■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
物理系の計算に直接必要かといえばそうでもないかもしれませんが,計算機の上で計算をする訳ですからシステムについて学ぶのも悪くないと思います.先学期ではOpenGLを使ってCGを勉強する授業をとっていたおかげで,プレゼンなどですぐに実践できた例もありますし,いつ役に立つかはわかりません.
大学にはたくさんの授業料を払っているので,せっかくなので役に立ちそうな授業は積極的に取り組んで行きたいと思っています.
もうすぐゴールデンウィークですね。みなさまはもう予定でいっぱいでしょうか??maruyamaは、大学の友達と1泊2日で箱根に行ってきます。あとは量子力学や統計物理学のお勉強ですかね。
しかし、サイエンスの研究をするとよくありますが、理解しがたい現象に遭遇するもので、私の研究も例外ではありません。木星の衛星、イオの火山から流出する大気の発光が、イオ付近と、イオや木星からはるか400万キロメートル離れたところで、同様な時間変化をするのです。どうして、離れたところにあるガスが、同様の変化をするのか、解明すべく、ハワイのマウイ島、ハレアカラ山山頂に設置した望遠鏡で詳細な観測をすることになりました。
30日にも及ぶ長期間の観測、さすがに大変そうですが、楽しみにしています。出国は合同大会の翌日、、、学会の準備と観測の準備、大変ハードな毎日です。
先週から実験で筑波のKEKに出かけていました。今回の実験では、大学で行なう実験準備の段階で、普段は滅多とない機械のトラブルが3つも続き、KEKでの実験も無理かも、、、と諦めたくなるような情况でした。他の研究室の方の協力を得て、何とか実験準備を徹夜で終えて、いざKEKへ。
そしたら!!何とKEKでビームがシャットダウン。こーんなにトラブルが続くと実験禁止のお告げなのかと思ってしまいます。昨晩、東京に戻ってきました。
突然できた空き時間、今日一日はのんびりすることにしました。とは言え大学に来てますよ(笑)。実験モードというよりは、書類処理モードで過ごしております。お昼は友人と建物の屋上でのんびり食べました。本当、良い天気。ひなたぼっこには持ってこいでした。
3月末に松山で物理学会があり、無事に発表を終えてきました。天文学会でジュニアセッションがあったという話が出ていましたが、物理学会でも世界物理年2005を記念して去年度からジュニアセッションが行われるようになりました。今回初めてそのジュニアセッションのポスターセッションを見てきました。
まず、大学院生の研究に引けをとらない予想以上の研究テーマの掘り下げ、発表への周到な準備に驚きました。特に実験器具の実物や模型を用いた説明は通常の大学院生の発表には見られないもので、大いに観衆の興味を引いていたようです。天文学会のように物理学会のジュニアセッションもこのまま毎年続けばよいと思います。
いよいよ新学期が始まり、うちの研究室でも修士1年2名と大学4年生2名が新たに配属となりました。来週はこの一年で自分が何をしたいのかを提案するプロポーザルが行われ、今はその準備をしているところです。
最近は毎回毎回同じような話になっているように感じたので,今回は「土星の質量を量る」話をメインにしてみようと思いました.式を使わないために物理法則をCGを駆使して説明したりすると,小さなお子さん方への受けは非常に良かったのですが,大人のお客さんにはなんとなくしらけられてしまった感じがします.
CGを使って描いてもそれが現実とはかけ離れているように感じられてしまったのではないでしょうか?
# そもそもうまく説明できてなかったのかもしれません.
初めての試みでいろいろ試行錯誤した訳ですが,今後はもっと修行を積んで式を使わないで物理を知ってもらえるようなそんな解説が出来るように努力していこうと思います.
本日は来週から始まる授業のガイダンスがありました。去年のガイダンスから、もう1年経ってしまったんだと思うと、本当に時が経つのは早いなあと実感します。今年はどんな科目をとろうか、必修は、選択必修は…などと、友達とおしゃべりしながら考えているうちに、すっかり夕方になってしまいました。ある程度は時間割の方も決まってきたので、来週からの授業、頑張ります!
今年は3年生なので、進路の事をはじめとしていろいろ悩んでいます。でも、そういった悩みも含めて、実りのある1年にして行きたいと思っています。
しかし、実家で研究をするのはかなり違和感があります。こたつに入ってノートPCをひろげ、木星の観測データをひたすら解析、、、しかし、楽な姿勢で(たまにはごろごろしながら)、研究するというのも貴重な機会かもしれません。
銀河学校で学んだ高校生は、新学期を迎えました。僕も院生になりました。高校生は、どんな影響を受けたか、数年後を楽しみにしつつ、数年後の我が身を心配している今日この頃です。
先週、和歌山市で日本天文学会の年会が行われました。天文学会には、ジュニアセッションという中高生が研究発表を行う場があります。今年は、昨年木曽観測所で行われた「銀河学校」の卒業生2組が、銀河学校で研究したことを発表していました。テーマは、「球状星団中の変光星」や「銀河系内のダストの減光」といったなかなか難しいものだったのですが、数百人の聴衆がいる中でも、非常に堂々と発表していたのが印象的でした。発表前は緊張からか堅かった表情も、発表後にはみな笑顔でした。
彼ら/彼女らには、発表した後の達成感や感動と、研究を支えてくれた人々への感謝の気持ちを忘れないでほしいと思います。そして何より、科学への好奇心をいつまでも持ち続けてほしいものですね。
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Apr 30, 2006
4年生になりました
4年生になってから研究室に配属されました.多くの友達は「宇宙物理をバリバリ!」というところなんですが,僕は4年生になってから必修授業がかぶらなくなったので他学部の授業をとるのが楽しみになっています.特に,情報系の学部の授業は理学部では勉強しないような計算機のシステムについて勉強したりします.物理系の計算に直接必要かといえばそうでもないかもしれませんが,計算機の上で計算をする訳ですからシステムについて学ぶのも悪くないと思います.先学期ではOpenGLを使ってCGを勉強する授業をとっていたおかげで,プレゼンなどですぐに実践できた例もありますし,いつ役に立つかはわかりません.
大学にはたくさんの授業料を払っているので,せっかくなので役に立ちそうな授業は積極的に取り組んで行きたいと思っています.
Apr 27, 2006
楽ちん?
こんにちは、maruyamaです。もうだんだん暖かくなって、過ごしやすい季節になってきましたね。前回のmaruyamaのblogでは、どんな科目をとろうか悩んでいた模様を書きましたが、無事決まり、落ち着き始めました。一昨年、去年と比べると、語学と一般教養科目がなくなった分、時間割的にはとっても「楽ちん」になりました。とは言っても、量子力学の演習があるので、遊んでばかりもいられません(当たり前か…)。後期には前期よりも授業が増え、また実験も入ってくるので、今「楽ちん」に慣れててはいけません。時間のある今だからこそ、資格をとる為の勉強等々、色々頑張らなくてはです。もうすぐゴールデンウィークですね。みなさまはもう予定でいっぱいでしょうか??maruyamaは、大学の友達と1泊2日で箱根に行ってきます。あとは量子力学や統計物理学のお勉強ですかね。
Apr 26, 2006
学会、観測…
もうすぐ、地球や惑星の研究者が集まる学会、「合同大会」なるものが、幕張メッセで開かれます。yonedaは今、大学院修士1年ですが、学部時代の研究成果がそれなりにあったので(本人はそう思っているが、、、)、それを是非発表すべく、準備しています。しかし、サイエンスの研究をするとよくありますが、理解しがたい現象に遭遇するもので、私の研究も例外ではありません。木星の衛星、イオの火山から流出する大気の発光が、イオ付近と、イオや木星からはるか400万キロメートル離れたところで、同様な時間変化をするのです。どうして、離れたところにあるガスが、同様の変化をするのか、解明すべく、ハワイのマウイ島、ハレアカラ山山頂に設置した望遠鏡で詳細な観測をすることになりました。
30日にも及ぶ長期間の観測、さすがに大変そうですが、楽しみにしています。出国は合同大会の翌日、、、学会の準備と観測の準備、大変ハードな毎日です。
Apr 25, 2006
理系と文系のあいだ
こんにちは、fujinukiです。大学の並木も新緑が綺麗な季節になってきました。私は専門課程での課題やレポートに追われる生活が始まりました。 そんな中、以前からの興味もあって4/21には早大で開催された理系白書シンポジウムに参加。養老先生の講演や、科学技術ジャーナリズムに関わる方々のお話を聞いてきました。”理系人への応援歌”とされる理系白書シンポでは「理科離れって起こっているの?」「人気の出る科学雑誌の作り方って?」など、さまざまな議論が繰り広げられ、なかなか勉強になりました。 翌日は実行委員の一人として、開催するサイエンスカフェのため札幌へ。 サイエンスに関してさまざまな人の意見を聞き、議論できることは本当に幸福なことです。Apr 17, 2006
実験禁止令?
こんにちは、nikoです。先週から実験で筑波のKEKに出かけていました。今回の実験では、大学で行なう実験準備の段階で、普段は滅多とない機械のトラブルが3つも続き、KEKでの実験も無理かも、、、と諦めたくなるような情况でした。他の研究室の方の協力を得て、何とか実験準備を徹夜で終えて、いざKEKへ。
そしたら!!何とKEKでビームがシャットダウン。こーんなにトラブルが続くと実験禁止のお告げなのかと思ってしまいます。昨晩、東京に戻ってきました。
突然できた空き時間、今日一日はのんびりすることにしました。とは言え大学に来てますよ(笑)。実験モードというよりは、書類処理モードで過ごしております。お昼は友人と建物の屋上でのんびり食べました。本当、良い天気。ひなたぼっこには持ってこいでした。
Apr 13, 2006
物理学会のジュニアセッション
こんにちは、Yamazakiです。3月末に松山で物理学会があり、無事に発表を終えてきました。天文学会でジュニアセッションがあったという話が出ていましたが、物理学会でも世界物理年2005を記念して去年度からジュニアセッションが行われるようになりました。今回初めてそのジュニアセッションのポスターセッションを見てきました。
まず、大学院生の研究に引けをとらない予想以上の研究テーマの掘り下げ、発表への周到な準備に驚きました。特に実験器具の実物や模型を用いた説明は通常の大学院生の発表には見られないもので、大いに観衆の興味を引いていたようです。天文学会のように物理学会のジュニアセッションもこのまま毎年続けばよいと思います。
いよいよ新学期が始まり、うちの研究室でも修士1年2名と大学4年生2名が新たに配属となりました。来週はこの一年で自分が何をしたいのかを提案するプロポーザルが行われ、今はその準備をしているところです。
Apr 08, 2006
式を使わない難しさ
昨日は国立天文台の定例観望会で解説担当をつとめました.この解説担当というのはその日の観望天体を15分程度で説明し,来ていただいたお客さんにただ望遠鏡をのぞくだけでなく,詳しく見ていただく役割を持っています.最近は毎回毎回同じような話になっているように感じたので,今回は「土星の質量を量る」話をメインにしてみようと思いました.式を使わないために物理法則をCGを駆使して説明したりすると,小さなお子さん方への受けは非常に良かったのですが,大人のお客さんにはなんとなくしらけられてしまった感じがします.
CGを使って描いてもそれが現実とはかけ離れているように感じられてしまったのではないでしょうか?
# そもそもうまく説明できてなかったのかもしれません.
初めての試みでいろいろ試行錯誤した訳ですが,今後はもっと修行を積んで式を使わないで物理を知ってもらえるようなそんな解説が出来るように努力していこうと思います.
Apr 05, 2006
新年度
こんにちは、maruyamaです。桜も満開ですね。みなさんはお花見しましたか?maruyamaは新宿御苑で、ささやかにお花見をしました。そういえば東京は雨が降るそうで、花が散ってしまわないかちょっぴり心配です。家の近くも、電車から見える桜並木も、とってもきれいです。本日は来週から始まる授業のガイダンスがありました。去年のガイダンスから、もう1年経ってしまったんだと思うと、本当に時が経つのは早いなあと実感します。今年はどんな科目をとろうか、必修は、選択必修は…などと、友達とおしゃべりしながら考えているうちに、すっかり夕方になってしまいました。ある程度は時間割の方も決まってきたので、来週からの授業、頑張ります!
今年は3年生なので、進路の事をはじめとしていろいろ悩んでいます。でも、そういった悩みも含めて、実りのある1年にして行きたいと思っています。
Apr 04, 2006
銀河学校を終えて
銀河学校を終えて早1週間、早速研究の生活に戻っています。といっても、今は奈良の実家。数日後に再び、銀河学校のあった木曽観測所で観測をする予定、わざわざ仙台に戻ってまた木曽に出向く気力が無く、また交通費を2往復分かけるよりは…、ということで、税金の節約もかねて実家に滞在しているわけです。しかし、実家で研究をするのはかなり違和感があります。こたつに入ってノートPCをひろげ、木星の観測データをひたすら解析、、、しかし、楽な姿勢で(たまにはごろごろしながら)、研究するというのも貴重な機会かもしれません。
銀河学校で学んだ高校生は、新学期を迎えました。僕も院生になりました。高校生は、どんな影響を受けたか、数年後を楽しみにしつつ、数年後の我が身を心配している今日この頃です。
Apr 01, 2006
日本天文学会ジュニアセッションで銀河学校卒業生が発表!
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。先週、和歌山市で日本天文学会の年会が行われました。天文学会には、ジュニアセッションという中高生が研究発表を行う場があります。今年は、昨年木曽観測所で行われた「銀河学校」の卒業生2組が、銀河学校で研究したことを発表していました。テーマは、「球状星団中の変光星」や「銀河系内のダストの減光」といったなかなか難しいものだったのですが、数百人の聴衆がいる中でも、非常に堂々と発表していたのが印象的でした。発表前は緊張からか堅かった表情も、発表後にはみな笑顔でした。
彼ら/彼女らには、発表した後の達成感や感動と、研究を支えてくれた人々への感謝の気持ちを忘れないでほしいと思います。そして何より、科学への好奇心をいつまでも持ち続けてほしいものですね。