■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
まず、提出期限一週間前になると毎日、夕飯を作ります。食堂に行く時間がもったいないからです。そして、添削も行います。誤字脱字がないか、内容が通っているか、何重ものチェックを行います。特に今年は、英語で執筆された先輩がいたので、添削には時間がかかりました。
提出前夜、当然の如く、徹夜します。今年は徹夜の甲斐あり、全員が期限までに提出できました。
来年は、自分達の番、直前に慌てずにすむよう、早めに取り組もうと思うばかりです。
先週、博士論文発表会を終えました。
博士論文発表会は自分の大学院での研究の集大成を発表するところです。 これに合格すればドクターの資格が得られます。 ですのでとても重要な発表会です。
通常の学会発表では自分と同じ専門分野の人ばかりが話を聞きにきます。 ですので、専門的なことだけを話せば十分です。 これはそれほど難しいことではありません。
博士論文発表会は全く違いました。 審査員の先生は5人いるのですが、共通点は物理の先生ということだけで、いろんな分野の先生がいます。 ですので、専門的なことだけではなく、 自分の研究が物理の中でどのような位置づけにあるのかといった一歩うえからの視点が求められました。 時には自分の研究全体を否定されてしまうような厳しいコメントもありました。
合否はまだわからないのですが、審査を通して自分の研究に対する視点が広がり、大変ためになりました。
塾というのはいくら丁寧に教えても,いくら気持ちをこめて教えていたとしても,ある日突然に生徒に辞められてしまうことがあります.こっちの思い入れが強いので辞められてしまうとすごく悔しいし,すごく落ち込みます.そもそも自分の教え方がまずかったのではないかと考えたりもします.精神的なダメージが非常に大きいのです.こんなことからしばし塾講師のアルバイトを辞めたくなります.
ところがですね,悪いことばかりだけではなく,ホントにいいこともあります.それは,そうやって辞めていってしまった生徒たちが,色んな塾を巡った結果,また自分の授業を受けに帰ってきてくれることです.これについては色んな解釈の仕方があるかもしれませんが,精神的ダメージが大きかった分「帰ってきた」という事実は涙が出るほどうれしいものです.こんな人と人のつながりを味わえた時,塾講師をやっていて本当に良かったと思うのです.
銀河学校で担当した生徒が,銀河学校で勉強したことをきっかけに自ら研究を続け,その成果が認められてある大学に合格しました.ある1人の人間の成長に関われたときは本当に何とも言えない喜びがあるものですね.
このように色んな経験を通して,人に教えることの難しさを痛感し,でもその中にある感動を知れたことが,僕はとても幸せだと思いました.
昨年末、私の所属する物理学科でボーリング大会&飲み会が行われました。ここでは先生も生徒も一緒になってボーリング場で、はしゃぎまくってました。その後の打ち上げでも、普段ゆっくり話した事がない先生方とお話しできたり、意外な先生がお酒に強かったりと、普段とは違う一面が見れたりと、とても楽しいイベントになりました。こういうイベントが年に数回あると、親睦が深まっていいですね。
そういえば前回、研究室配属の話を書いたのですが、無事、第一志望の研究室に「仮」配属されました。よっぽどの事がない限り、このまま研究室に配属されるはずです。あ、その前に後期試験でちゃんと点数とって、単位を取らなければ……。
修士課程の半ばともなると、学部生のころと違ってレポート(宿題)なるものは大分減って、研究したり論文書いたりする日が多いのですが、たまにレポートの課題が出たりします。久々にやると、なかなか要領がわからずちっとも進まないのです。各惑星の電離圏の物理的性質を述べよと言った課題ですが、課題も漠然としていて悪戦苦闘しています。まずは地球の近所の金星、火星について調べています。金星と火星、大気組成はほとんど二酸化炭素、地球では温室効果の元凶と言われたり…。しかし、私個人としては、現在の温室効果を二酸化炭素にほとんど全て押しつける一般論には懐疑的です。
二酸化炭素の温室効果はもちろん他の主要な大気、酸素、窒素などよりも大きなものです。しかし、氷河期・間氷期など寒い時期を繰り返し迎えてきた地球の歴史の中では、二酸化炭素が現在より少なくても、更に急激な温度上昇があったことが分かっています。現在は、氷河期・間氷期が終わって温度上昇が生じる時期だとも言われています。
がんばって、人類が二酸化炭素の排出を抑え、化石燃料にも頼らない時代がやってきたとしても、地球温暖化は止まらない、もしそうなったら、、、そんなことを考えて、レポートの課題の内容からどんどん脱線しているのでありました。
yamazakiさんが博士論文を提出されたとのことですが、私も修士論文を書き上げ、あとは発表会に備えるだけ!
ってのは全くの妄想でして、年末にようやく書き始めて、つい一昨日くらいにようやく先が(ちょっとだけ)見えてきたところです。夏休みの宿題を8/31から計画的にやり始めるような、そんな性格の私は、今まさにひぃひぃ言っているのであります。早く軌道に載せたい所です。応援のメッセージ、受付中です。
そういえば、明けましておめでとうございました。今年もfujiwaraをどうぞよろしくお願いします。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
Jan 30, 2007
修論の時期
私の一つ上の先輩方は、先週まで修士論文の執筆におわれていました。修士論文は、大学院修士課程を卒業する際に、研究結果をまとめ提出するものです。私の研究室の場合、先輩の修士論文でも他人事ではありません。研究室をあげて、後方支援する伝統があります。まず、提出期限一週間前になると毎日、夕飯を作ります。食堂に行く時間がもったいないからです。そして、添削も行います。誤字脱字がないか、内容が通っているか、何重ものチェックを行います。特に今年は、英語で執筆された先輩がいたので、添削には時間がかかりました。
提出前夜、当然の如く、徹夜します。今年は徹夜の甲斐あり、全員が期限までに提出できました。
来年は、自分達の番、直前に慌てずにすむよう、早めに取り組もうと思うばかりです。
Jan 19, 2007
きつかった博士論文発表会
こんにちは、Yamazakiです。先週、博士論文発表会を終えました。
博士論文発表会は自分の大学院での研究の集大成を発表するところです。 これに合格すればドクターの資格が得られます。 ですのでとても重要な発表会です。
通常の学会発表では自分と同じ専門分野の人ばかりが話を聞きにきます。 ですので、専門的なことだけを話せば十分です。 これはそれほど難しいことではありません。
博士論文発表会は全く違いました。 審査員の先生は5人いるのですが、共通点は物理の先生ということだけで、いろんな分野の先生がいます。 ですので、専門的なことだけではなく、 自分の研究が物理の中でどのような位置づけにあるのかといった一歩うえからの視点が求められました。 時には自分の研究全体を否定されてしまうような厳しいコメントもありました。
合否はまだわからないのですが、審査を通して自分の研究に対する視点が広がり、大変ためになりました。
Jan 11, 2007
教え子
僕はアルバイトで塾講師をやっています.おかげで,サイエンスステーションの出前授業などにはほとんど参加できずにいるのですが・・・塾というのはいくら丁寧に教えても,いくら気持ちをこめて教えていたとしても,ある日突然に生徒に辞められてしまうことがあります.こっちの思い入れが強いので辞められてしまうとすごく悔しいし,すごく落ち込みます.そもそも自分の教え方がまずかったのではないかと考えたりもします.精神的なダメージが非常に大きいのです.こんなことからしばし塾講師のアルバイトを辞めたくなります.
ところがですね,悪いことばかりだけではなく,ホントにいいこともあります.それは,そうやって辞めていってしまった生徒たちが,色んな塾を巡った結果,また自分の授業を受けに帰ってきてくれることです.これについては色んな解釈の仕方があるかもしれませんが,精神的ダメージが大きかった分「帰ってきた」という事実は涙が出るほどうれしいものです.こんな人と人のつながりを味わえた時,塾講師をやっていて本当に良かったと思うのです.
銀河学校で担当した生徒が,銀河学校で勉強したことをきっかけに自ら研究を続け,その成果が認められてある大学に合格しました.ある1人の人間の成長に関われたときは本当に何とも言えない喜びがあるものですね.
このように色んな経験を通して,人に教えることの難しさを痛感し,でもその中にある感動を知れたことが,僕はとても幸せだと思いました.
Jan 08, 2007
「仮」決定
こんにちは。maruyamaです。2007年になりましたね。今年もよろしくお願い致します。私の地元では、今日は成人式があります。去年の今頃は着慣れない振りそでを着て式に(遅刻して)出席してたなあ。。と思い出に浸りつつ、このblogをかいています。昨年末、私の所属する物理学科でボーリング大会&飲み会が行われました。ここでは先生も生徒も一緒になってボーリング場で、はしゃぎまくってました。その後の打ち上げでも、普段ゆっくり話した事がない先生方とお話しできたり、意外な先生がお酒に強かったりと、普段とは違う一面が見れたりと、とても楽しいイベントになりました。こういうイベントが年に数回あると、親睦が深まっていいですね。
そういえば前回、研究室配属の話を書いたのですが、無事、第一志望の研究室に「仮」配属されました。よっぽどの事がない限り、このまま研究室に配属されるはずです。あ、その前に後期試験でちゃんと点数とって、単位を取らなければ……。
Jan 07, 2007
Report
もう年が明けて1週間、きっと今年もあっと言う間なのでしょう。修士課程の半ばともなると、学部生のころと違ってレポート(宿題)なるものは大分減って、研究したり論文書いたりする日が多いのですが、たまにレポートの課題が出たりします。久々にやると、なかなか要領がわからずちっとも進まないのです。各惑星の電離圏の物理的性質を述べよと言った課題ですが、課題も漠然としていて悪戦苦闘しています。まずは地球の近所の金星、火星について調べています。金星と火星、大気組成はほとんど二酸化炭素、地球では温室効果の元凶と言われたり…。しかし、私個人としては、現在の温室効果を二酸化炭素にほとんど全て押しつける一般論には懐疑的です。
二酸化炭素の温室効果はもちろん他の主要な大気、酸素、窒素などよりも大きなものです。しかし、氷河期・間氷期など寒い時期を繰り返し迎えてきた地球の歴史の中では、二酸化炭素が現在より少なくても、更に急激な温度上昇があったことが分かっています。現在は、氷河期・間氷期が終わって温度上昇が生じる時期だとも言われています。
がんばって、人類が二酸化炭素の排出を抑え、化石燃料にも頼らない時代がやってきたとしても、地球温暖化は止まらない、もしそうなったら、、、そんなことを考えて、レポートの課題の内容からどんどん脱線しているのでありました。
Jan 05, 2007
修士論文締め切りまであと1ヶ月を切りました…
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。yamazakiさんが博士論文を提出されたとのことですが、私も修士論文を書き上げ、あとは発表会に備えるだけ!
ってのは全くの妄想でして、年末にようやく書き始めて、つい一昨日くらいにようやく先が(ちょっとだけ)見えてきたところです。夏休みの宿題を8/31から計画的にやり始めるような、そんな性格の私は、今まさにひぃひぃ言っているのであります。早く軌道に載せたい所です。応援のメッセージ、受付中です。
そういえば、明けましておめでとうございました。今年もfujiwaraをどうぞよろしくお願いします。