Feb 26, 2007
SDSS 扇子
今度、海外の研究者にお会いすることになりました。せっかく時間を作ってくださるので、何かお土産を用意せねばとずっと悩んでいましたが、その方が宇宙論研究者であるので写真のようなものを作ってみました。名づけて SDSS 扇子。といっても、実は SDSS のデータをそのまま使うとデータの制限等できれいに見えないので、これは SDSS で実際撮られるであろうと予測された大規模構造のN体シミュレーションの結果を柄にしました。
SDSS は専用望遠鏡を使って空をスキャンし、片っ端から天体の明るさや色を測って、クエーサーや銀河を探したりする宇宙地図作りのプロジェクトです。日本のグループも参加しているようです。これを使って、超新星を探したり、新しい近傍矮小銀河を探したりもできるそんなプロジェクトです。
地球から観測すると、方角と奥行きがわかるので地球を中心とした扇形状の地図ができてしまいます。ですから、宇宙地図として示される図には扇形の図が多いのですがそれを真似てみたのがこの SDSS 扇子というわけです。(厳密には SDSS Mock データですが。)
日本文化と宇宙論の融合でお会いする方を喜ばせられるか?そこんところが少し心配であります。
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