NPOサイエンスステーション
   −出前します、最先端の科学の授業−

■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。

Dec 20, 2007

大型望遠鏡計画

私の所属してる研究室は、現在ハワイ、マウイ島のハレアカラ山に観測所を持っています。備え付けの望遠鏡は40cm、ごくごく小さな望遠鏡です。しかし、大きな望遠鏡が必要になりそうなので、観測所の地主のハワイ大学に、大型望遠鏡(口径1-2m)の建設の許可をお願いしたところ、ハワイ大も大きな望遠鏡が必要なので、共同建設しよう、ということになりました。
私自身は、使用している望遠鏡が年々小さくなってきています。研究一年目は60cm、2年目は20cm、3年目は15cm。研究内容のレベルが下がっているわけではありません。小さな望遠鏡でできる科学研究があるし、小さな望遠鏡の機動性は抜群です。ハレアカラの観測所群の中でも、最小の望遠鏡で研究しているのはちょっとした自慢です。
我が研究室の大型望遠鏡計画がある程度決まったときは、興奮しましたが、小さな望遠鏡で頑張るというこだわりも捨てがたいものです。
計画の大型望遠鏡が完成した頃、私の小型装置の活躍の場が残されているか、気になるところです。
Posted at 16:20 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Dec 14, 2007

ふたご座流星群

今日はふたご座流星群の極大日です。東京でも晴れていて、今夜はたくさんの流星が見られそうです。僕は天文のサークルに入っているのですが、ふたご座流星群を見るために先ほど千葉県の東端に出発しました。でも、僕は居残りです。

僕が始めて流星を見たのは1998年のしし座流星群の時でした。軌跡は短かったのですが、ほのかに緑色を帯びた様子がとても印象的に残っています。もちろん、2002年の大出現も見ました。当時、青森県に住んでいたのですが、その夜は岩手県まで晴れている場所を探しに行きました。

今日は家に帰って、暖をとってから流星を見ようと思います。締め切り間近のレポートを大量に抱えていますが…。皆さんも、今宵はふたご座流星群のショータイムに酔いしれてみてはいかがですか?
Posted at 21:33 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Dec 05, 2007

重力レンズ

たまには自分の研究の話でも書きたいと思います.
私は銀河団の重力レンズ効果によって,銀河団の背景にある銀河がゆがめられる現象を測定し,見ることのできない重力レンズ源の特長を調べています.
通常の解析よりも幾分か作業が多く何をやっているか分からなかったり,現象のイメージがしにくいことがあるので,研究の合間を縫って重力レンズシミュレータを作ってみました.
この手のシミュレータは昔から画像処理の業界などでは基本的なテクニックなので,とりわけ珍しいものでもないのですが,あらかじめ用意されているライブラリを駆使して,作ったところが今回のプログラムの売りです.

なんとこの画像を書くために書いたプログラムは行数にして,たった10行!
しかも自分で雑に書くよりもはるかに高速なハードウエアに特化したプログラムが,非常に簡単に書けてしまうのです.なんともありがたいことです.
パソコンの進化も速いですが,少し先端技術を調べてみると,自分では簡単に出来ないようなことが非常に楽にできるようになっている世の中ってとても良いですね!
活用していかなければ.
ss
Posted at 15:37 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Dec 03, 2007

LEDに想い馳せる

 こんにちは。最近は卒業論文をこまごまとやっています。私の場合は、実験データなどを使うものではなく、勉強したものをまとめる、といったほうが近いかもしれません。が、実験データを扱う友達は、「データがうまくとれない!」「装置が壊れた…」などと、ひーひー言っています。

 さて、授業と卒論の毎日ですが、息抜きにちょこちょこと美術館に行っています(息抜きしすぎかもしれない)。最近行ったのは、六本木ヒルズの森美術館と、木場にある東京都現代美術館です。どちらも盛りだくさんの展示で満足でした。
六本木ヒルズは美術館のチケットと展望台のチケットが一緒についているので、夜に行けば大都会の夜景がみれます(もちろん昼に行けば大都会の「昼」がみれるわけですが)。夜にはクリスマスまでスカイ・イルミネーションというイベントをやっていて、夜景に加えてイルミネーションや光るクッションなどの、夜ならではの光によってデザインされた空間が楽しめます。この展望台に限らず、今のシーズンは普段通る道やデパート等、至る所でイルミネーションがみられますね。自宅のベランダや玄関先を綺麗に装飾しているおうちもあります。このイルミネーション、ちょっと前までは大量の電球を木や植え込みの草などに、巻き付けたりかぶせたりして光による空間を生み出していたのですが、電球はみなさんご存知の様に、切れます。そのままにしておくと、さらに切れた電球が増えてしまい、せっかく綺麗にデザインされたイルミネーションが台無し、なんてこともあるわけです。
 しかし、そんな状況を救ったのが発光ダイオード(LEDともいいますね)。小型で寿命も長く、安価で省エネ。科学技術の発達によって、電球からLEDによるイルミネーションにシフトしてきたことがうなずけます。ご存知の方も多いと思いますが、なにもこのLEDは、イルミネーションのような特別(?)なものに使われるだけでなく、信号機や駅のホームにある次の電車を示す案内表示、携帯電話等に使われており、私たちの生活に非常に密接に関連しているのです。今や日常生活に欠かせない光から、なくても生活出来るけど、あるとステキなイルミネーション。ちょっとLEDに想いを馳せてみるのもいいかもしれません。
Posted at 22:37 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Nov 29, 2007

ワイドな画面

私は研究室で1台、パソコンを与えられていますが、その画面はブラウン管、つまり、テレビ一台がデスクの上にあるような感じでした。大きめの机を使っているはずなのに、ものを置く場所が少なくなり、不自由極まりなかったので、担当教官にお願いして液晶ディスプレーを買って頂きました。
今日、届いたので早速セットアップ、非常に快適になりました。今まで狭い思いをしていたのがばかばかしいくらいです。これで、画像処理、論文執筆など、広い画面を利用して悠々とできそうです。
今は卒業に必要な修士論文と学会誌を並行して執筆しています。年末に向けて効率アップしたいものです。
Posted at 23:03 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Nov 25, 2007

学園祭

みなさん、こんにちは。hashihataです。最近、ぐっと冷え込んできましたが、体調管理には十分お気を付けくださいね。ちなみに、僕は暑いよりは寒いほうが過ごしやすいです。

さて、現在僕の大学では学園祭が開催されています。僕の所属するサークルも学園祭に参加していて、僕自身は天文系のコラムを書きました。他の人も含めてコラム集を配布したところ、すぐに無くなってしまったので、増刷しました。

そういえば、僕は他の大学の学園祭を見に行ったことがありません。来年は、他の大学の学園祭を見たいものですね。高校生のみなさんも学園祭を見ることによって、大学の雰囲気を知る機会になると思いますよ。
Posted at 09:22 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Nov 12, 2007

スパムとの戦い

先日の spam post への対策をしてから安心していたのですが,残念ながら数日に1件ずつまだ spam が post されています.
どうやって防御すればいいか難しいのですが,相手はなかなか上手なようです.
こっちももう少し真剣に対策したいと思います.というか,日本語を読めるのでしょうか?なんだかそんな感じがします・・・

すこし途方に暮れていますが,なんとかブロックしてみせます.
Posted at 21:06 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Nov 10, 2007

液体酸素

 最近少しずつ寒くなりはじめたせいか、ちょっと風邪をこじらせてしまいました。前回の私のblogで、「健康が一番」なんて書きましたが、まるでだめだめです。早寝早起き生活を頑張りたいところです。

 この間、ふらっと物性の研究室に遊びに行った所、液体窒素を使って酸素を液化する実験(「実験」というほど立派なものではないですが)をしていました。私が今まで見た事があったのは、液体窒素にバラの花をいれると、簡単に手で潰せてしまったり、バナナを凍らせて釘を打ったり…というものでした。恥ずかしながら(?)液化した酸素はみたことがなかったので、私もその輪にいれてもらって、実験に参加してきました。
まず、風船を酸素で膨らまし、その風船の口を、試験管を小さくしたようなガラス瓶にかぶせます。風船の部分を持って、ガラス瓶の部分を液体窒素の中に入れます。すると風船が徐々にしぼんで、瓶を液体窒素から取り出してみて見ると、なにやら水色の液体がたまってる…!そう、これが液体酸素でした(ちなみに、窒素の沸点は約-196℃、酸素の沸点は約-183℃です)。
 さらに、この液体酸素がたまったガラス瓶に強力な磁石をくっつけてみると、中の液体酸素が磁石に引き寄せられているのがわかります。液体酸素は磁性をもっているのです。
 その時の写真が無いのが残念ですが、4年生になってから、普段実験等をしない私にとっては、とても新鮮なできごとでした。その後も、酸素の次はアルゴン…と、風船を使った同じ方法で違う気体を液化してみたりと、楽しい時間を過ごせました。また物性の研究室に遊びに行ってみようかなあ。

 余談ですが、今、このblogを自分の机で書いています。うちで飼っている猫が、blogを書く前からずっと私の膝の上に乗って眠ってます。猫は人間より体温が高いので暖かくて良いのですが、そろそろ猫の体重をささえるのが辛くなってきました。。
Posted at 16:36 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Nov 08, 2007

ワイン探し

我が研究室にボストン大学の教授が明日からやって来ます。 今まで、我々の訪米時に何度か会っていたのですが、日本で会うのは初めてです。我々がアメリカにいるときに英語に困る以上に、彼らが日本で日本語を使えずに苦労することは目に見えているので、準備が大変です。英語での応対が可能なホテルを用意したり、英語だけで何となかるように、日本での移動の手配をしたり。
我々がボストンをお邪魔したときは、大変なおもてなしをしていただいたので、お返しにも気合いが入ります。私は歓迎パーティ時のワイン調達係を任されました。先週から良さそうなものを試飲したりして探して、一昨日、やっと良いのを見つけました。スパークリングワインと白は山形のワイン、赤ワインはオーストリア産(オーストラリアにあらず)、なかなか満足のできるものが集まったと思います。科学の世界だって、結局は人と人のつながり、こういう機会を大事にしようと思います。
Posted at 19:35 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Nov 06, 2007

スパム対策

こんにちは.前回 blog さぼっちゃいました.ごめんなさい.

最近,メールや blog が spam でいっぱいになって破綻しかかっていますが,皆さんはどう対策されていますか?ぼくはメールに関していえば,Gmail を使っています.もうよくご存知かもしれませんが,Gmail の spam filter はかなり強力で数分に1通来ていた spam mail が数通/日までなくなりました.
ただ,yahoo のフリーメールから出されている,意味のあるメールが spam に分類されてしまうことが非常に多いのが玉にキズなのですが,まぁ,効率が良くなったのでその点は目をつぶることにします.

一方,blog についてなのですが,この blog も多数の spam が投稿されていました.いろんな対策をしていたのですが,一向に良くなる気配はなく,半分あきらめかかっていました.ところが,見かねた fujiwara 氏から「日本語の post だけ受けるようにしたら?」という指摘を受け,この blog が外国語対応でなければならない理由もないので,さっそく全角文字がないと投稿を受け付けなくしてみました.
はてさて,この対策の効果はどうなるでしょうか?しばらく様子を見てみたいと思います.
Posted at 13:57 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Nov 04, 2007

介護等体験

皆様、こんにちは。hashihataです。さて、先月は忙しい日々を送っていました。そのなかで、大変だったのが、タイトルにもある介護等体験でした。介護等体験とは小・中学校の教諭の普通免許状取得希望者が体験する必要のある制度で、社会福祉施設等に5日間、特殊教育諸学校に2日間行きます。今回私が体験してきたのは社会福祉施設の(高齢者関係福祉施設)でした。皆様の中ではボランティアで介護経験をされている方も多いと思いますが、私は完全なる初心者であったため、ワクワクするよりかは緊張のほうが大きかったです。体験が始まって初日は緊張の影響でうまく高齢者とコミュニケーションをとることが難しかったですが、2日目以降は様々な話をすることができました。この介護等体験で得た経験は私は有意義なものになったと思います。もちろん、介護は大変なことであることは感じましたが、それ以上に心が豊かになる等の貴重な体験となりました。
Posted at 21:15 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Oct 21, 2007

健康第一

 こんにちは。maruyamaです。
 先月の終わり頃に岐阜大学で天文学会があり、名古屋まで高速バスを使って、友達と岐阜まで行ってきました。天文学会2日目の夜に、また高速バスで東京へ戻ったのですが、あまり眠れず、疲労がたまっているのが自分でもわかるほど。すぐに家に帰って眠りたかったのですが、東京についた日は研究室のゼミの日で、しかも私の発表日でした。学会にいく前からきちんと準備をしておけばいい話なのですが、日頃の行いが災いして、まだやり残していた部分がありました。。なので、泣く泣く(?)そのまま大学へ向かい、ゼミの準備をしたり、授業を受けたり…。そしてゼミを無事に終えて、家に帰ってすぐさまベッドに潜り込みました。
 …と、ここまではいいのですが、次の日体調が少しだけ悪くなり、とうとう夜には熱が39度近くまで出てしまいました。これにはさすがに驚き、病院に行ってみると、急性胃腸炎だと診断されました。薬をのんで大人しく眠り、熱が下がるとだいぶ楽になりました。おそらくいろいろな疲れがたまって、このような症状が出たのだと思います。
 熱がちゃんと下がって(体調は万全ではなかったのですが…)すばる秋の学校というものに参加をしました。すばる秋の学校は、すばる望遠鏡の解析講習会のようなものです。私はSuprime-Camという観測装置でとったデータの解析をしたのですが、解析というものを初めて一通り体験し、私にとってとても有意義な時間をすごせました。まだまだ勉強することがたくさんありますが、解析の第一歩として、参加できて本当に良かったと思いました。

 とはいえ、私が先月から学んだことは、健康が一番ということです。皆さんも(暴飲暴食など)体調には十分気を付けてくださいね。
Posted at 23:36 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Oct 20, 2007

卒業審査

昨日は修士課程の卒業審査中間発表でした。地球物理学教室で惑星・宇宙空間プラズマなどを研究する10人ほどの修士課程2年生が、順番に1ヶ月かけて発表する審査です。
私の順番は最後でした。別に緊張することもなく、無難な発表でした。しかし、発表30分、質疑応答30分の予定が、最後だったため、延長しても他の発表に影響がなく、質疑応答し放題な状況になりました。質問する人は多数、答えるのはもちろん私一人、そんな状態が続き疲れ果ててしまいました。言いたいことが全て言えた充実感と疲労感で一杯でした。
次の最終発表は発表20分、研究成果をうまくまとめる力が試されます。
Posted at 20:34 by yoneda | WriteBacks () | Edit

ゼミ合宿

 こんにちは。maruyamaです。
 先日、2泊3日で千葉の館山に行ってきました。目的はゼミ合宿。私は素粒子論の研究室に所属しているのですが、普段ゼミのメンバーですることといえば週に1回のゼミと、たまにある飲み会くらいなので、少し寂しい感じなのです。他の理論系の研究室もこんな感じかもしれませんが、実験系の研究室などは、実験のために毎日のように他の研究室メンバーと実験をしたり(もちろんゼミも)、私にとってはなかなかうらやましい環境です。そこで、長期休暇を利用して、期間中になにかやろうということで、ゼミ合宿を開催したのです。4年生らしいイベントに、ゼミのメンバーはウキウキしながら東京駅を出発しました。
 1日目はいつもゼミで読んでいる教科書ではなく、ゼミ合宿用の教材で輪講。初日ということもあって疲れもあり、この日はあまり夜更かしせずに就寝。
 2日目はせっかく海があるので釣りをしようという計画をたてていましたが、釣具店で竿をレンタルしていないという事が発覚し、急遽浜辺で遊ぶ事に。午前中めいっぱい遊び、午睡をとったにもかかわらず、この日も夜更かしはせずに就寝。
最終日の3日目は城山公園で観光をし、東京へと戻ってきました。
 とっても健康的な、ちょっと遅い夏休みを満喫した3日間でした。卒論の提出が終わったら、またゼミのメンバー+先生でどこか合宿に行きたいものです。
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Posted at 19:56 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Sep 25, 2007

発表準備

11月に開かれる総研大ワークショップ(http://soken-ws.jp)での発表準備をしています.自分の研究とそれから ScienceStation の活動について発表するつもりです.
これから2ヶ月間くらい,小学校で講義,大学でコロキウム,高校で講義,そしてワークショップでと発表続きでその準備が大変です・・・
自分の研究を発表するのはまだましなのですが,その他の普及活動については未だに得意になれません.というか,SS の先輩たちがうまいので(で,なおかつぼくが負けず嫌いなので)とてもイライラします笑 なんとかがんばって,いつしか超えられるようになれたらと思うのですが,なかなか思うように市民向けの講義が出来ません.
社会の一員として少しでも社会貢献できればと思うのですが,しばらく時間がかかりそうです.それではまた準備に帰ろうと思います.でわ!
Posted at 01:26 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Sep 20, 2007

今年は修士課程最後の年、卒業審査があります。 来月は卒業審査中間発表。明日はそのリハーサルです。学部4年時代からの積み重ねで発表内容が構成されます。発表の準備をして、その発表資料を眺めると、自分でも「なかなかがんばったじゃないか」って思えます。
そんな卒業をかけた重要な時期ではあるのですが、先日の土曜日は出前授業の講師を担当し、お台場の日本科学未来館まで出向いていました。脳裏には常に、「もうすぐ卒業審査・中間発表」という危機感が常にありましたが、電波受信キットを用いた授業を行い、受講生の皆さんにはお楽しみいただけたことと思います。
受講生の年齢層は10代から70代くらいでしょうか。これほど幅広い年齢層に授業をするのは初めてです、中学生が数名。私の授業を通して、若い彼らが科学の道へ進んだりすることがあるのだろうか、そんな授業の長期的な影響が気になります。特に科学者になる人材の育成を目的としているわけではありませんが、受講生の皆さんの科学に対する感覚に貢献できればうれしいものです。
Posted at 18:01 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Sep 17, 2007

日本科学未来館の出前授業

15日に行われた日本科学未来館の出前授業に講師の米田さんのアシスタントとして参加してきました。会場に集まった参加者は未来館友の会会員の17名で、小学生から成人という幅広い年齢層でした。授業は「電波ってなに? -電波を"聞く"実験を通しての理解-」というテーマで行われました。電波は電磁波の一種であるということ等の講義のあとに、電波を受信する簡単な機器を参加者全員が作りました。材料の導線は10mにも及ぶため、途中絡まってしまうなどのトラブルもありましたが、何とか全員完成させることができました。受信機は電波の発生するものに近づけるとバチバチという音を捉えたりして、参加者からは歓声が上がったりしました。詳しくは、近日ホームページにアップされる活動の様子をご覧ください。
Posted at 02:50 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Sep 03, 2007

すばるツアー最終日 (9/1-2) 「帰路」

往路と同じようにヒロ空港からホノルル空港を経由して成田空港へ帰って来ました。この数日間で仲良くなった面々が楽しく語りながら、成田空港では満足感と充足感のある顔をたくさん、みることができました。

参加者のみなさん、暖かく向かえてくれた「すばる」の方、Science Station の面々、現地ツアーガイドのみなさん、ありがとうございました。

また、Science Station のイベントや日本科学未来館のイベントでお会いできるのを楽しみにしています。

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Posted at 14:38 by enoto | WriteBacks () | Edit

すばるツアー 3 日目 (8/30) 「すばる望遠鏡見学」

3 日目はいよいよ、マウナケア山に登って「すばる」望遠鏡を見学する。 朝は藤原君、内海君とレンタカーを借りに行ったり、サンドイッチの受け取りに行ったりもした。

さて、三台の 4WD に分乗しサドルロードを一路マウナケアに向かった走って行く。この日は雲が出ていて、以前に観測に来たことのある藤原君と内海君は風景が違うので道が正しいかを心配していたが、問題なく正しい道だった。どうもいつもとは少し様子が違ったようである。1時間ほどで、途中のオニヅカビジターセンター(標高 2800 m)へと到着する。ここにて昼食のサンドイッチやバナナを頬張る。さすがにこの高度まで登って来ると案外寒い。高山病にならないようにここで小一時間ほど待機してから山頂へ向かう。

オニヅカからマウナケア山頂(標高 4260 m)まではざっと 30 分ほど。 雲が案外高いところまで登ってきている。車は急な傾斜の坂道を必死に登って行き、やがて頂上の望遠鏡群が見えて来た。まずは高台から「すばる」望遠鏡が見える場所にて下車、思い思いに世界各国から集まって来た望遠鏡群や目的の「すばる」望遠鏡を眺めやり、記念撮影をする(写真)。左手に見えるのが「すばる」望遠鏡、その右の双子は Keck 望遠鏡である。この時点までで高山病にかかって見学ができない参加者の方が出なかったのはとても幸いなことだ。

いよいよ、すばる観測所見学。二班に分かれヘルメットを装着して見て回る。望遠鏡の土台部分、主反射鏡、各種検出器群、ドームの中、などなど、普段は見れそうもない場所まで案内していただくことができた。高山で空気がなく、いささか辛そうな感じではあったが、参加者のみなさんも興奮気味に見て回っていた。

また記念撮影の後、いったんオニヅカまで下りて来る。ここで夕食。この後ふたたび山頂まで登っていって夕日見学なのだが、少し体調を崩している方もいたので榎戸はオニヅカに一緒に残って御留守番である。オニヅカセンターの中では、外国の大学院生(?)のサイエンスカフェのようなものが行われていたりもした。夕日見学の人達は「寒かった〜」といいつつも、写真をいっぱい撮って下山して来た。この日はいつもよりマウナケア山の気温が高かったようで、山頂近くまで雲が登ってきていた。残念ながら水平線や地平線に夕日が沈むところは見えなかったということだが、雲間に消えて行くところを見る事ができたということ。

最後は、この 2800 m のベストポイントでの天体観測。しかし、寒い。最初は少し曇っていてあまり星は見えなかったが、参加者の祈りが通じたのか途中から晴れ始める。ツアーガイドさんによる星座解説と星座にまつわる伝説の解説を交えて時が過ぎていった。

帰路には雨が降る中、サドルロードを戻って行く。途中で事故車と遭遇したりもしたが、我々は無事に、だれひとり高山病で大変なことにはならずにホテルに戻ることができた。

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Posted at 14:27 by enoto | WriteBacks () | Edit

すばるツアー 2 日目 (8/30) 「サイエンスカフェ」

今日は出発まで時間がある。 朝の自由時間にヒロハワイアンの周りを歩いてみる。ホテルの横は真っ青な太平洋の海原。遠くに積乱雲が無数に生まれており、海の方角からいつも風が吹き寄せてくる。白い造りのホテルはたくさんの緑に囲まれていて、淡青の空を背景にとても絵になる。

本日はまず、イミロア天文学研究センター。イミロアとは「知識を伸長する」といった意味で、比較的最近できたハワイ文化と天文研究を紹介する施設だ。ハワイ原住民の文化、とくに大洋を渡ってはるばるハワイ諸島にやってきた人々の技術や、世界的な天文研究のメッカであるハワイを中心にした最新の研究がわかりやすく紹介されていた。SS のメンバーがときおり解説を混じつつ、みなさん思い々々に展示に見入っていた。4D2Uシアターやプラネタリウムでは、ハワイの歴史、ハワイ原住民の星座の話、ビッグバン、超新星爆発などの話題が繰り広げられていた。

午後は日本のハワイ観測所ヒロ山麓施設の見学。高見英樹先生が補償光学のお話を、臼田-佐藤久美子さんが「すばる」の概要を説明してくださって、参加者のみなさんからも活発な質問が飛んでいた。施設の中のSuprime-Cam などを見学することもできた。

夜はサイエンスカフェ。海の見えるジュニアスイートの部屋を借り切って、コーヒーや茶菓を用意し、壁にプロジェクターを投影する。夜の 7 時には部屋一杯に参加者のみなさんが集まってくださった。今回のスピーカーは 5 人。榎戸が「いろんな波長で眺めた宇宙の話」を、すばる望遠鏡の鈴木さんが「宇宙のさまざまな時代での銀河の形状の話し、ハワイでの生活、検出器の話」を、友野さんは写真を交えながら「ハワイでの生活や研究について」、風間くんが「地震研究と火山の話。浅間山で測定している絶対重力計の話」、内海君が「ダークマターの話と弱重力レンズの研究について」話した。

質問も多数出て、スピーカーとお客さんが和気藹々と話す場面もあり、講演終了後もスピーカーや臼田さん、途中から合流した宮田さんを交えて参加者と話す輪があった。どのスピーカーや研究者も話がうまく、多少話が長くなってしまってはいたが、いい雰囲気が醸し出されていた。学会発表でもないのであまり強く縛らない方がサイエンスカフェの理念に沿っていてよいだろう。そんな交流のある一日だった。 DSC_0184 sc2
Posted at 14:04 by enoto | WriteBacks () | Edit

すばるツアー 1 日目(8/29) 「キラウエア火山見学」

まだ夏の暑さの残る成田空港のロビーに、一般参加のみなさん(以下、参加者のみなさん)とサイエンスステーション(以下、SS)のメンバー6人、日本科学未来館の鶴ヶ崎さんが集合。簡単な旅行説明の後、SSメンバーの自己紹介。初対面ばかりでちょっとドキドキしつつも、これからの数日間への期待感が伝わってくる。

現地に到着したらすぐにキラウエア火山の見学があるので、成田空港にて宮田君と風間君がパンフレットを片方に、ハワイの火山活動についての事前説明を行った。空港内の喧噪で少し聞き取りにくいものの、お客さんの真剣な聞き入りっぷりがいい。

7時間近いフライトで太平洋を飛び越え、ホノルル空港でハワイアン航空ヒロ行きに乗り換え。空港内にはスタバが何軒かあって、建物のはずれにある暇そうなスタバでは、時間を持て余した現地店員さんに日本について根掘り歯掘り聞かれたりもする。

青い海の中に数珠のように連なったハワイの島々の上を飛び、機内のグアバジュースを味わっているうちにヒロ空港に到着。南国らしい開放的なつくりの建物を出ると、思いのほか涼しい空気のなかに二台のバンが我々を待っていた。

一路バンは巨大なハワイ島の南東部に向けて南下し、南国らしい植物に囲まれたキラウエア火山国立公園(標高 1200 m)の中に入っていく。附属施設ボルケーノハウスでバイキング形式の昼食をとったあと地面から噴煙が吹き出している穴や、直径 4 kmほどもある巨大なカルデラを見物。日本の火山とは違って、噴火口の近くまで見に来ることができるのが特徴で、SS の宮田君と現地ツアーガイドのおばちゃんが競うように解説し、地球が躍動している様子を肌で感じることができる。

チェーンオブクレーターズロードという曲がりくねった一本道を進むと、溶岩が道路の上を這っている行き止まりまで行き着く。ここが道の終わりだ。まるでチョコレートのようにひろがった溶岩が太平洋に流れ込んでおり、ハワイがまさに広がっている場所だ。このあたりの溶岩に車をとめ、足元をよく探してみると不思議な形をした小さな溶岩の粒を見つけることができる。火の女神ペレの金色がかった細い髪の毛のような岩、いわゆるペレの髪の毛 (Pele's hair)と、黒い涙のように固まった岩石、ペレの涙(Pele's tears)だ。同じ溶岩も温度によって全く違った姿をしているのはとても不思議で、一行はしゃがみこんで真剣にペレの髪の毛を探していた。

さらに溶岩が地中を貫いたサーストン溶岩トンネルを見物してから、ヒロハワイアンホテルに到着。長い初日でした。 DSC_0107
Posted at 12:28 by enoto | WriteBacks () | Edit

Aug 30, 2007

ホノルル

ALOHA!
ホノルルに到着しました!現在,ハワイ島への乗り継ぎ便の搭乗を待っています.ツアー参加者の皆さんお疲れのようです.慣れてるはずの私も,飛行機のシートに個人用テレビがあってそれに見入ってしまったために,若干寝不足です.

入国審査などでも特に目立ったこともなく順調に進んでいます.今日の予定はヒロについてからキラウエア火山の観察です.普段のすばる出張ではなかなか行けないのでとても楽しみです.それでは!
Posted at 03:55 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Aug 29, 2007

すばるツアー

本日より,日本科学未来館と共催するすばる望遠鏡見学ツアーが開催されます.
同行するのは天文や火山などを専門に研究しているSSメンバー6人.
現在成田空港で参加者の到着を待っています.これからどんな旅になるのか楽しみです.
それでは行ってきます!
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Posted at 16:20 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Aug 27, 2007

夏休み

大学生も研究室に入ると、夏休みになっても研究するわけで、以前のような長期のお休みがあるわけではありません。授業は8-9月の間はありませんが、もともと大学院生の授業は少ないので、研究生活にあまり変化はありません。
しかし、今年は修士課程最後の夏休み、多くの同級生は大学を今年度いっぱいで去ってしまいます。秋口には学会、卒業審査のための中間発表などが控えていますが、想い出作りにかなりの時間を割きました。仲間と東北中を巡りました。
お盆前には銀河学校の同窓会へ。私は1998年、2001年の銀河学校に参加したので、10年、6年ぶりに再会した人もいたりして、とても懐かしく楽しい時を過ごしました。
そして、大学のある仙台に帰ってきました。もう遊んでる暇はありません。研究をすすめ、卒業するためしばらく忙しい日々が続きそうです。
Posted at 15:33 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Aug 24, 2007

銀河学校同窓会

こんにちは。hashihataです。まだまだ暑さも続きますが、負けずに頑張りましょう。

さてさて、先日のお盆の間に銀河学校の同窓会が行われました。今回は銀河学校十周年を記念して1期~10期生約60名が木曽観測所に集まりました。私は6期生として参加しましたが、さすがに、4年もたつと色々と変わるものです。銀河学校同窓会の様子はSSのトップページに特派員からのお知らせという形で報告されていますので、ぜひ参照してください。

お盆の期間中といえば、ペルセウス流星群がありましたが、天気に恵まれて僕は久々に見ることができました。また、それと同時に満天の星空も見ることができました。残念ながら、東京などの都市部では星空が見えなくなってきていますが、時々郊外にいってゆっくりと星空を眺めてみるのもいいと思いますよ。
Posted at 00:21 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Aug 02, 2007

赤外線で見た世界

どうもこんにちは。fujiwaraです。
お久しぶりです。ご機嫌いかがでしょうか。

昨日は大学のオープンキャンパスでした。
赤外線天文学をやっている私の研究室では、
赤外線カメラを用意して、赤外線ではこの世界はどう見えるのか、
のデモを行いました。

で、赤外線では世の中はこんな感じに見えるのです。

01ircamera

左は可視光で見た私、右は赤外線(波長10ミクロン)で見た私。
両手にコップを持っていますが、
右には熱いお湯が、左には冷水が入っています。
温度が高いものほどたくさん赤外線を発しているので、
右手のお湯入りのコップのほうが、赤外線で明るく見えるのです。

02ircamera

怪しい格好をした人(私)がいます。
可視光では不透明なポリエチレンの袋をかぶっているのですが、
赤外線では透けて顔が見えています。
モノは見る波長によって透明だったり不透明だったりするのです。
不思議ですね。

とても大勢のお客さんが来たのですが、
この赤外線カメラには大いに喜んでいただけたようでした。

Posted at 18:56 by fujiwara | WriteBacks () | Edit

Jul 30, 2007

遅い試験期間

暑い中、皆様どうお過ごしでしょうか?梅雨の間は気温もあまり上がらず涼しい日もありましたが、最近は暑いですね。昨日は東京地方を襲った雷雨を象徴するかのような選挙もあったり、国会はこれからますます暑くなりそうです。

僕はただいまテスト期間中です。多くの学生はすでに夏休みのはずですが、僕の大学は来月7日まで、テストです。明日から毎日テストなので連日連夜の戦いが続くことが予想されます。夏休みの皆様がうらやましいです。

テストが終わると集中講義や実験等があります。したがって、僕の夏休みは過去最短が予想されますが、頑張って暑さも一緒に乗り越えていこうと思います。
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Jul 20, 2007

クリーンルーム(CR)

こんにちは、nikoです。

最近、何をやってたか、、、博士論文の中間発表が迫りつつあり、実験漬けです。何度か実験については紹介したかと思いますが、人間の目では見えない「放射線を見る」装置をつくっています。その装置、高度な機械を用いて製作します。そして、その機械はクリーンルームに設置されているのです。クリーンルーム(これも以前に紹介しましたが)、そこには埃がありません。1立方メートルに0.1ミクロン以下の粒子が10個程度しかないんです!(クラス1と呼ばれます。)まぁ、人間が入室することが、一番の埃源になりますね(笑)。

さて、このCR、人間にとって快適かどうか、、、私には全く快適ではありません。埃が入らないように、部屋の外より内の気圧がやや高いのです。そのせいで、目が疲れます。目はちょっとした気圧差にも敏感なんですね。さらに、あたり前ですが、全身、クリーン服に覆われ、手袋、マスク着用での作業、、、クリーンルームでの作業後は、回復に甘いお菓子が必要です(私の場合。笑)。

こうした苦労を経て、最新の研究の成果が生み出される(出されつつあるはず!)のですね。
Posted at 01:27 by niko | WriteBacks () | Edit

Jul 19, 2007

おうちで大学講義

お久しぶりです。南アフリカから次回のブログを書きますと言ったまま約2年が過ぎ、その間に2回南アフリカに行って参りましたが、もう忘れてしまったので書くことができません。ごめんなさい。

最近はと言えば、暇になるとiTunesをいじくってiTunes Storeでお気に入りの音楽(ゆるいエレクトロニカが好きです)を探してばかりいます。このiTunes、2ヶ月ほど前からiTunes Uというのを開設しまして、いろんな大学の講義を無料でPodcastで聞けるようになりました。といっても海外の大学ばかりで、中身は英語です。これまで英会話やニュースのPodcastは色々ありましたが、私たちが研究で使うような専門用語を使った英語のPodcastというのは少なかったので、耳ならしにちょうどいいなと思い、いくつかダウンロードして聞いています。

天文学関係だと、こんなものがあります。まだ講義を全部聞いたわけではありませんが、いくつか紹介。

Introductory Astronomy (Michigan Tech)
Prof. Robert J Nemiroff
天文学のやさしめのお話。これはビデオになっており、レジュメや天体の画像などを見ながら講義を聞くことができます。

Introduction to General Astronomy (UC Berkeley)
Prof. Alex Filippenko
Prof. Josh Bloom
もう少し難し目の天文学入門講義。Michigan Techの講義よりも物理的な話が多くなります。(音質がかなり悪いものもあるので注意)


天文学の他にも物理、生物、化学、地球科学など様々あるようです(もちろん、科学以外の分野も)。大学の学部生や修士の学生なんかが聞くとよいのかもしれません。大学院に入ると国際研究会などに出る機会も増えて、英語は大切なコミュニケーションツールになってきます。どうやったら上達できるのかは私も教えてほしいところですが、やっぱり日頃から英語に触れていること、実際に使うことなのかな、と思います。

等々思いながらPodcastを聞きはしますが、聞いていると眠くなってしまって、いつの間にか睡眠学習に移行してしまうのでした。
Posted at 02:11 by hina | WriteBacks () | Edit

Jul 13, 2007

先日,研究室見学に来ている大学院生を見ました.
ぼくは直前まで進学先をどうするか決めていなかったので,結構ばたばたしました.決めたのは願書を出す7月に入ってからだったような・・・・まぁ,これから受験する人は大変でしょうけど,ぜひとも頑張ってください.そして,ギリギリにならないようしっかり準備してほしいと思います.と,今更言っても遅いですが笑


夏といえば夏休みですね!
SSの活動もたくさんあります.サイエンスカフェや銀河学校の同窓会,すばるツアーなど盛りだくさん.楽しいことづくめ!
(ついでに宿題も盛りだくさん!涙)
去年は院試があったのであんまり浮かれてられなかったので久し振りの夏休みをエンジョイしたいです.
Posted at 17:07 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Jul 11, 2007

願書

 こんにちは。maruyamaです。
 今日、某大学院の願書を出してきました。大学入試以来なので、願書を書く手にも力が入ります。大学院によって写真のサイズが違ったり、以外と書くのに時間がかかったり。。入念にチェックしても、ちょっぴり不安だったりで、約3年前のことをおもいだしたりしてました。ただ、願書を出し忘れてしまうと大変な事になるので、それだけは注意しておこうと思います。
 さてさて、もうすぐ前期の試験が始まります。今回はなんと2つしかテストがないので、ちょっぴりさみしいやら、らくちんで嬉しいやら、複雑な気持ちです。気付けばもう大学で受けるテストもあと2回。そう考えると(考えなくても、ですが笑)、頑張らなくちゃ!という気持ちになります。
 院試の勉強も大切ですが、気を抜かずにこちらの勉強もしっかりしておきたいと思います。
Posted at 00:31 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Jul 08, 2007

日曜の研究室

今日は、私の所属する地球物理学教室の研究室対抗野球大会でした。日曜日だし、私も参加したかったのですが、研究発表も近々にあるので、断念、研究室で一人PCに向かって研究を進めています。
ハワイの3000mの山頂で「ハワイでこんなに寒い思いをしているのは、自分だけに違いない」と思いながらの観測、観測自体は大変苦しいものでしたが、そのデータを今見ていると、しばしば興奮します。
木星の衛星、イオの火山性ガスが木星の周りを広く取り巻いているのですがこのガス雲が、一気に大きくなる様子が捉えられていることに昨日気がつきました。きっと、イオで急な噴火があったのでしょう。
野球に行っている仲間をうらやましく思う反面、木星の周辺が次にどうなったか気になって、データ解析を進める、そんな休日を過ごしています。
Posted at 20:36 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Jul 04, 2007

過ごしやすい。

最近、蚊に刺されぱなしのhashihataです。

今日の東京地方は最高気温が23℃程度だったため、過ごしやすかったですね。ただし、九州地方では大雨の影響で様々な被害が出ているのでよくはありません。

梅雨も後半になりましたが、この時期は夏への移行時期で梅雨前線は南北に動いたり停滞したりと思わぬ動きをします。また、局地的に激しい積乱雲の発生が多い時期で関東も大雨には警戒です。

梅雨明けは試験の始まりを告げるものだったりするので、雨の日は家で勉強しましょう。晴れの日も。
Posted at 19:38 by hashihata | WriteBacks () | Edit

Jul 02, 2007

2007年も半分を過ぎて

お久しぶりです。 nikoです。
昨年度、スイスの研究所に滞在し、帰国後、こちらのブログもご無沙汰しておりました。

さて、近頃どうしているかというと、、、私も博士課程の最後の学年となり、博士論文を提出しないと、その前にデータしっかりまとめないと、と色々迫り来るプレッシャーと戦っています。端から見ると、楽しそうな学生生活ですが、自由な分(誰にも管理されないので)、自分を自分で管理するという責任があります。さらに、「何か実験をしました」というだけでは論文は通りませんし、結果(何らかの新しい知見)を求められ、厳しいです。まぁ、何を今更、、、というコメントですね(笑)。
まずは、7月に予備審査が始まるので、それをクリアーできるよう、日々精進です。
Posted at 16:52 by niko | WriteBacks () | Edit

Jun 20, 2007

最近やっていること

最近やっていることは沢山のデータを処理しています.
沢山と言っても本当にたくさんで約9万枚の画像です.すばるで撮った写真なのでこれら全部の容量はなんと2TByte近くにものぼります.
こういう沢山蓄えたデータ解析は誰にでも出来そうだからあまり興味がなかったのですが,いざやってみると実はかなり大変で解析システムの効率化はもとより,解析途中に出てくる中間ファイルなどのチェックやエラーの整理など気にしなければいけないことが沢山あります.

誰にでも出来るといってやらないのではなくてしっかりと自分の手を動かしてやることの重要さをひしひしと感じつつあります.
これって解析に限らず勉強も全般ですよね.パッと式見て「あぁ,できそうだな」と思ってさらっとながしてると実は全然違う理由から成り立つ式だったりとかが後から気付かされたりよくあります.そうならないためにもしっかり自分の手を動かして確認する.
これ重要.
Posted at 23:44 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Jun 16, 2007

そろそろ

 こんにちは。maruyamaです。そろそろ梅雨入りかと覚悟していた矢先、今日の東京はとっても気持ちの良い日でした。それでもやっぱりここのところは天気が不安定なので、みなさんも注意してくださいね。
 梅雨の季節ということは、そろそろ院試の季節です。来月の上旬は願書を出したり受験料を振り込んだりと、ちょっぴり慌ただしいです。友達といるときも、やっぱり話題は大学院の事が多かったりします。一口に大学院受験と言っても、志望する分野が違うと受験期間や試験内容も違ってくるので、友達の話を聞いていても面白いです。
 一番早いものだと、実はあと2週間後に自分の大学の大学院入試があります。国立等、ほかの大学院よりも2ヶ月くらい早いので、まわりの友達も含めて少し焦りもありますが、(きっと)人生最後の受験勉強になるので頑張ります!
Posted at 01:29 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Jun 13, 2007

ハワイ滞在一ヶ月

ハワイ、マウイ島に来て一ヶ月が過ぎました。毎日毎日観測所のあるハレアカラ山と宿のあるクラの街を行き来いています。まだ、帰国は2週間先、少しつかれも貯まってきました。しかし、観測データはなかなかの具合。うれしいものです。
去年もこの島に一ヶ月滞在していますが、実は観測所の往来と食料の買い出し以外、どこへも行ったことがありません。リゾート地だというのに…。
せっかく異国の地に長くいながら、専門分野以外の知見が得られないというのも、悲しいものがあります。そこで、睡眠時間を削ってでも街にタクシーで繰り出して、ふらふらしてこようかと思って、どこへ行こうかとマウイ島のスポットを調べたのですが…、ビーチで泳ぐのも、疲れてその後の観測に悪影響がありそうですし、ゴルフも興味がないし、高級ブランドを買いに行くのも魅力を感じず、結局寒風吹きすさぶ高山で満天の星空のもと観測するのが性に合っているのかと考えたりしています。
Posted at 13:47 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Jun 08, 2007

梅雨入りは…。

こんにちは。hashihataです。初めての投稿なので初めましてですね。 私は銀河学校を通じてScience Stationに入りました。それから、早3年。Science Stationの規模は大きくなり、現在私は大学で物理を学んでいます。これから、様々な活動をしていく予定ですので、よろしくお願いします。 さて、東京はまだ梅雨入りしていません。天気予報によると来週も晴れる日が多いようです。そういえば、関東を中心にはしかが流行しましたが、地方にもその猛威が広がっているようです。僕もそうですが、皆さん注意しましょう。
Posted at 21:46 by hashihata | WriteBacks () | Edit

May 27, 2007

天文台生活

筑波の田舎から天文台に移ってきて約2ヶ月.だいぶ天文台での生活も慣れました.つくばにいた頃には1人の先生に何人も学生がつくという感じで先生と話してもらえれば御の字みたいな感じでしたが,天文台では指導教官が3人もつく上に,さらに別に何人か指導してくださる方々がいらっしゃいます.特に,僕の所属する研究グループは院生が僕一人だけなのでなおさら独り占めです.
教育環境的に見ると雲泥の差です.
でも,他に院生がいないのもちょっとさびしい.というのも,他の人たち(職員の方々)がみんな出来すぎて,一人毎日不安になってしまう今日この頃です.ゼミをやってもらっても時間を割いてもらうのが申し訳ないくらい先生がついて,議論していただけます.ありがたいけど,ちょっと申し訳ない.
まぁ,申し訳ないと思ってる暇があったらさっさと自立して研究できるようになることが,恩返しになるんでしょうけど,少しだけプレッシャーを感じつつある毎日です.
というわけで,また勉強に戻りたいと思います.でわ.
Posted at 23:04 by utsumi | WriteBacks () | Edit

May 24, 2007

研究室訪問

 こんにちは。maruyamaです。この間のblogに、そろそろ研究室訪問に行かないとなあ、と書きましたが、先週とある大学の研究室訪問に行ってきました。何人かの先生のところにお話を聞きに行ったのですが、人生初の研究室訪問(人生にそう何回もないと思いますが…)だけあって、最初はすごく緊張しました。でも、どの先生も人柄がすごくよくて、研究の話や、研究室の院生さんがやっている事等々、いろいろお話ししてくださって、良い意味で緊張感を持って楽しい時間を過ごしました。やっぱり実際に会って話すというのは大切だなあ、と実感しました。院生さんたちと学食に行ったり、年齢が近いぶん、先生とはまた違うお話も聞けて楽しかったです。まだ1つの大学にしか行っていないので(ちょっと遅いのかな?)、もうちょっと見て回らないとなあ、と思っています。

 最近思ったことは、普段大学で会う人がとても限られているということです。ほとんど研究室のメンバー+他のゼミのメンバーです。3年生までは、必修の授業等で顔を合わせるくらいはあった人も、それぞれ研究室のゼミがあったり、実験をしていたりでなかなか会えません。こんなもんなのかなあ、と思いつつも、やっぱり少し寂しいです。院試の勉強や実験でみんな忙しそうですが、一段落着いたら学科のみんなであつまりたいなあ、なんて考えています。
Posted at 21:30 by maruyama | WriteBacks () | Edit

May 22, 2007

ハワイに来てそろそろ2週間

木星の観測のため、ハワイのマウイ島にある、標高3000mのハレアカラ山に来ています。マウイ島に来てそろそろ2週間です。去年も同様の日記を書きましたが、やはり、寒い!の一言に尽きます。
寝泊まりしている宿は標高が低く、Tシャツですごせるのですが、山頂は深夜は氷がはるほどの寒さ、厚手の服を日本に忘れたので、重ね着をしてしのいでいます。
好きでやっている観測ですが、ハワイにいながら、毎晩、人気のないところでひたすら観測をすると、結構なストレスがたまります。こんな生活でも、少しは楽しみがないと辛い、、、ということで、料理をして楽しんだりしています。鶏肉のグリル、各種パスタ、ビーフシチュー、パエリヤ、サーモンのホイル焼き、豚のショウガ焼き、、、日本のスーパーの食材とはちょっと違うのも楽しいものです。
1週間に2回ほどは昼のうちに起きて、街のスーパーマーケット買い物に行きます。売ってるもの、ほとんどが日本のものより大きいです。牛乳、ジュースは、1ガロン(3.68L)のボトルで売っています。肉も大抵はブロックです。タマネギ、アスパラガス、キノコ類、スイカなど野菜果物類も、初めて見ると不気味なくらい大きいです。
さて、木星が高く上ってきました。そろそろ観測です。「今日は何を作ろうか」、そんなことを考えながらの観測です。
Posted at 17:15 by yoneda | WriteBacks () | Edit

May 16, 2007

健康診断の春、スポーツの春

どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。

博士課程に進んでしまいました。とは言っても、これまでの生活とさほど変化はありません。データ解析したり、論文を書いたり、ゼミ発表の準備をしたり、です。

新学期といえば大学の健康診断の季節。先日私も受診して来ましたが、結果は……。というわけでこれを機に、大学内にあるジムで運動をたくさんしようと改めて思いました。研究室の先輩・後輩も同様の危機感を持っていたようなので、週一度くらいみんなで体を動かそう!ということになりました。やはりみんな座りっぱなしですからね。

今年度の私の目標は「健康第一」です。

Posted at 14:48 by fujiwara | WriteBacks () | Edit

May 04, 2007

ハワイ

先日,出張で国立天文台ハワイ観測所へ行ってきました.1人で海外に行くのは始めてで,レンタカーを借りて行動しなければならず,慣れない英語,反対側のレーン,反対側のハンドル.結構大変でした.そんな今回の渡航は慣れないせいもありとにかくトラブル続きでした.
まず,そもそも会議のための資料が完成していませんでした.出国する前もパソコンのバッテリが持つギリギリのところで頑張って,ホノルル空港では大学の速いサーバに計算ジョブを投げ,なんとか終わらせました.
ヒロに着いてからも,予約してあったホテルがなぜか予約されておらず,部屋が借りられないというトラブルがありました.幸い,日本から来ていた指導教官の1人が一緒にいたのでなんとか助けてもらってその日一日寝ることができました.
続いて日本に帰国するときです.ハワイ島からオアフ島に移動し,あとは成田行の飛行機に乗ればいいというところで飛行機の機材トラブルが発生し,その日の最終便だったこともありホノルルで一泊しなければならなくなりました.せっかく,帰国してSSのメンバーと集まることになっていたのですが急遽キャンセルです.しょうがないのでハワイに来てからずっとパソコンに向かっていたので,始めて観光をしました.ハワイ島とは違い観光地化されていてなかなか過ごしやすかったです.というか,まるで日本のようでした.GWだったので日本人が非常に多かったので.
で,一日限りのホノルルを満喫してから空港に向かうとどういうわけか,今日もトラブルが解決しないということで帰国は無理そうだということに.4月になってから一日たりとも休みの日がなかったので,「今日もキャンセルになれば,海にでも行って存分に楽しめる☆」とか淡い期待を抱いていたら本当にそうなりました.まさかの二日間の遅延です.さすがに,お金をほとんど持っていなかったのですが,なけなしのお金をはたいてい水着とサンダルを買い,海で遊びました.さらにさらに幸運なことは飛行機のクラスがアップグレードされました.そんなわけで,永久にビジネスクラスなんかに搭乗することはないと思っていましたが,すべて飛行機会社の取り計らいによってハワイでのバカンスとビジネスクラスでの帰国を楽しむことができました.
4月の1ヶ月間,授業の合間を縫って死にものぐるいで頑張って解析した甲斐がありました.正直に言って4月は本当に忙しかったので・・・

そんなわけでGWの前半をハワイで過ごし,十分,休息したのでまた研究に戻っています.休息した分,また頑張らなきゃ!!
Posted at 22:11 by utsumi | WriteBacks () | Edit

May 03, 2007

ゼミ

 こんにちは。maruyamaです。気づけばもう5月です。最近一週間が早いです。。maruyamaは大学院に進もうと考えていますが、そろそろ研究室訪問に行かないとなあ、と思っている今日この頃です。「研究室訪問をする期間」というものはとくにないですが、やっぱり4月〜6月くらいにする人が多いみたいです。大学によっては説明会やオープンラボを開いてくれるところもあるので、ちょっと楽しみです。
 4月から研究室に入り、ゼミが始まりました。私は素粒子論の研究室に入っているのですが、他の研究室のゼミにも顔を出しています。そこで思った事は、研究室によってすごく雰囲気がちがうんだなあ、ということです。あたりまえですが、もちろんゼミの内容は違いますし、自分の研究室の倍くらいの人数がいる研究室もありますし、活発なとこやそうでない研究室…いろいろととまどいもありますが、頑張ろうとおもいます。4年生になって今までよりも授業が減りましたが、ゼミに出たり、ゼミの準備をしたり、という生活も楽しんでいます。なによりも研究室内で仲が良いので、それが一番良かったなあと少しほっとしてます。  
Posted at 01:35 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Apr 11, 2007

新生活

更新遅れてしまってすみません.
今年度から大学院に進学しました.4月からやることが多くて大変でした.
「慣れない慣れない」と思っていた今まで通っていた大学も実は4年もいれば大分慣れているようで,新しい大学院では色んな手続きなどに悪戦苦闘しています.

手続きで関連した話ですが,現在,このScienceStationのサーバが移行作業中です.こちらの手続きもやはりめんどうでなかなかうまく行きません.ようやくほとんど最終段階まで到達しました.なんとか無事終わってくれることを祈るばかりです.
Posted at 17:16 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Apr 10, 2007

ハワイ観測

 maruyama さんが訪問されたハワイ州ハワイ島、マウナケア山にはすばるを始めとする大型望遠鏡があります。同じく、ハワイ州マウイ島のハレアカラ山も天体観測に敵した場所として多数の望遠鏡が建設されています。
 来月、昨年に続いて、ハレアカラで観測をします。昨年は30日の観測だったのに対して、今年は50日の観測。体力を使いそうです。
 私の観測の対象は木星。初めて木星とであったのは12年前の夏でした。買ったばかりの天体望遠鏡で、木星を見たのです。当時の私に望遠鏡は大変重たくて、祖父に手伝ってもらいました。美しい姿に二人で感動したものです。
 木星は、黄道12星座を一年に一つずつ移動します。12年前の夏、木星はサソリ座と射手座の間にありました。そして今年、木星がまた同じ位置に戻ってきました。
 今年の観測には、12年前に私が使った望遠鏡の台が適しているため、研究のために使うことにしました。
 祖父は亡くなってしまいましたが、12年前の場所に帰ってきた木星を、当時の機材で観測することになったことに、何らかの運命的なものを感じます。
Posted at 17:30 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Apr 06, 2007

ハワイに行ってきました

 前回のmaruyamaの日記で書きましたが、ハワイにあるすばる望遠鏡の観測実習に行ってきました。実はmaruyamaは初めての海外。ハワイと言うと、真っ青な空、というイメージしかなかったのですが、ホノルルに着くと雨。。そしてすばる望遠鏡のあるハワイ島に行っても、お天気はあまりよくなくて、ずっと曇りでした。ハワイに到着した日は、ハワイ観測所の施設を見学したり、ハワイで研究されている方のお話が聞けたりと、とっても有意義な時間を過ごせました。心配していた高山病も、思った程ではなく(※注)、無事に山頂のすばる望遠鏡のいろいろな観測装置等々を見学してきました。
 今回の実習では実際に観測の時間を頂けたのですが、観測前日の山頂は風速30mの吹雪。本当に観測できるのか、そもそも山頂に登れるのかどうか不安がいっぱいでしたが、運良く観測の日だけは、山頂は晴れていて一安心。観測も無事終了しました。観測したあとは中腹施設まで降りてそこに泊まるのですが、疲れているはずなのに、興奮しているせいかなかなか眠れず、一緒に観測した仲間とビリヤードを楽しんだりしていました。観測の次の日はとったデータを解析しました。解析ソフト等は初めて使うものばかりで、若干(結構?)とまどいましたが、実際にデータを目の前にしてみると、「本当に観測したんだなあ」と、実感がわいてきました。
 すばるで観測ができたということが、すごく良い経験になったのはもちろんですが、それと同じ位、「人との出会い」というものが大きかったです。今回の実習で出会った仲間や研究者の方々と、将来一緒に研究が出来るように、日々がんばりたいです。  

※注:今回は重い高山病にかからなかったからと言って、次回も大丈夫かと言われたら、そうではないみたいです。その時の体調(睡眠時間とか)に大きく左右されるそうです。 IMG_1030
Posted at 21:45 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Mar 14, 2007

研究会の準備

来週は大学で研究会があり、全国から惑星の研究者が集まってきます。私も自分の研究について話すのですが、このような研究会、一人当たりの発表時間が短いのが難しい所です。特に、珍しい研究をしている場合、その成果を話す前に、その研究の背景や目的について、ある程度紹介せねばなりません。そうすると、成果を話す時間が減ってしまいます。今回は、一人 15分。1週間かけて、内容をよく練ろうと思います。
Posted at 13:10 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Feb 26, 2007

SDSS 扇子

今度、海外の研究者にお会いすることになりました。せっかく時間を作ってくださるので、何かお土産を用意せねばとずっと悩んでいましたが、その方が宇宙論研究者であるので写真のようなものを作ってみました。
名づけて SDSS 扇子。といっても、実は SDSS のデータをそのまま使うとデータの制限等できれいに見えないので、これは SDSS で実際撮られるであろうと予測された大規模構造のN体シミュレーションの結果を柄にしました。
SDSS は専用望遠鏡を使って空をスキャンし、片っ端から天体の明るさや色を測って、クエーサーや銀河を探したりする宇宙地図作りのプロジェクトです。日本のグループも参加しているようです。これを使って、超新星を探したり、新しい近傍矮小銀河を探したりもできるそんなプロジェクトです。
地球から観測すると、方角と奥行きがわかるので地球を中心とした扇形状の地図ができてしまいます。ですから、宇宙地図として示される図には扇形の図が多いのですがそれを真似てみたのがこの SDSS 扇子というわけです。(厳密には SDSS Mock データですが。)

日本文化と宇宙論の融合でお会いする方を喜ばせられるか?そこんところが少し心配であります。 356836103_201
Posted at 12:51 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Feb 24, 2007

すばる観測実習セミナー

 こんにちは。maruyamaです。風邪が強くてお天気がよくて……花粉症のmaruyamaにはつらい季節がやってきました。今年は漢方を飲んで体質改善からやってみようかと思っています。本当は花粉がとぶ前に漢方を飲みたかったのですが。。
 さて、話はかわりますが、来月、ハワイにあるすばる望遠鏡の観測実習に行く事になりました。すばる望遠鏡の施設の見学をしたり、実際に望遠鏡を使って、銀河を観測するというものです。昨日は、その事前勉強会が国立天文台でささやかに(?)行われました。一緒に行く仲間たちと、すばる望遠鏡の事や当日の観測、観測の準備についてお勉強してきました。セミナーのあとは、みんなといろいろ話しました。地元の話、大学の話、進路の話などなど…。観測実習に行かれた先輩からもお話を聞けたりと、とても充実した一日でした。すばる望遠鏡が使えるだけでも嬉しいのに、昨日の勉強会でみんなと仲良くなれたので、当日がますます楽しみになりました。

 …と、そのまえに、昨日さっそく宿題が出たので、期限までに終わらせなきゃです。笑 がんばります。
Posted at 17:28 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Feb 22, 2007

忙しいはずだけど…

週末から旅行に行きます。行き先は山形、仙台にいる私にとっては、小さな移動ですが、近所故、かえってなかなか行かない所です。
しかし、やることは減ってません。観測装置作って、研究会の準備して、論文の清書をして…。休日もほとんど研究室に来ています。ところが、今週末は入学試験のため、大学が閉鎖されます。だったら遊ぶしかないと思っていた所に、友人らから旅行の誘いが…。久々に羽を伸ばして、のんびりしようと思っています。
Posted at 15:12 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Feb 21, 2007

偶然の出会い

どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。

修士論文関連のイベント、なんとか終えました。直前にばたばたしてしまいましたが、何とか終わって一安心です。いや、厳密に言うと、若干の修正を加えて来月までに最終版を提出する必要があるのですが…。

さて、春といえば卒業旅行のシーズン。私も来月、一人で放浪の旅に出ます。先日、旅に持っていくリュックを探しに秋葉原・神田方面に買い物に行ったところ、高校生のときに(このサイエンスステーションとも縁の深い)銀河学校で出会って以来の友人に、バッタリと遭遇しました。で、その友人の話をよくよく話を聞いてみると、なんと彼も旅行(放浪)用のリュックを買いに来たとのこと。なんと、買いたいものまで一緒だ!

「旅先で知り合いに偶然会った」とか、「以前旅先で知り合った人と別の旅先で偶然再会した」とか、そういう旅先での偶然話はたまに聞きますが、旅の準備の段階でこんな偶然があるとは…なかなかの驚きでした。結局、この友人とともに同じ店に行き、似たようなリュックを買って帰ってきました。

さてさて、旅先ではどんな出会いがあるのでしょうか。今からとても楽しみです。
Posted at 17:13 by fujiwara | WriteBacks () | Edit

Feb 11, 2007

博士論文の書き直し…

こんにちは、yamazakiです。

前回、前々回と博士課程修了のために必要な発表と論文提出についてお話しました。予定では1月の中旬には合格が決まり、今頃羽を伸ばしていたところでしたが、残念ながらすんなりと合格にはなりませんでした。ということで、2月の中旬まで博士論文の書き直しが続いています。

一方で卒業後の進路のほうは無事に決まり、ほっとしています。しかしながらまだ卒業が決まったわけではないので落ち着きません。早くすべてを片付けて、スキーや旅行に行きたいと思います…
Posted at 01:13 by yamazaki | WriteBacks () | Edit

Feb 04, 2007

ありがたい話

先日,別なNPO団体に関わっている友人が,運営会議でこんな話があったと紹介してくれました.
「SS の blog を参考に(うちでも)やってみよう」
「活動の内容がよく見えて面白い」
こういったお話はとてもうれしいですね.やっている側は生きている団体をアピールするためにこの blog をはじめたわけですが,実際にこういう反応があると運営している甲斐があります.ありがとうございました.

さて,私は卒業研究の発表/提出があと3日となりまして,とても切羽詰まっています.とても丁寧に,分かりやすく作ったつもりの発表資料が,先輩からは「(簡単すぎて)内容が分からない」と言われ,後輩からは「(難しくて)内容が分からない」と言われました.全部分かってもらう必要はないので,ある程度指摘されるのは覚悟していましたが,ここまで言われると結構がっかりしました.
10分という短い時間で発表し,内容を分かってもらうためにはどうしたらいいのか,試行錯誤にとても苦労します.なんとか残された時間でスパートをかけてうまくやりたいものです.
Posted at 14:21 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Feb 01, 2007

実験の発表会

 ただいまテストまっただ中です。とはいっても山場は超えて、すこし落ち着きをとりもどしてきました。テスト期間というのは、もちろんその期間中にテストが行われるのですが、テストだけではなくて、レポートの提出日もそのテスト期間中にあったりします。もちろんそのレポートは評価の対象になる、あるいは試験と同等の価値のあるものなので、気が抜けません。私は今年は実験がないので、それほど大変ではありませんが、去年の今頃は、実験のレポートでひーひー言ってた気がします。

 1、2年生の実験の授業は、実験のテキストが与えられ、それに従って実験を行います。ところが3年生の実験では、十数名の先生がそれぞれテーマをもち、生徒はその中から興味のあるテーマを選んで実験を行います。装置作りから始めて、実験、解析、レポート、発表、という流れです。そしてその発表会が先々週行われ、私も友達の発表をしっかりと見届けてきました。質疑応答の時間には、院生や先生方からのするどい質問がなげられます。私は発表者でもないのに、なぜだかどきどきしてしまいました。笑 でもどの実験もおもしろそうで、発表を聴くのはとても楽しかったです。

 さて、テストが終わるまで、もうひと頑張りします。
Posted at 01:42 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Jan 30, 2007

修論の時期

私の一つ上の先輩方は、先週まで修士論文の執筆におわれていました。修士論文は、大学院修士課程を卒業する際に、研究結果をまとめ提出するものです。私の研究室の場合、先輩の修士論文でも他人事ではありません。研究室をあげて、後方支援する伝統があります。
まず、提出期限一週間前になると毎日、夕飯を作ります。食堂に行く時間がもったいないからです。そして、添削も行います。誤字脱字がないか、内容が通っているか、何重ものチェックを行います。特に今年は、英語で執筆された先輩がいたので、添削には時間がかかりました。
提出前夜、当然の如く、徹夜します。今年は徹夜の甲斐あり、全員が期限までに提出できました。
来年は、自分達の番、直前に慌てずにすむよう、早めに取り組もうと思うばかりです。
Posted at 12:32 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Jan 19, 2007

きつかった博士論文発表会

こんにちは、Yamazakiです。

先週、博士論文発表会を終えました。

博士論文発表会は自分の大学院での研究の集大成を発表するところです。 これに合格すればドクターの資格が得られます。 ですのでとても重要な発表会です。

通常の学会発表では自分と同じ専門分野の人ばかりが話を聞きにきます。 ですので、専門的なことだけを話せば十分です。 これはそれほど難しいことではありません。

博士論文発表会は全く違いました。 審査員の先生は5人いるのですが、共通点は物理の先生ということだけで、いろんな分野の先生がいます。 ですので、専門的なことだけではなく、 自分の研究が物理の中でどのような位置づけにあるのかといった一歩うえからの視点が求められました。 時には自分の研究全体を否定されてしまうような厳しいコメントもありました。

合否はまだわからないのですが、審査を通して自分の研究に対する視点が広がり、大変ためになりました。
Posted at 00:37 by yamazaki | WriteBacks () | Edit

Jan 11, 2007

教え子

僕はアルバイトで塾講師をやっています.おかげで,サイエンスステーションの出前授業などにはほとんど参加できずにいるのですが・・・
塾というのはいくら丁寧に教えても,いくら気持ちをこめて教えていたとしても,ある日突然に生徒に辞められてしまうことがあります.こっちの思い入れが強いので辞められてしまうとすごく悔しいし,すごく落ち込みます.そもそも自分の教え方がまずかったのではないかと考えたりもします.精神的なダメージが非常に大きいのです.こんなことからしばし塾講師のアルバイトを辞めたくなります.

ところがですね,悪いことばかりだけではなく,ホントにいいこともあります.それは,そうやって辞めていってしまった生徒たちが,色んな塾を巡った結果,また自分の授業を受けに帰ってきてくれることです.これについては色んな解釈の仕方があるかもしれませんが,精神的ダメージが大きかった分「帰ってきた」という事実は涙が出るほどうれしいものです.こんな人と人のつながりを味わえた時,塾講師をやっていて本当に良かったと思うのです.

銀河学校で担当した生徒が,銀河学校で勉強したことをきっかけに自ら研究を続け,その成果が認められてある大学に合格しました.ある1人の人間の成長に関われたときは本当に何とも言えない喜びがあるものですね.

このように色んな経験を通して,人に教えることの難しさを痛感し,でもその中にある感動を知れたことが,僕はとても幸せだと思いました.
Posted at 22:30 by utsumi | WriteBacks () | Edit

Jan 08, 2007

「仮」決定

 こんにちは。maruyamaです。2007年になりましたね。今年もよろしくお願い致します。私の地元では、今日は成人式があります。去年の今頃は着慣れない振りそでを着て式に(遅刻して)出席してたなあ。。と思い出に浸りつつ、このblogをかいています。

 昨年末、私の所属する物理学科でボーリング大会&飲み会が行われました。ここでは先生も生徒も一緒になってボーリング場で、はしゃぎまくってました。その後の打ち上げでも、普段ゆっくり話した事がない先生方とお話しできたり、意外な先生がお酒に強かったりと、普段とは違う一面が見れたりと、とても楽しいイベントになりました。こういうイベントが年に数回あると、親睦が深まっていいですね。

 そういえば前回、研究室配属の話を書いたのですが、無事、第一志望の研究室に「仮」配属されました。よっぽどの事がない限り、このまま研究室に配属されるはずです。あ、その前に後期試験でちゃんと点数とって、単位を取らなければ……。

Posted at 10:34 by maruyama | WriteBacks () | Edit

Jan 07, 2007

Report

もう年が明けて1週間、きっと今年もあっと言う間なのでしょう。
 修士課程の半ばともなると、学部生のころと違ってレポート(宿題)なるものは大分減って、研究したり論文書いたりする日が多いのですが、たまにレポートの課題が出たりします。久々にやると、なかなか要領がわからずちっとも進まないのです。各惑星の電離圏の物理的性質を述べよと言った課題ですが、課題も漠然としていて悪戦苦闘しています。まずは地球の近所の金星、火星について調べています。金星と火星、大気組成はほとんど二酸化炭素、地球では温室効果の元凶と言われたり…。しかし、私個人としては、現在の温室効果を二酸化炭素にほとんど全て押しつける一般論には懐疑的です。
 二酸化炭素の温室効果はもちろん他の主要な大気、酸素、窒素などよりも大きなものです。しかし、氷河期・間氷期など寒い時期を繰り返し迎えてきた地球の歴史の中では、二酸化炭素が現在より少なくても、更に急激な温度上昇があったことが分かっています。現在は、氷河期・間氷期が終わって温度上昇が生じる時期だとも言われています。
 がんばって、人類が二酸化炭素の排出を抑え、化石燃料にも頼らない時代がやってきたとしても、地球温暖化は止まらない、もしそうなったら、、、そんなことを考えて、レポートの課題の内容からどんどん脱線しているのでありました。
Posted at 16:39 by yoneda | WriteBacks () | Edit

Jan 05, 2007

修士論文締め切りまであと1ヶ月を切りました…

どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。

yamazakiさんが博士論文を提出されたとのことですが、私も修士論文を書き上げ、あとは発表会に備えるだけ!

ってのは全くの妄想でして、年末にようやく書き始めて、つい一昨日くらいにようやく先が(ちょっとだけ)見えてきたところです。夏休みの宿題を8/31から計画的にやり始めるような、そんな性格の私は、今まさにひぃひぃ言っているのであります。早く軌道に載せたい所です。応援のメッセージ、受付中です。

そういえば、明けましておめでとうございました。今年もfujiwaraをどうぞよろしくお願いします。

Posted at 17:07 by fujiwara | WriteBacks () | Edit