Nov 10, 2007
液体酸素
最近少しずつ寒くなりはじめたせいか、ちょっと風邪をこじらせてしまいました。前回の私のblogで、「健康が一番」なんて書きましたが、まるでだめだめです。早寝早起き生活を頑張りたいところです。この間、ふらっと物性の研究室に遊びに行った所、液体窒素を使って酸素を液化する実験(「実験」というほど立派なものではないですが)をしていました。私が今まで見た事があったのは、液体窒素にバラの花をいれると、簡単に手で潰せてしまったり、バナナを凍らせて釘を打ったり…というものでした。恥ずかしながら(?)液化した酸素はみたことがなかったので、私もその輪にいれてもらって、実験に参加してきました。
まず、風船を酸素で膨らまし、その風船の口を、試験管を小さくしたようなガラス瓶にかぶせます。風船の部分を持って、ガラス瓶の部分を液体窒素の中に入れます。すると風船が徐々にしぼんで、瓶を液体窒素から取り出してみて見ると、なにやら水色の液体がたまってる…!そう、これが液体酸素でした(ちなみに、窒素の沸点は約-196℃、酸素の沸点は約-183℃です)。
さらに、この液体酸素がたまったガラス瓶に強力な磁石をくっつけてみると、中の液体酸素が磁石に引き寄せられているのがわかります。液体酸素は磁性をもっているのです。
その時の写真が無いのが残念ですが、4年生になってから、普段実験等をしない私にとっては、とても新鮮なできごとでした。その後も、酸素の次はアルゴン…と、風船を使った同じ方法で違う気体を液化してみたりと、楽しい時間を過ごせました。また物性の研究室に遊びに行ってみようかなあ。
余談ですが、今、このblogを自分の机で書いています。うちで飼っている猫が、blogを書く前からずっと私の膝の上に乗って眠ってます。猫は人間より体温が高いので暖かくて良いのですが、そろそろ猫の体重をささえるのが辛くなってきました。。
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