■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
今年は以来元から、太陽風やオーロラに関連した授業の要望がありました。 たぶん、私はサイエンスステーションで唯一、惑星のオーロラ・磁気圏を専門にしている人間なので、今回の授業を担当することになりました。
実は、専門の授業をするのは初めてで、今までは基礎物理の授業をしてきました。
初めてのことなので、授業内容・資料、全て一から作りました。久々に、新しい授業の準備をすると、これが意外と大変なんです。ただ、知識を提供するのではなく、興味を持っていただく、これが最も大事なこと。どうすれば面白くなるのか、悩ましい日々です。
大学の学園祭では進学説明会が行われていることがあります。私の大学でもたくさんの高校生とその保護者が職員の説明を受けていました。学園祭やオープンキャンパスのときに行われる進学説明会は大学の職員や現役大学生から話を聞くことができるチャンスなので、自分の興味のある大学の学園祭やオープンキャンパスの日程を調べておいて行ってみるとよいと思います。
utsumiさんも言うように最近気温が下がってきました。冬は星空がきれいだし都心からも富士山や筑波山が見えるので、その雄大な景色は心を和やかにしてくれますね。暖かい料理とともに楽しみが多いですね
この時期の空は透明度もよく晴れるときれいな青空を見ることができます.
その反面,大気中の水蒸気が少なくなるので輻射輸送で大気圏外に熱が逃げて行ってしまうため晴れると寒くなります.いわゆる放射冷却という現象です.
分子雲ガス塊をつぶして星を形成するためには自己重力だけでは足りません.これはある程度つぶれると内部圧力があがりそれ以上つぶれられなくなるためです.ここで放射冷却を引き起こす輻射過程が重要な役割を担うようになります.つぶれることで内部エネルギーが上昇したわけですが,その上昇分を輻射によって抜くのです.そうするとあがった圧力は下がるのでまたつぶれることができます.星形成過程は単純にはこのように考えられているそうです.
熱の輸送過程とかいろいろ勉強しましたが,輻射過程みたいなあまりピンと実感しないような現象も,実はこんなにも身近なところで感じられるのでちょっぴり勉強していて得したなという気分になります.
いずれにせよ,寒くて仕方がないので早く春が来てほしいのですが笑
またまた工学部の実験についてちょこっと書いてみたいと思います。
しかも、これは今、レポートを書いている実験です(笑)締め切りは明日。。。
僕は今、3年生ですのでこれが最後の学生実験となります。なので専門的な実験が中心なのです。航空宇宙を専攻しておりますので飛行機の羽の形や構造、ターボジェットエンジンやロケットエンジンなどの基本などなど、と~っても面白そうなものばかりです。
この写真はそれらのエンジンの炎の基本を勉強するための実験でした。筒の中にぐるぐると空気を吹き込んで更に真ん中にガスを吹き込みます。すると・・・ゴーーー!!という音と共に燃焼するのです。その空気やガスの量などを変えると燃え方が変わるので調べたりしました。
僕の所属している研究室はいわゆる計算系といわれコンピュータ計算を利用して空気や炎を考えていく所なのでこれからは実験と無縁になります。残りわずかな実験も楽しんでいきたいなぁと思います。
8月の終わり頃から10月まで、観測でハワイに行ったり、研究会の出張、すばる望遠鏡のプロポーザルを書いたりと、なかなか忙しい日々が続いていました。そうそう、10月といえば、utsumiさんも書いていましたが、国立天文台三鷹地区の特別公開がありました。maruyamaが担当の企画(すばる望遠鏡で撮った画像をつかったカードゲーム)があったので、結構忙しかったですが、その分充実したものになったと思います。自分が作ったカードで遊んで盛り上がってくれる方が、予想よりたくさんいらしたのが嬉しかったです。
基本的に滞在中は自炊をしていますが、毎日時間も確保できなかったり、面倒だったりで、 出来合いのものをスーパーで買ってくることも多いです。しかし、おいしいものがなかなかないです。例えば、サンドイッチ、、、非常に大きくて食べごたえは抜群。しかし、鶏と牛、豚のハムが5枚ずつくらい重ねられていて、野菜はレタス一枚が入っているだけ。あまりにもヘビーで、気分が悪くなることも。
最近、スーパーで買う出来合いのものは、寿司ばかりでした。日系人が多いおかげか、寿司だけはかなりまともな味です。もちろん、毎日食べると飽きます。。。
というわけで、何かおいしいものがないかと悩んでいたのですが、この blog にしばしば登場する うつみ氏も、ハワイにはよく行っているようで、「poki」というものが美味しいと教えてくれました。スーパーの魚コーナーにいくと、確かにありました。魚介類をネギや海草などと混ぜて、醤油ベースのソースに漬け込んだものです。マグロのものが一番有名らしいのですが、お店にあったのは「いいだこ」と「ほたて」のpokiでした。いいだこのpokiを購入、宿で食べてみたのですが、確かになかなか美味しい!これも日系人が考えた料理のようで、日本の味でした。
今までハワイで美味しいと思った寿司とpoki, どれも日系人のおかげです。 遠くの南の島に、日本人のアイデンティティが今なお存在するようです。
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■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
Nov 29, 2008
出前授業
サイエンスステーションの主な活動の一つである出前授業、 私も何回か講師を担当してきました。今年は以来元から、太陽風やオーロラに関連した授業の要望がありました。 たぶん、私はサイエンスステーションで唯一、惑星のオーロラ・磁気圏を専門にしている人間なので、今回の授業を担当することになりました。
実は、専門の授業をするのは初めてで、今までは基礎物理の授業をしてきました。
初めてのことなので、授業内容・資料、全て一から作りました。久々に、新しい授業の準備をすると、これが意外と大変なんです。ただ、知識を提供するのではなく、興味を持っていただく、これが最も大事なこと。どうすれば面白くなるのか、悩ましい日々です。
Nov 25, 2008
大学の学園祭
昨日まで大学で学園祭がありました。私が所属する天文系のサークルで私自身は今年は特に大きな企画に参加しなかったのですが、後輩たちが趣向を凝らした企画を運営して多くの来場者に楽しんでもらっていました。大学の学園祭では進学説明会が行われていることがあります。私の大学でもたくさんの高校生とその保護者が職員の説明を受けていました。学園祭やオープンキャンパスのときに行われる進学説明会は大学の職員や現役大学生から話を聞くことができるチャンスなので、自分の興味のある大学の学園祭やオープンキャンパスの日程を調べておいて行ってみるとよいと思います。
utsumiさんも言うように最近気温が下がってきました。冬は星空がきれいだし都心からも富士山や筑波山が見えるので、その雄大な景色は心を和やかにしてくれますね。暖かい料理とともに楽しみが多いですね
Nov 20, 2008
急に冷え込んできました
急に冷え込んできましたね.今年の冬は暖かいのかと思って期待していたのですが,そんなに甘くないようです.この時期の空は透明度もよく晴れるときれいな青空を見ることができます.
その反面,大気中の水蒸気が少なくなるので輻射輸送で大気圏外に熱が逃げて行ってしまうため晴れると寒くなります.いわゆる放射冷却という現象です.
分子雲ガス塊をつぶして星を形成するためには自己重力だけでは足りません.これはある程度つぶれると内部圧力があがりそれ以上つぶれられなくなるためです.ここで放射冷却を引き起こす輻射過程が重要な役割を担うようになります.つぶれることで内部エネルギーが上昇したわけですが,その上昇分を輻射によって抜くのです.そうするとあがった圧力は下がるのでまたつぶれることができます.星形成過程は単純にはこのように考えられているそうです.
熱の輸送過程とかいろいろ勉強しましたが,輻射過程みたいなあまりピンと実感しないような現象も,実はこんなにも身近なところで感じられるのでちょっぴり勉強していて得したなという気分になります.
いずれにせよ,寒くて仕方がないので早く春が来てほしいのですが笑
Nov 12, 2008
工学部の実験2
おひさしぶりです。kanazawaです。またまた工学部の実験についてちょこっと書いてみたいと思います。
しかも、これは今、レポートを書いている実験です(笑)締め切りは明日。。。
僕は今、3年生ですのでこれが最後の学生実験となります。なので専門的な実験が中心なのです。航空宇宙を専攻しておりますので飛行機の羽の形や構造、ターボジェットエンジンやロケットエンジンなどの基本などなど、と~っても面白そうなものばかりです。
この写真はそれらのエンジンの炎の基本を勉強するための実験でした。筒の中にぐるぐると空気を吹き込んで更に真ん中にガスを吹き込みます。すると・・・ゴーーー!!という音と共に燃焼するのです。その空気やガスの量などを変えると燃え方が変わるので調べたりしました。
僕の所属している研究室はいわゆる計算系といわれコンピュータ計算を利用して空気や炎を考えていく所なのでこれからは実験と無縁になります。残りわずかな実験も楽しんでいきたいなぁと思います。
Nov 11, 2008
バタバタ->ちょっとまったり?
こんにちは。maruyamaです。最近はだんだんと寒くなってきましたね。8月の終わり頃から10月まで、観測でハワイに行ったり、研究会の出張、すばる望遠鏡のプロポーザルを書いたりと、なかなか忙しい日々が続いていました。そうそう、10月といえば、utsumiさんも書いていましたが、国立天文台三鷹地区の特別公開がありました。maruyamaが担当の企画(すばる望遠鏡で撮った画像をつかったカードゲーム)があったので、結構忙しかったですが、その分充実したものになったと思います。自分が作ったカードで遊んで盛り上がってくれる方が、予想よりたくさんいらしたのが嬉しかったです。
最近はというと、授業・ゼミ・解析・指導教官との打ち合わせ、という日々を送っています(こうやって文字にすると、やってることは前期とあんまり変わりませんね笑)。後期は前期より授業も少ないぶん、割と楽かなー、なんて夏休みの頃は思っていたのですが、意外とそうでもなさそうです。最近は一段落ついたものがあったりして、少し気が緩んでいるような気がするので、また気を引き締めて頑張らなくちゃです。
Nov 06, 2008
ハワイのおいしいもの
私は観測や観測所の整備のために、ハワイ・マウイ島に滞在することがしばしばあります。基本的に滞在中は自炊をしていますが、毎日時間も確保できなかったり、面倒だったりで、 出来合いのものをスーパーで買ってくることも多いです。しかし、おいしいものがなかなかないです。例えば、サンドイッチ、、、非常に大きくて食べごたえは抜群。しかし、鶏と牛、豚のハムが5枚ずつくらい重ねられていて、野菜はレタス一枚が入っているだけ。あまりにもヘビーで、気分が悪くなることも。
最近、スーパーで買う出来合いのものは、寿司ばかりでした。日系人が多いおかげか、寿司だけはかなりまともな味です。もちろん、毎日食べると飽きます。。。
というわけで、何かおいしいものがないかと悩んでいたのですが、この blog にしばしば登場する うつみ氏も、ハワイにはよく行っているようで、「poki」というものが美味しいと教えてくれました。スーパーの魚コーナーにいくと、確かにありました。魚介類をネギや海草などと混ぜて、醤油ベースのソースに漬け込んだものです。マグロのものが一番有名らしいのですが、お店にあったのは「いいだこ」と「ほたて」のpokiでした。いいだこのpokiを購入、宿で食べてみたのですが、確かになかなか美味しい!これも日系人が考えた料理のようで、日本の味でした。
今までハワイで美味しいと思った寿司とpoki, どれも日系人のおかげです。 遠くの南の島に、日本人のアイデンティティが今なお存在するようです。