NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。

Dec 31, 2005

アインシュタイン・モーツァルト

fujiwaraさん同様、音楽のお話をしましょう。
来年はモーツァルト生誕250周年です。ご紹介するまでもありませんが、モーツァルトは1756年、オーストリア ザルツブルクに生まれ、天才的才能を発揮しながらも、1791年貧窮の中35歳でこの世を去った作曲家です。
僕もモーツァルトが大好きで、研究しながら聞いたり、帰宅後、とても忙しかったり、睡眠が不足しそうでもモーツァルトのピアノ曲を演奏したりしています。
実はアインシュタイン、モーツァルトとの関係が有名です。アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)は、子どものころからバイオリンをひき、研究生活の間に仲間とよく演奏したと言われています。特にモーツァルトを好みました。
また、アインシュタインの従弟、アルフレッド・アインシュタインは音楽研究家で、特にモーツァルトの研究で様々な成果をあげています。 天才物理学者が愛した天才作曲家の音楽、この2人の記念すべき年が並ぶこの年々、感慨深く感じられます。
どうやら、今年最後の SS blog記入になるようです。 本年は、SS blogを読んでいただきありがとうございました。 来年も、科学を研究する学生の日常やできごとを書きつづったSS blogをご愛読いただければ幸いです。良い年をお迎えください。
Posted at 23:14 by yoneda | WriteBacks () | Edit

世界物理年イベント

 どうもこんにちは。fujiwaraです。ご無沙汰しておりました。ご機嫌いかがでしょうか。
 もうすぐ2005年も終わってしまいますが、今年は、かのアインシュタインが 歴史的に非常に重要な3編の論文を出版した「奇跡の年」といわれる1905年から100年目ということで、 「世界物理年」として世界中で物理学をテーマとするイベントが行われていました。 ご存知でしたか?
 ミーハーな私も、12月13日に行われた、
アインシュタイン メモリアル「弦が結ぶ音楽と科学のハーモニー」
というイベントに行ってきました。 このイベントは、 天然化学の専門家の立場から、「ストラディヴァリウス」という名器と呼ばれるバイオリンの秘密を探り、これに迫る音色の再現を試みてきたジョセフ・ナジバリ先生(テキサス農工大学)を招いて、バイオリンの科学に関する話とその道のりを伺うというものでした。 ちなみにこのナジバリ先生、アインシュタインが愛用していたバイオリンに出会い、その音色に魅了されたことがきっかけで、研究を始めたのだそうです!
 さらには、ナジバリ先生の成果に基づいて作られたバイオリン「ナジバリウス」を、日本を代表するバイオリニストである千住真理子さんが実際に演奏し、音楽と科学のハーモニーを楽む、という時間もありました(しかも会場はオペラシティの大ホール!)。 千住さんに言わせると、「ナジバリウス」は出来立てホヤホヤなのに、実際に弾いてみると古い味のあるバイオリンのようだったのだそうです。なかなか面白い試みだったと思います。
 また、ナジバリ先生や千住真理子さんのほかに、「弦」にゆかりのありそうな科学者を交えてパネルディスカッションも開催されました。 私個人的に非常に印象深かったのは、 コンサートホールの設計に携わっている橘秀樹さんという音響学者がパネルディスカッションの中で言った、
「科学で何もかもできるわけではない。 でも、科学の力で補える部分は可能な限り補って、 芸術を支えていきたい。」 という言葉でした。
 科学の広報普及的なイベントって、下手をすると
「科学って芸術にも通じているのですね~。すばらしいすばらしい。」
というような「科学バンザイ!」的な方向に行ってしまうこともあるのですが、 この橘さんは科学の限界を認識し、その上で音響学者としての自らの立場や役割を論じていました。 現実を見据え、非常に人間臭い考え方ができる科学者(人)っていいなぁ、と感心しました。
 あと、非常に頭の切れる千住さんと、進行係を務めていた元HNKの高柳雄一さんも非常にいい味出していました。 やはり、こういうイベントって、「人」が重要なんだなぁ、と実感したイベントでありました。
Posted at 03:14 by fujiwara | WriteBacks () | Edit

Dec 15, 2005

プロシーディング(会議録)

こんにちは。yamazakiです。
前回、国際会議での発表のお話をしましたが、その後はその会議のプロシーディング(会議録)というものを書いていました。国際会議の発表の何割かはプロシーディングという形でまとめられ、あとから誰でも参照できるように記録されます。自分のプロシーディングは先日無事に受理され、ほっとしています。
現在はプロシーディングの内容を洗練させ、論文をまとめているところです。論文はプロシーディングほど簡単には受理されないので、より気合が入ります。

Posted at 06:00 by yamazaki | WriteBacks () | Edit

Dec 12, 2005

大掃除

こんにちは、nikoです。

年末、大掃除の時期ですね。今日はクリーンルーム(空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が低レベルに管理されている空間)の大掃除があります。クリーンレベルを気にするので、掃除に入る人数も制限され、掃除をしているのに、掃除をしている人が埃源にならないように、と大変気をつかいます、、、

私が使っているVDECでは、とても良い施設、良い機械を所有しており、ナノレベルで検出器の設計ができます。うん、これは凄い。
しかし、クリーンルーム、、、私は苦手です。無塵衣も苦手です。ですが、ヘビーユーザーになりつつあり、自分専用の無塵衣が用意されかねない今日このごろです。
Posted at 11:17 by niko | WriteBacks () | Edit

Dec 08, 2005

無線LAN

もう,都内だと常識なのかもしれませんが最近無線LANの環境が急に良くなってきたように思います.
大学に入った頃は無線LANでwebしかブラウズすることが出来ず,メールすら見れない状況でした.この劣悪な環境を打破するために筑波大学のある学生はSoftether(windows対応)というソフトを作ったりと,やっぱり無駄だった訳ではないんです.不便な環境にあるとなんとかしようとする人間ってスゴいと思いますけど,不便なのは仕方がないのでやっぱり何も気にせずに使えるようになるといいですよね.

と思いながら日々を過ごしていたところ,今度はある日から今までの方法で無線LANにすらつなげなくなったわけです.ちょっと時間がなかったので半年くらい放置していたのですが,最近調べて分かったのは学内の無線LANのサービスが変わったようで,アクセス方法や開いているポートの数が増えたようです.これで無線LANセグメントから,「普通に」メールも見れるし,リモートログインで画像解析も出来るし,ほとんど何でも出来るようになりました.なによりも授業の合間に出来るのはありがたい・・・

そこうしているうちに,今度はつくばエクスプレスに無線LANが配備されている訳です.全車両,全区間で無線LANが使える訳ではないですが,少なくとも各駅では使えるようで走行中も秋葉原から北千住まで区間はインターネットが使えます.電車に乗っているときにプログラムを書いていて分からないことがあるとそのまま放置だったのが,すぐに調べられるようになったのでこちらもスゴく助かっています.

先日,先生と情報が反乱しているから勉強はしづらくて今の世の中は研究には向かないとおっしゃっていましたが,情報が氾濫している世の中でどうやってその情報を使っていくかというのが新しい世の中の生き方なんでしょうね.がんばらんと.
Posted at 15:55 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Dec 06, 2005

テストとレポート

 こんにちは。maruyamaです。最近、とっても寒くなってきましたね。yonedaさんのblogには初雪のお話がありますが、東京でも雪が降りそうなくらいです。
 さて、maruyamaは、中間テストのようなものが毎週あるような状態で、なかなか落ち着きません。実験や演習のレポートもあるのですが、なぜか大変な時に限って提出日が重なったりするので、苦しんでいます。。でも、この苦しみもあと2週間で冬休みなので、なんとか解放されます。それまでは辛抱ですね。頑張ります。
Posted at 23:04 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Dec 03, 2005

初雪

今日は、土曜日ながらいつも通り研究室に来ています。年明けの研究発表会に向けて、木星の衛星、イオの火山を起源とした大気の分布を地道に調べる作業を急いで行っています。木星は、今は観測できない時期なので、過去の観測データを使って解析しています。仙台は、雪が舞っています。気温は現在3℃、本格的な冬の到来です。今年は木星の観測シーズンが冬でなくて、うれしい限りです。木星の観測シーズン、春がもう待ち遠しいです。
Posted at 15:25 by yoneda | WriteBacks () | Edit