Jun 02, 2005
Cafe ScienceStation
5月の28・29日と、東京大学の本郷キャンパスで学園祭「五月祭」が行われ、サイエンスステーションでも「Cafe ScienceStation」という名前のサイエンスカフェを出店しました。「科学をおやつにお茶しませんか」をうたい文句に、普通にカフェを営業する中で、一日に三回科学のお話をしたり、空き時間にもお客さんと科学についてお話をしたり、といった企画でした。で、お客さんの入りはどうだったかといいますと、午前やお昼はなかなか人が入らず泣きそうになったものの、最終的にはのべ180人ほどの方に来ていただきました。 最後のお話の時間には追加で椅子を出すくらいのにぎわいで、やっぱり泣きそうになりました(うれしくて)。来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。
今回カフェという形式をとったのは、講演会や授業よりも気軽に楽しめる雰囲気を作りたかったからです。普段科学と全く縁のない方でも気軽に来ることができ、科学に触れられる場にできたら・・・。また一日三回行われる「お話」以外にも、お客さんとの間で科学の話題でコミュニケーションがとれたら楽しいだろうなと。
「お話」は講演会のようになってしまわないように、突っ込み役と話し手の対話形式にするという試みをしましたが、聞かれた方はどう感じられたでしょうか?また、普段の出前授業とは違って対象が絞られていない分、子どもから大人まで、どんな人が聞いてもわかりやすくて飽きのこない、面白いお話をしなければならないという面でも、話を用意する側は大変でした。
今回は、どのお話の後にもたくさん質問が出て、次のお話の時間まで続くくらい盛り上がったので、ある程度この目標はクリアできたのかもしれません。私自身もひとつお話を担当しましたが、ちょっと休憩がしたくて入っただけという方が、私の話を聞いて色々と質問をしてくださったり、ふだんあまり科学に興味のなかった方にも楽しんでもらえたことは大きな手ごたえであり、とてもうれしかったです。誰もが楽しめるお話という目標は完全には達成されていなかったかもしれませんが、そういう意識でお話を考えたことは、これからの出前授業などの活動にもきっと生きてくると思います。
また、サイエンスステーションの活動自体に興味を持ってくださった方が予想以上に多かったのもうれしいことでした。
今回の企画は、サイエンスステーションで一から立ち上げたものであり、この1-2ヶ月は本当に大変でした。一緒に頑張ってくれたメンバーのみなさん、ほんとにありがとう。そして、当日来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。喜んで帰られた方々を見ると、この企画をやってよかったなと思うことができました。当日の様子はそのうち、写真つきで活動の様子のページにアップしますので、楽しみにしていてください。当日の感想などありましたら、http://www.sciencestation.jp/cafe/ にぜひ書き込んでみてくださいね。
・・・そして私は、必死で本業の遅れを取り返さねば、です。。
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