Mar 04, 2008
論文
私は、東北大学の研究室で木星の周辺環境について研究していますが、ただ研究すればよいというわけではありません。何かが分かれば、学会で発表したり、ある程度まとまった結果がある場合は、学術誌に投稿する論文を書かねばなりません。昨年度から、投稿する論文を書いてはいたものの、今一内容に自信をもてず、投稿に躊躇していました。しかし、さらに研究を進めた結果、「投稿するに値する」と思えるようになったため、先月、やっとのことで、投稿しました。米国のある先生とお話ししたときに、「この内容で論文を書きなさい」と背中を押されたことも理由の一つです。
ただし、論文を書くのは簡単な作業ではありません。自分がいくら自分の研究を理解していても、それを英語で執筆せねばならないのです。英語が昔から苦手な私にとっては苦痛以外、何物でもありませんでした。やっとも思いで書き終えて投稿した論文、今度はその学術誌の編集部で審査を受けます。審査落ちすることもありますし、審査員から、「ここがよく分からない」などの指摘をうけ、修正を多々行わねばならないこともあります。
私の投稿した論文については、まだ反応がない段階です。通常、初めの返事が来るまで、3ヶ月前後かかるようです。それまで、ドキドキする日々です。
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