ノーパソ、電子辞書、等々。

明日はJournalClub。各々が、各自の研究テーマに関連のある論文を一本選び、スライドおよびレジュメで発表する日になっております。自分の研究の知識もつき、かつ研究のやり方なども学べるとても良い試練、もとい機会になっているわけです。わけなんですが…修士から今の研究室に入った私にはこれが重い重い。

発生、といって生物が受精卵からいかに個体になっていくかという経緯を追った分野なのですが、その専門用語が分からず悲鳴をあげています。通常の辞書には載っているはずもなく、ライフサイエンス用の辞書でも取りこぼし多数、先輩から借りた専門用語辞書搭載の電子辞書を持ち出してようやっと格闘できています。でもそれでも出てこないものがあり、これこれこーゆー段階のここにあるモノだから云々、あっちこっちの本を引っ張り出して、なんだかもはや江戸時代にオランダの医学書を辞書なしで翻訳した杉田玄白の気分がしてきました(おおげさ)。

はやくマスターして一人前の院生になりたいものです。
というわけで、一度やればできるようになっていくはず!と信じてまた作業に戻りたいと思います。ではでは。
Posted at 18:55 by fujinuki | WriteBacks () | Edit

Apr 25, 2006

理系と文系のあいだ

こんにちは、fujinukiです。大学の並木も新緑が綺麗な季節になってきました。私は専門課程での課題やレポートに追われる生活が始まりました。 そんな中、以前からの興味もあって4/21には早大で開催された理系白書シンポジウムに参加。養老先生の講演や、科学技術ジャーナリズムに関わる方々のお話を聞いてきました。”理系人への応援歌”とされる理系白書シンポでは「理科離れって起こっているの?」「人気の出る科学雑誌の作り方って?」など、さまざまな議論が繰り広げられ、なかなか勉強になりました。 翌日は実行委員の一人として、開催するサイエンスカフェのため札幌へ。 サイエンスに関してさまざまな人の意見を聞き、議論できることは本当に幸福なことです。
Posted at 18:40 by fujinuki | WriteBacks () | Edit

Mar 22, 2006

銀河学校 二日目

木曽福島に集合してからもう一日が過ぎ、銀河学校は二日目を迎えています。昨日は雪が散らつき危ぶまれた観測ですが、深夜には晴れ無事にデータを取ることができました。現在ではテーマごとに三つの班に分かれ、それぞれのデータの解析に勤しんでいます。三日目の発表に向けて今日は丸一日解析。それぞれが頑張って、得られたデータとにらめっこです。銀河の出生率を扱う班では、 irafというなかなか使い慣れないソフトを使うのですが、そろそろその扱いにも慣れてきたところでしょうか。 そうそう、一日目に行われた望遠鏡見学の様子を地元の新聞が取材に来ていたのですが、本日掲載された記事が届きました。参加した高校生の方には、是非ここでしか出来ない体験を沢山して帰ってもらいたいなと思います。
Posted at 16:16 by fujinuki | WriteBacks () | Edit