Jun 15, 2006
4次元デジタル宇宙シアター@国立天文台
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。先日、国立天文台が開発した「4次元デジタル宇宙シアター」を見学しました。ちょっとした宇宙旅行を、偏光グラスを付けての立体視で楽しめる、というシアターであります。地球から飛び出して、太陽系、銀河系を超えて、宇宙の大規模構造までも俯瞰してしまうのだ。立体視なのになぜ「4次元」?それは、時間軸方向にも旅することが出来るからです。遠くを見ることは、過去を見ることなのです。
このシアター、実際の天文学の研究で得られた観測データ、シミュレーションデータに基づいて、作られているといいます。すなわち、天体の位置や距離などは、全て「正しい」データであります。さらに、地球大気の散乱までも実際に解いた結果を表示しているといいます。うーん…そこまで凝らなくても…と思えてしまうのですが、まぁそれくらいのこだわりぶり。
実は私、数年前の一般公開された直後にも一度見たことがありました。つまり今回は二度目の体験なわけですが、まったく飽きることなく、食い入るように見てしまっていました。まぁ、それくらい興味深いものだということです。ちなみに一般公開は2ヶ月に1度行われています。専門の解説員がついて、今映し出されているものが何なのかをわかりやすく説明してくれます。未体験の方はぜひ一度お試しあれ。
また、この「4次元デジタル宇宙シアター」を疑似体験できるソフトウェア"Mitaka"も、なんと国立天文台からフリーで公開されています。地球からスーッと視点を引いていって、宇宙の階層構造を眺めながら130億光年先の「宇宙の果て」までを旅することが出来るのだ(しかも自分で操作して)。なんとお得!
カフェなどにスクリーンを配して、この"Mitaka"を投影しながらお酒なんか飲んでみたり出来れば、それこそ宇宙旅行しているようなリッチな気分になれたりするかな…。一度試してみたいです…。
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