■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
今回の会議はお台場の未来館であったのですが,終わってから Decks 東京のバイキングをやっている店に行きました.もともと予定していたわけではないのですが,店の前から見えたチョコレートフォンデュみたいなのが決め手でその店に行きました.
滝のように流れるチョコレートをフルーツやケーキとかに絡ませて食べる形でなかなか面白い企画だと思いました.
大の大人たちがこぞってチョコレートの滝にフルーツとかを突っ込んでる姿もなかなか笑えました.
僕は事情があって出前授業などに参加できていませんが,今後はもっと積極的に関わっていきたいなと思いました.
yonedaさんのblogにも書いてありましたが、私の家(東京の田舎)の方では、わりと星がよく見えます。大学(都会)の方ではさすがに星はよく見えません。まあ場所にもよりますが、ぱっと空を見上げて、2、3個といったところでしょうか。帰宅して自転車をとめて、ふと空を見上げると、いくつかの星座が見える。そういうことに、とても気持が安らぎます。
さて、私は大学3年生ですが、私の周りでも就職活動、俗にいう「就活」を始める人が目だってきました。進路で大きく悩むこの季節、先輩や友達と会話も、就職の事や研究室の話題が多くなります。情報量の多さに驚いたり、早くも面接を受ける友達の話を聞いて焦りが出たり、研究室や大学院でどの分野に進むかなやんだり……。たくさんたくさん悩んで、ひとつひとつ真剣に向かい合って考えて行きたいです。
…とはいっても、実はまだ、3年生も終わりにさしかかっているという実感がわかないのですが。。笑
星空もそろそろ冬の星々が主役になってきました。今は学会の準備で、とんでもなく忙しい状態です。空回りしている状態というのが正しい表現でしょうか。帰宅も深夜になるのですが、先日は研究室からくたくたになって家路に着いたとき、素晴らしい星空が見えていることに気づきました。疲れているにもかかわらず、寄り道して山奥に行き、10分ほど星空を眺めていました。
睡眠時間はもちろん減ってしまいましたが、とてもいい気分でした。いつもは、星の科学データと格闘しているわけですが、そんなことは忘れてただぼーっと空を眺める、そんな心の余裕がいつもあればいいなと思っています。
「お~,僕を待っていた細胞たちよ,ひもじかったろう,ご飯をあげるよ!」
ってなことを言いはしませんが,てんてこ舞い.
松江では,松江北高校の先生方や生徒のみなさんには大変お世話になりました.僕もこの9月と10月の二度にわたる松江訪問で,いろいろと学ばせて頂きました.非常に貴重な体験をさせて頂いたと思います.この場をお借りして御礼申し上げたいと思います.ありがとうございました!!!
さてさて,出前授業とサイエンスカフェも終了したその後は,松江でおいしいご飯を堪能させて頂きました.水がキレイな場所っていいですね.
サイエンスカフェの翌日,22日の日曜日はFujiwara氏とともに,島根観光でした.レンタカーにて,宍道湖畔を西へ.神有月の島根をこの目で見るべく,着いたのは出雲大社.背後の山と一体となった敷地が美しく,また大きな神社の本殿にはただただ驚くばかり.敷地は風水の考え方にも合致する地形だなあ,などと考えながら,本殿を参拝.神話の時代にも破格の大きさの神殿が存在していたとか.古代の技術力はあなどれません.
その後は,日御碕灯台へ.明治につくられた灯台が,風雨,風雪に耐えながら今に至るまで美しい姿を保ちながら今なお現役の灯台として活躍していることに感動しました.周りの岩場は「柱状節理」と呼ばれる多角注がたくさん並んだ構造.これは溶岩が固まる際に収縮することで,規則的な割れ目が入ることで形成されるそうです.「柱状節理」という言葉は今までに聞いたことがあったのですが,今回改めて調べてみました.
22日の最後の目的地は,石見銀山.石見銀山は,世界遺産の候補になっているのだとか.日御碕を出てから,国道をひたすら西へ進み,山奥の銀山へ.銀山を中心とした町がかつては存在したことがよくわかり,映画の「もののけ姫」の「たたら場」を思い起こしました.そういえばたたら製鉄ももとはといえば,出雲地方と関係があったはず.
車を停めた場所からしばらく歩き,間歩(まぶ)と呼ばれる坑道を見学.坑道は観光用に大きく広げられているであろうから,最初に人力のみで坑道を掘ったときの苦労はいかばかりのものかとここでもまた感嘆.そして,掘り出した鉱石からの銀を製錬する方法も見事.原子や分子といった概念もなかった時代に,この銀山で紹介されていた精錬方法に辿り着くまではどれほどの時間と人手を要したのか,考えるだけでも気が遠くなる.ここにもサイエンスの萌芽があったのかもしれません,な~んて.
かくして神話の舞台である出雲の奥深さを垣間見ることができたことも,今回の松江行きによって得られた貴重な経験だったと言えましょう.
下の写真は,石見銀山の間歩の出口.
松江では,松江北高校の先生方や生徒のみなさんには大変お世話になりました.僕もこの9月と10月の二度にわたる松江訪問で,いろいろと学ばせて頂きました.非常に貴重な体験をさせて頂いたと思います.この場をお借りして御礼申し上げたいと思います.ありがとうございました!!!
さてさて,出前授業とサイエンスカフェも終了したその後は,松江でおいしいご飯を堪能させて頂きました.水がキレイな場所っていいですね.
サイエンスカフェの翌日,22日の日曜日はFujiwara氏とともに,島根観光でした.レンタカーにて,宍道湖畔を西へ.神有月の島根をこの目で見るべく,着いたのは出雲大社.背後の山と一体となった敷地が美しく,また大きな神社の本殿にはただただ驚くばかり.敷地は風水の考え方にも合致する地形だなあ,などと考えながら,本殿を参拝.神話の時代にも破格の大きさの神殿が存在していたとか.古代の技術力はあなどれません.
その後は,日御碕灯台へ.明治につくられた灯台が,風雨,風雪に耐えながら今に至るまで美しい姿を保ちながら今なお現役の灯台として活躍していることに感動しました.周りの岩場は「柱状節理」と呼ばれる多角注がたくさん並んだ構造.これは溶岩が固まる際に収縮することで,規則的な割れ目が入ることで形成されるそうです.「柱状節理」という言葉は今までに聞いたことがあったのですが,今回改めて調べてみました.
最後は本日の最後の目的地の石見銀山.国道をひたすら西へ進み,山奥の銀山へ.銀山を中心とした町がかつては存在したことがよくわかり,映画の「もののけ姫」の「たたら場」を思い起こしました.そういえばたたら製鉄ももとはといえば,出雲地方と関係があったはず.
車を停めた場所からしばらく歩き,間歩(まぶ)と呼ばれる坑道を見学.坑道は観光用に大きく広げられているであろうから,最初に人力のみで坑道を掘ったときの苦労はいかばかりのものかとここでもまた感嘆.そして,掘り出した鉱石からの銀を製錬する方法も見事.原子や分子といった概念もなかった時代に,この銀山で紹介されていた精錬方法に辿り着くまではどれほどの時間と人手を要したのか,考えるだけでも気が遠くなる.ここにもサイエンスの萌芽があったのかもしれません,な~んて.
かくして神話の舞台である出雲の奥深さを垣間見ることができたことも,今回の松江行きによって得られた貴重な経験だったと言えましょう.
さてさて、そんなこんなで16時。カフェ・サイエンスステーション in 松江、閉店の時間です。盛りだくさんの内容でしたが、「カラコロ工房」のオープンテラスという大変開放的な雰囲気の中、科学を話題として、お客さんと対話ができたと思います。
一緒に今回のカフェを創ったSSメンバー、松江北高校の先生方、そしてご来店くださったお客様、本当にありがとうございました!今度は松江城の天守閣でやりたいですね!(笑)
この後も楽しみです。
出前授業が終わった直後に、NHK松江放送局に赴き、「しまねっと」という地域情報番組に出演してきました!今日この後、カラコロ工房で行うサイエンスカフェの宣伝です。緊張しっぱなしで肩が凝りましたが、わいわいがやがや楽しい撮影でした。この調子で、カフェ本番も、成功させたいところです。
これはリハーサルの様子。SSメンバー+松江北高校の高校生の総勢13名が出演。
それから、fujiwara個人的には、アナウンサーの方の話術に感心してしまいました。プロだから当たり前なのだろうけど、アナウンサーの方が話したことって、なんかすごく伝わるんですよね。科学を伝える人間としては、あのようなスキルはぜひ身につけたいですね。
昨日午後、島根県立松江北高校での出前授業が、先月に続いて行われました。今回も5講座同時平行の開講で、素粒子やナノテクから宇宙まで、大変幅広いスケールの講義が展開されました。関係した講師・アシスタントのみなさん、お疲れ様でした。
okajimaさんの講義の様子。黒板を使って説明しています。
またまた来てしまいました。松江。今日はこれから松江北高校で出前授業です。また、明日は、「カラコロ工房」という場所で、サイエンスカフェの開催です。屋外でサイエンスカフェを開催するのは、なかなか珍しい試みなのではないでしょうか。天気にも恵まれそうで、ぜひとも素敵なカフェにしたいですね。
例によって、今日明日の様子は、できる限りこのblogでレポートしますので、お時間がある方はぜひ覗いてみてください。また、コメントなどをいただければ、幸いです。
それでは、行ってきます!
先月、島根県松江市で開いたサイエンスカフェが、地元の山陰中央新報に掲載してもらえたようです。ootaniくんが教えてくれました。
山陰中央新報('06/09/28) 遊ぶ : 松江北高サイエンスカフェ開店
何よりうれしかったのが、この記事が「遊ぶ」というカテゴリーに入っていることです。取材してくださった記者さん、なかなか粋なことをしてくれますね。
遊びに近い感覚で気軽に科学に触れてもらいたい、という私たちの雰囲気(意図)が現場でうまく伝わったのかもしれません。そういう意味では、お客さんは多くはなかったものの、今回のサイエンスカフェは成功だったのだと思います。今後、「サイエンスカフェ」というものが松江の街全体に浸透していくといいなぁと思いを馳せるfujiwaraでした。
9月下旬にロシア東端のウラジオストックという町で行われた、日露セミナーという学会に参加してきました。
この学会は普通の学会同様にお互いの研究成果を発表しあう場所です。 しかし、日本とロシアのみの参加で、お互いの交流に重きが置かれている点が特徴でした。
毎日昼食夕食を共にしてお互い交流を深めました。特に夕食はロシアのアルコール、ウォッカを飲んでは一人ずつスピーチを行うなどとても友好的でした。こうした中から研究についても協力体制が生まれていきます。
ウラジオストックは見た目はヨーロッパのようですが、どことなく東南アジアの雰囲気を感じるやさしさにあふれた町でした。
私は先週のうちに大学院の試験結果が全て出そろいました.進路が決まっていなかったため,いくつか受けたので今回の受験はとても長丁場になり,正直しんどかったです.
大学院が決まってから,すぐに卒業研究が始まりました.私は理論系の宇宙物理学の研究室に所属していますが,テーマとしてはダークマター宇宙における密度ゆらぎの成長について研究することになりました.聞き慣れない言葉ばかり出てきて,非常に大変ですが,自分の知らない分野を少しでも勉強して卒業できたらと思って日々勉強しております.
卒業論文のテーマが決まったのが先週なのですが,実は明日に方針発表をしなければなりません.ところが,今週は研究室合宿があったため3日つぶれほとんど準備する時間がありませんでした.研究テーマについて科学的に述べることはまず不可能なので,自分のモチベーションについて発表してきたいと思います.
それでは,また準備に戻りたいと思います!でわ!
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
Oct 30, 2006
SS 会議
昨日は SS の core 会議がありました.これまでの活動報告とか,今後の方針とかを決めます.来年からはまた新しいことがあったりして面白くなりそうです.今回の会議はお台場の未来館であったのですが,終わってから Decks 東京のバイキングをやっている店に行きました.もともと予定していたわけではないのですが,店の前から見えたチョコレートフォンデュみたいなのが決め手でその店に行きました.
滝のように流れるチョコレートをフルーツやケーキとかに絡ませて食べる形でなかなか面白い企画だと思いました.
大の大人たちがこぞってチョコレートの滝にフルーツとかを突っ込んでる姿もなかなか笑えました.
僕は事情があって出前授業などに参加できていませんが,今後はもっと積極的に関わっていきたいなと思いました.
Oct 28, 2006
進路
みなさんこんにちは。maruyamaです。yonedaさんのblogにも書いてありましたが、私の家(東京の田舎)の方では、わりと星がよく見えます。大学(都会)の方ではさすがに星はよく見えません。まあ場所にもよりますが、ぱっと空を見上げて、2、3個といったところでしょうか。帰宅して自転車をとめて、ふと空を見上げると、いくつかの星座が見える。そういうことに、とても気持が安らぎます。
さて、私は大学3年生ですが、私の周りでも就職活動、俗にいう「就活」を始める人が目だってきました。進路で大きく悩むこの季節、先輩や友達と会話も、就職の事や研究室の話題が多くなります。情報量の多さに驚いたり、早くも面接を受ける友達の話を聞いて焦りが出たり、研究室や大学院でどの分野に進むかなやんだり……。たくさんたくさん悩んで、ひとつひとつ真剣に向かい合って考えて行きたいです。
…とはいっても、実はまだ、3年生も終わりにさしかかっているという実感がわかないのですが。。笑
Oct 25, 2006
寒くなりましたね
私が生活している仙台は、大分寒くなってきました。研究室では、皆寒さに耐えかねて暖房を使い始めました。星空もそろそろ冬の星々が主役になってきました。今は学会の準備で、とんでもなく忙しい状態です。空回りしている状態というのが正しい表現でしょうか。帰宅も深夜になるのですが、先日は研究室からくたくたになって家路に着いたとき、素晴らしい星空が見えていることに気づきました。疲れているにもかかわらず、寄り道して山奥に行き、10分ほど星空を眺めていました。
睡眠時間はもちろん減ってしまいましたが、とてもいい気分でした。いつもは、星の科学データと格闘しているわけですが、そんなことは忘れてただぼーっと空を眺める、そんな心の余裕がいつもあればいいなと思っています。
松江から東京へ・・・体は戻るも心はまだ松江に?!
こんにちわ,ootaniです.さてさて,松江から東京へ戻って来るなり,容赦なくさまざまなこと(主に実験)が我が身を待っており,息つく間もない時間を過ごしております.「お~,僕を待っていた細胞たちよ,ひもじかったろう,ご飯をあげるよ!」
ってなことを言いはしませんが,てんてこ舞い.
松江では,松江北高校の先生方や生徒のみなさんには大変お世話になりました.僕もこの9月と10月の二度にわたる松江訪問で,いろいろと学ばせて頂きました.非常に貴重な体験をさせて頂いたと思います.この場をお借りして御礼申し上げたいと思います.ありがとうございました!!!
さてさて,出前授業とサイエンスカフェも終了したその後は,松江でおいしいご飯を堪能させて頂きました.水がキレイな場所っていいですね.
サイエンスカフェの翌日,22日の日曜日はFujiwara氏とともに,島根観光でした.レンタカーにて,宍道湖畔を西へ.神有月の島根をこの目で見るべく,着いたのは出雲大社.背後の山と一体となった敷地が美しく,また大きな神社の本殿にはただただ驚くばかり.敷地は風水の考え方にも合致する地形だなあ,などと考えながら,本殿を参拝.神話の時代にも破格の大きさの神殿が存在していたとか.古代の技術力はあなどれません.
その後は,日御碕灯台へ.明治につくられた灯台が,風雨,風雪に耐えながら今に至るまで美しい姿を保ちながら今なお現役の灯台として活躍していることに感動しました.周りの岩場は「柱状節理」と呼ばれる多角注がたくさん並んだ構造.これは溶岩が固まる際に収縮することで,規則的な割れ目が入ることで形成されるそうです.「柱状節理」という言葉は今までに聞いたことがあったのですが,今回改めて調べてみました.
22日の最後の目的地は,石見銀山.石見銀山は,世界遺産の候補になっているのだとか.日御碕を出てから,国道をひたすら西へ進み,山奥の銀山へ.銀山を中心とした町がかつては存在したことがよくわかり,映画の「もののけ姫」の「たたら場」を思い起こしました.そういえばたたら製鉄ももとはといえば,出雲地方と関係があったはず.
車を停めた場所からしばらく歩き,間歩(まぶ)と呼ばれる坑道を見学.坑道は観光用に大きく広げられているであろうから,最初に人力のみで坑道を掘ったときの苦労はいかばかりのものかとここでもまた感嘆.そして,掘り出した鉱石からの銀を製錬する方法も見事.原子や分子といった概念もなかった時代に,この銀山で紹介されていた精錬方法に辿り着くまではどれほどの時間と人手を要したのか,考えるだけでも気が遠くなる.ここにもサイエンスの萌芽があったのかもしれません,な~んて.
かくして神話の舞台である出雲の奥深さを垣間見ることができたことも,今回の松江行きによって得られた貴重な経験だったと言えましょう.
下の写真は,石見銀山の間歩の出口.
松江から東京へ・・・体は戻るも心はまだ松江に?!
こんにちわ,ootaniです.さてさて,松江から東京へ戻って来るなり,容赦なくさまざまなこと(主に実験)が我が身を待っており,息つく間もない時間を過ごしております.松江では,松江北高校の先生方や生徒のみなさんには大変お世話になりました.僕もこの9月と10月の二度にわたる松江訪問で,いろいろと学ばせて頂きました.非常に貴重な体験をさせて頂いたと思います.この場をお借りして御礼申し上げたいと思います.ありがとうございました!!!
さてさて,出前授業とサイエンスカフェも終了したその後は,松江でおいしいご飯を堪能させて頂きました.水がキレイな場所っていいですね.
サイエンスカフェの翌日,22日の日曜日はFujiwara氏とともに,島根観光でした.レンタカーにて,宍道湖畔を西へ.神有月の島根をこの目で見るべく,着いたのは出雲大社.背後の山と一体となった敷地が美しく,また大きな神社の本殿にはただただ驚くばかり.敷地は風水の考え方にも合致する地形だなあ,などと考えながら,本殿を参拝.神話の時代にも破格の大きさの神殿が存在していたとか.古代の技術力はあなどれません.
その後は,日御碕灯台へ.明治につくられた灯台が,風雨,風雪に耐えながら今に至るまで美しい姿を保ちながら今なお現役の灯台として活躍していることに感動しました.周りの岩場は「柱状節理」と呼ばれる多角注がたくさん並んだ構造.これは溶岩が固まる際に収縮することで,規則的な割れ目が入ることで形成されるそうです.「柱状節理」という言葉は今までに聞いたことがあったのですが,今回改めて調べてみました.
最後は本日の最後の目的地の石見銀山.国道をひたすら西へ進み,山奥の銀山へ.銀山を中心とした町がかつては存在したことがよくわかり,映画の「もののけ姫」の「たたら場」を思い起こしました.そういえばたたら製鉄ももとはといえば,出雲地方と関係があったはず.
車を停めた場所からしばらく歩き,間歩(まぶ)と呼ばれる坑道を見学.坑道は観光用に大きく広げられているであろうから,最初に人力のみで坑道を掘ったときの苦労はいかばかりのものかとここでもまた感嘆.そして,掘り出した鉱石からの銀を製錬する方法も見事.原子や分子といった概念もなかった時代に,この銀山で紹介されていた精錬方法に辿り着くまではどれほどの時間と人手を要したのか,考えるだけでも気が遠くなる.ここにもサイエンスの萌芽があったのかもしれません,な~んて.
かくして神話の舞台である出雲の奥深さを垣間見ることができたことも,今回の松江行きによって得られた貴重な経験だったと言えましょう.
Oct 21, 2006
第2回カフェ・サイエンスステーション in 松江 終了!
最終回は東大のtakezawaさん、ootaniさんによる、「生物に学べ!ナノテク研究最前線」というお話。テンポの良い語り口でわかりやすく、あっという間の時間。質問も出て、盛り上がりました。さてさて、そんなこんなで16時。カフェ・サイエンスステーション in 松江、閉店の時間です。盛りだくさんの内容でしたが、「カラコロ工房」のオープンテラスという大変開放的な雰囲気の中、科学を話題として、お客さんと対話ができたと思います。
一緒に今回のカフェを創ったSSメンバー、松江北高校の先生方、そしてご来店くださったお客様、本当にありがとうございました!今度は松江城の天守閣でやりたいですね!(笑)
カフェで○×クイズ?
トークの第四弾は、理科大のhashimotoさんと東大のokajimaさんによる「似非科学は本当はどうなの?」という対談です。クイズ形式を採用することで、双方向のコミュニケーションを狙ったようです。のんびり超新星談義
トークの第三弾は、京大odaさんと東大okajimaさんによる「超新星爆発と宇宙物理学のよもやま話」。のほほんとした二人の掛け合いは、聞いていて心地よいです。そして、odaさんご自慢の「超新星探しクイズ」は大盛り上がり!カフェサイエンスステーション、順調です
トークの第ニ弾は、東大のyamazakiさんによる「ミクロの世界は波だらけ~量子論からナノテクまで~」。用意した客席がかなり埋まっています。青空の下でのサイエンスカフェ、気持ち良いですね。第二回 カフェ・サイエンスステーション in 松江 開店!
いよいよ始まりました! トークの第一弾は、「DNAの時代~いい事とこれから~」というテーマで、東大のtakezawaさんと理科大のhashimotoさんによる対談です。お客さんの集まりが心配されましたが、通りすがりの方も足を止めて参加してくださっていたりします。さらに、質問などもたくさん出て、午前中から大盛り上がりです。この後も楽しみです。
NHKの番組に出演!
どうもこんにちは。fujiwaraです。出前授業が終わった直後に、NHK松江放送局に赴き、「しまねっと」という地域情報番組に出演してきました!今日この後、カラコロ工房で行うサイエンスカフェの宣伝です。緊張しっぱなしで肩が凝りましたが、わいわいがやがや楽しい撮影でした。この調子で、カフェ本番も、成功させたいところです。
これはリハーサルの様子。SSメンバー+松江北高校の高校生の総勢13名が出演。
それから、fujiwara個人的には、アナウンサーの方の話術に感心してしまいました。プロだから当たり前なのだろうけど、アナウンサーの方が話したことって、なんかすごく伝わるんですよね。科学を伝える人間としては、あのようなスキルはぜひ身につけたいですね。
出前授業終了しました!
どうもこんにちは。fujiwaraです。昨日午後、島根県立松江北高校での出前授業が、先月に続いて行われました。今回も5講座同時平行の開講で、素粒子やナノテクから宇宙まで、大変幅広いスケールの講義が展開されました。関係した講師・アシスタントのみなさん、お疲れ様でした。
okajimaさんの講義の様子。黒板を使って説明しています。
Oct 20, 2006
松江からこんにちは(第二段)
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。またまた来てしまいました。松江。今日はこれから松江北高校で出前授業です。また、明日は、「カラコロ工房」という場所で、サイエンスカフェの開催です。屋外でサイエンスカフェを開催するのは、なかなか珍しい試みなのではないでしょうか。天気にも恵まれそうで、ぜひとも素敵なカフェにしたいですね。
例によって、今日明日の様子は、できる限りこのblogでレポートしますので、お時間がある方はぜひ覗いてみてください。また、コメントなどをいただければ、幸いです。
それでは、行ってきます!
Oct 13, 2006
山陰中央新報に!
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。先月、島根県松江市で開いたサイエンスカフェが、地元の山陰中央新報に掲載してもらえたようです。ootaniくんが教えてくれました。
山陰中央新報('06/09/28) 遊ぶ : 松江北高サイエンスカフェ開店
何よりうれしかったのが、この記事が「遊ぶ」というカテゴリーに入っていることです。取材してくださった記者さん、なかなか粋なことをしてくれますね。
遊びに近い感覚で気軽に科学に触れてもらいたい、という私たちの雰囲気(意図)が現場でうまく伝わったのかもしれません。そういう意味では、お客さんは多くはなかったものの、今回のサイエンスカフェは成功だったのだと思います。今後、「サイエンスカフェ」というものが松江の街全体に浸透していくといいなぁと思いを馳せるfujiwaraでした。
Oct 05, 2006
日露セミナー
こんにちはyamazakiです。9月下旬にロシア東端のウラジオストックという町で行われた、日露セミナーという学会に参加してきました。
この学会は普通の学会同様にお互いの研究成果を発表しあう場所です。 しかし、日本とロシアのみの参加で、お互いの交流に重きが置かれている点が特徴でした。
毎日昼食夕食を共にしてお互い交流を深めました。特に夕食はロシアのアルコール、ウォッカを飲んでは一人ずつスピーチを行うなどとても友好的でした。こうした中から研究についても協力体制が生まれていきます。
ウラジオストックは見た目はヨーロッパのようですが、どことなく東南アジアの雰囲気を感じるやさしさにあふれた町でした。
Oct 03, 2006
卒論に向けて
更新遅くなりました.ごめんなさい.私は先週のうちに大学院の試験結果が全て出そろいました.進路が決まっていなかったため,いくつか受けたので今回の受験はとても長丁場になり,正直しんどかったです.
大学院が決まってから,すぐに卒業研究が始まりました.私は理論系の宇宙物理学の研究室に所属していますが,テーマとしてはダークマター宇宙における密度ゆらぎの成長について研究することになりました.聞き慣れない言葉ばかり出てきて,非常に大変ですが,自分の知らない分野を少しでも勉強して卒業できたらと思って日々勉強しております.
卒業論文のテーマが決まったのが先週なのですが,実は明日に方針発表をしなければなりません.ところが,今週は研究室合宿があったため3日つぶれほとんど準備する時間がありませんでした.研究テーマについて科学的に述べることはまず不可能なので,自分のモチベーションについて発表してきたいと思います.
それでは,また準備に戻りたいと思います!でわ!