■ サイエンスステーションblogが始まりました。
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
来年はモーツァルト生誕250周年です。ご紹介するまでもありませんが、モーツァルトは1756年、オーストリア ザルツブルクに生まれ、天才的才能を発揮しながらも、1791年貧窮の中35歳でこの世を去った作曲家です。
僕もモーツァルトが大好きで、研究しながら聞いたり、帰宅後、とても忙しかったり、睡眠が不足しそうでもモーツァルトのピアノ曲を演奏したりしています。
実はアインシュタイン、モーツァルトとの関係が有名です。アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)は、子どものころからバイオリンをひき、研究生活の間に仲間とよく演奏したと言われています。特にモーツァルトを好みました。
また、アインシュタインの従弟、アルフレッド・アインシュタインは音楽研究家で、特にモーツァルトの研究で様々な成果をあげています。 天才物理学者が愛した天才作曲家の音楽、この2人の記念すべき年が並ぶこの年々、感慨深く感じられます。
どうやら、今年最後の SS blog記入になるようです。 本年は、SS blogを読んでいただきありがとうございました。 来年も、科学を研究する学生の日常やできごとを書きつづったSS blogをご愛読いただければ幸いです。良い年をお迎えください。
もうすぐ2005年も終わってしまいますが、今年は、かのアインシュタインが 歴史的に非常に重要な3編の論文を出版した「奇跡の年」といわれる1905年から100年目ということで、 「世界物理年」として世界中で物理学をテーマとするイベントが行われていました。 ご存知でしたか?
ミーハーな私も、12月13日に行われた、
アインシュタイン メモリアル「弦が結ぶ音楽と科学のハーモニー」
というイベントに行ってきました。
このイベントは、
天然化学の専門家の立場から、「ストラディヴァリウス」という名器と呼ばれるバイオリンの秘密を探り、これに迫る音色の再現を試みてきたジョセフ・ナジバリ先生(テキサス農工大学)を招いて、バイオリンの科学に関する話とその道のりを伺うというものでした。
ちなみにこのナジバリ先生、アインシュタインが愛用していたバイオリンに出会い、その音色に魅了されたことがきっかけで、研究を始めたのだそうです!
さらには、ナジバリ先生の成果に基づいて作られたバイオリン「ナジバリウス」を、日本を代表するバイオリニストである千住真理子さんが実際に演奏し、音楽と科学のハーモニーを楽む、という時間もありました(しかも会場はオペラシティの大ホール!)。 千住さんに言わせると、「ナジバリウス」は出来立てホヤホヤなのに、実際に弾いてみると古い味のあるバイオリンのようだったのだそうです。なかなか面白い試みだったと思います。
また、ナジバリ先生や千住真理子さんのほかに、「弦」にゆかりのありそうな科学者を交えてパネルディスカッションも開催されました。 私個人的に非常に印象深かったのは、 コンサートホールの設計に携わっている橘秀樹さんという音響学者がパネルディスカッションの中で言った、
「科学で何もかもできるわけではない。 でも、科学の力で補える部分は可能な限り補って、 芸術を支えていきたい。」 という言葉でした。
科学の広報普及的なイベントって、下手をすると
「科学って芸術にも通じているのですね~。すばらしいすばらしい。」
というような「科学バンザイ!」的な方向に行ってしまうこともあるのですが、 この橘さんは科学の限界を認識し、その上で音響学者としての自らの立場や役割を論じていました。 現実を見据え、非常に人間臭い考え方ができる科学者(人)っていいなぁ、と感心しました。
あと、非常に頭の切れる千住さんと、進行係を務めていた元HNKの高柳雄一さんも非常にいい味出していました。 やはり、こういうイベントって、「人」が重要なんだなぁ、と実感したイベントでありました。
前回、国際会議での発表のお話をしましたが、その後はその会議のプロシーディング(会議録)というものを書いていました。国際会議の発表の何割かはプロシーディングという形でまとめられ、あとから誰でも参照できるように記録されます。自分のプロシーディングは先日無事に受理され、ほっとしています。
現在はプロシーディングの内容を洗練させ、論文をまとめているところです。論文はプロシーディングほど簡単には受理されないので、より気合が入ります。
年末、大掃除の時期ですね。今日はクリーンルーム(空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が低レベルに管理されている空間)の大掃除があります。クリーンレベルを気にするので、掃除に入る人数も制限され、掃除をしているのに、掃除をしている人が埃源にならないように、と大変気をつかいます、、、
私が使っているVDECでは、とても良い施設、良い機械を所有しており、ナノレベルで検出器の設計ができます。うん、これは凄い。
しかし、クリーンルーム、、、私は苦手です。無塵衣も苦手です。ですが、ヘビーユーザーになりつつあり、自分専用の無塵衣が用意されかねない今日このごろです。
大学に入った頃は無線LANでwebしかブラウズすることが出来ず,メールすら見れない状況でした.この劣悪な環境を打破するために筑波大学のある学生はSoftether(windows対応)というソフトを作ったりと,やっぱり無駄だった訳ではないんです.不便な環境にあるとなんとかしようとする人間ってスゴいと思いますけど,不便なのは仕方がないのでやっぱり何も気にせずに使えるようになるといいですよね.
と思いながら日々を過ごしていたところ,今度はある日から今までの方法で無線LANにすらつなげなくなったわけです.ちょっと時間がなかったので半年くらい放置していたのですが,最近調べて分かったのは学内の無線LANのサービスが変わったようで,アクセス方法や開いているポートの数が増えたようです.これで無線LANセグメントから,「普通に」メールも見れるし,リモートログインで画像解析も出来るし,ほとんど何でも出来るようになりました.なによりも授業の合間に出来るのはありがたい・・・
そこうしているうちに,今度はつくばエクスプレスに無線LANが配備されている訳です.全車両,全区間で無線LANが使える訳ではないですが,少なくとも各駅では使えるようで走行中も秋葉原から北千住まで区間はインターネットが使えます.電車に乗っているときにプログラムを書いていて分からないことがあるとそのまま放置だったのが,すぐに調べられるようになったのでこちらもスゴく助かっています.
先日,先生と情報が反乱しているから勉強はしづらくて今の世の中は研究には向かないとおっしゃっていましたが,情報が氾濫している世の中でどうやってその情報を使っていくかというのが新しい世の中の生き方なんでしょうね.がんばらんと.
さて、maruyamaは、中間テストのようなものが毎週あるような状態で、なかなか落ち着きません。実験や演習のレポートもあるのですが、なぜか大変な時に限って提出日が重なったりするので、苦しんでいます。。でも、この苦しみもあと2週間で冬休みなので、なんとか解放されます。それまでは辛抱ですね。頑張ります。
2ヶ月ぶりです。
この二ヶ月間で特に目新しかったことは二つです。
1つは一ヶ月前、
韓国の浦項(ポハン)にある放射光施設(日本のSPring-8のようなところ) で一週間実験を行ってきました。 初めていく場所で実験するというのはなかなか大変です。 特に向こうが用意してくれる実験道具と こちらが持っていく実験道具がうまく合わず、 実験の最初のほうはその調節だけで終わってしまいました。 最終的には受け入れ先の方の親切なご指導のもと、 うまく実験を終わらせることができました。
もう1つは数日前に終わったばかりの埼玉での学会発表です。
特に今回は国際学会と国内の学会が同じ会場で連続で行われました。 異なる二種類の内容の発表を英語と日本語で準備しなければならず これまでになく苦労しました。
さて、国際学会から帰国し、プロシーディングの締切に追われて慌ただしく過ごしていましたが、、、学会での反省から英語力を向上させたいなぁと強く思うようになり、それを教授にふと口にしてみました。すると、なんと!なんと!研究室打ち合せを英語で行なうことになりました。ひぇー。必然性がないと、英語でしゃべるのも恥しいだけで、なかなか上達しないという理由から、交換留学生の生徒さんを巻き込んで、、、
日常会話ならまだ何とか、なることもありますが、自分の研究を英語で説明するのはとても難しいです。専門用語を覚えなければなりませんし。論文をもっと読んで勉強もせねばなりません。ああ、自分のためとはいえ、厳しい!!
早く自由の身になりたい・・・
ホームページのほうの更新が止まっているのもそのせいです。申し訳ございません。テストが終わったら早急に更新しますので、それまでしばしお待ちください。
3日間学園祭があって、最初は最終日のお笑いライブだけいこうと思っていたのですが、結局2日目も遊びに行きました。友達の天文サークルのプラネタリウムは去年も行ったのですが、今年もしっかり観てきました。といっても、もう通常投影が終わったあとで、内輪だけでちょっとふざけて(?)解説をしたり、プラネタリウムでの星空を楽しみました。学園祭らしく、クレープやホットドッグ、焼き鳥を食べました。物理学科の友達も模擬店を出したり、道を歩いているとたくさん会いました。普段とは違う雰囲気だったので、なんだか新鮮でした。そして念願のお笑いライブは、前から5列目の真ん中で観れたので満足です(笑)。すごく楽しそうで、学園祭に行って、サークルで活動している事が、更にうらやましくなりました。
現在、カリブ海にあるプエルトリコで国際会議(IEEE)に参加しています。時差はマイナス13時間です。午前中に口頭発表を終えたのですが、途中、英語が出てこない場面があり、冷や汗もののプレゼンでした。もっと修業が必要だと実感しました。午後にもポスターセッションがあるので、こちらもがんばらないとなー、と青い海を見ながらブログを書いています。
学会でなかなか来れないようなところへ行けるのは嬉しく、浮かれてばかりのように思われがちですが、やはり大きな国際発表では自分の不甲斐なさを痛感します。発表後に気が楽になるどころか「ずーん」と沈んでいます。まぁ、国際学会はこれからどんどん出ることになるので、次回また再挑戦ということでしょうか。
それでは、また次回。
そんなことをいっていながら,実はテスト1ヶ月前を切ってしまいました.今学期は上の活動や他にも手を出しまくっていてあまり勉強に集中してなかったのでそろそろ勉強しないと本業がかなりヤバいです笑
さて、もう学園祭の季節です。みなさんはどこかの学園祭に行かれますか?maruyamaの大学はこれからなのですが、サークルに入っていない私は、展示等をする訳でも、焼きそばを作る訳でもなくて、なんだか寂しいです。。でも、友達が入っている天文サークルでプラネタリウムを作るそうなので、それを見に行こうと思っています☆それと、なんといってもお笑いライブです。高校の文化祭にはなかった豪華さで、こんなところでも「大学生なんだなあ」と、大学生になった事を実感するのでした。
ところで、今朝、大学のエレベーターで、 ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生と一緒になりました(しかも二人っきり)。 退官されてから結構経つのに、いまだに大学に通われているとは、なかなかすごいと思いました。 すごい人はいくつになってもパワフルなんだなぁ、って感心してしまいました。 私もそんな強い研究者(人間)になりたいものです。
# というわけで、ミーハーな私は握手をしていただきました…。
僕が所属する大学は国立大学,といってもこれは正確ではないかもしれません.現在では(正確には2004年の4月から),かつて国立大学と呼ばれていた大学たちは,国立大学法人となり,純粋な国の機関では無くなったのです.
それに伴い,いろいろと変わったこともあります.大学のキャンパスも企業の事業所と同等に見なされ,薬品などの取り扱いに関して今までよりも管理が強化されるようになったり,産学連携などで大学ごとに独自色を発揮し始めたりと.ちなみに産学連携とは,大学で研究していた内容を,企業と協力して事業化したり,あるいは逆に企業から研究の提案を受けたりするように大学と企業が協力を進めていくということです.
そして,その独自色は,もっと身近なところにも及び始めたのかもしれません.大学の中に大手コンビニエンスストアの店舗が開店したり,チェーンのコーヒーショップが開店したりと.
国立大学の法人化についての是非はいろいろあるでしょうが,キャンパスが便利になるということは悪いことでは無いはずだと思う今日この頃です.
インターネットの世界には色々なモノがあります.例えば「元素占い」なんてモノが.
化学を専門にしている学生の間で,こんなのが意外にはやったりするもんなんです.もちろん,みんなの専門が専門なだけに,お互いにいろいろマニアックなツッコミを入れあって,おそらく一般の人なら笑ったりしないところで笑いあったりしています.
ま,学生生活にはこんな一面もあるってことで.
10月は、すでに月末まで予定がびっしりです。気づくと実験が連続し、その後に学会が控えています。うーん、予定を見ていると学生とは言えませんね(涙)。ただ、同期の年代の人が働き始めているので、仕事と思うとこれくらい普通なのかもしれません。学生なんで確かに暇なときもあるのですが、忙しいときは忙しいんだー!という例を今回は紹介して、日記に代えますね。手抜きかな?ごめんなさい。
10月1週 実験 SPring-8(相生)
10月2週 実験 JRR3(東海村)
10月3週 学会順備(ポスターと口頭発表があります、、、)
#ついでに、この週はTAとして演習も担当
10月4週 学会 中南米
ほんと、あっという間に11月になってそうですね。では、また次回。
学生なのでお金もないので東京から夜行高速バスで京都に行き,研究会だけだと出費が厳しいのでちょっとだけ旅行もして自分を納得させました.大河ドラマでやっている義経ゆかりの鞍馬寺ですよ.ちょっとはまってましてね笑
それはそうと,研究会では前々から書いている5元方程式を解く話(主体はどう実行するかというテクニカルな話でしたが)で,3次元空間の話なので結構モデルがわかりづらく,解は得たけれども,本当にそうなのか自分でも半信半疑だったのでそれを友達に頼んで可視化をしてもらいそれを発表してきました.
直感的に分かりやすくすることは自分の理解を深める上でもとても大切でだということを痛感しました.どんどんとアイデアが浮かんできます.今はどういう条件ならうまくいくかとかが簡単に実験できるようになったのでしばらく遊んでいます.うーん,早く僕も彼みたいなプログラムが書けるようになりたい・・・.
夏休みも大きな事故もなく、無事終わったところで、今年の夏を振り返ってみました。今年の夏は、去年とはまた違った「大学生の夏休み」を過ごせました。いくつか違うバイトをして、いろいろな人と話して、考え方が変わった所もあったり、そのままだったり。。夏休みに負けないように、有意義な後期を過ごしたいと思っています。
前回の日記では、後期の授業についてお話ししましたが、実際に後期から始まる授業を受けてみて、「これは面白そう」と思うものがたくさんありました。履修届の提出期限まではまだ時間があるので、それまでにきめておかなくちゃ。
この友人とは、7月に淡路島で行われた惑星科学の国際サマースクールに知り合いました。 たまたま共通の話題が多かったこともあり、すぐに仲良くなりました。 研究会などを通じて、世界中のいろいろな人に出会えることも、 科学をやっていて良かったと思えることのひとつかもしれません。
9月14日のnikoさんのblogに大阪の物理学会が話題に上がっていました。 僕は現在、物理学会に来ております。 ただし、大阪ではなく京都に来ています。
物理学会は年二回行われるのですが、9月に行われる物理学科は物理の分野を大きく二分(または三分)して二ヶ所で行われます。僕が今回参加するのは物理の一分野である物性分野についてのものです。
学会は研究成果をアピールする場であると同時に人によっては就職活動の場所にもなります。学会でのちょっとした会話がきっかけになって就職先が決まったという話は結構良く聞きます。僕も卒業が近づいてきたので少々就職活動する予定です。
3日後に発表を控え、今から少し緊張しています。まだ発表の資料を作り終えていないので今日はこのぐらいで失礼します…
マグナム望遠鏡が128億年前のガンマ線バーストを捕らえることに成功した模様です。宇宙が生まれてから9億年の光で、最も遠いそう!ちなみにマグナム望遠鏡はサイエンスステーション理事長の吉井先生のプロジェクトです。
以下新聞記事引用-----------------毎日新聞9月13日---------------
【128億光年かなた 星の爆発観測】
地球から128億光年離れた宇宙で起きた星の巨大爆発現象(ガンマ線バースト)を、東京大のマグナム望遠鏡と国立天文台のスバル望遠鏡が相次いで観測することに成功した。12日、各研究チームが発表した。観測された巨大爆発現象の中では最も遠く、約137億年前に誕生した宇宙の初期の姿を解明する手がかりになるという。巨大爆発は、太陽の数十倍以上の質量を持つ巨大な星が一生を終え、ブラックホールになるときに起きる。その際にガンマ線やX線が放出される。今回は日本時間の4日午前、NASAの衛星が爆発をキャッチ。その12時間後、ハワイ大と東京大のチームが、マウイ島にあるマグナム望遠鏡で爆発直後の光が含む赤外線の観測に成功した。これまでは、00年にデンマークの研究チームが観測した123億光年先が最も遠かった。
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吉井先生に直接伺ったところによると、マグナム望遠鏡がいち早く観測結果を出したそうです。そういうことが可能なのはマグナム望遠鏡が大学固有のものであるため、爆発があったとわかったときにすぐに望遠鏡を対象物に向けることが可能なのだそうです。はやくチリの望遠鏡もできるといいなあ。
今週は、物理学会で大阪に来ています。
時期は学会によってまちまちですが、だいたいの学会は年に2回行われます。私の所属している物理学会や応用物理学会は秋と春で、ちょうど9月は学会シーズンで忙しいです。学会発表は、今まで行ってきた実験結果を発表し、アピールするいい機会でもあり、ご当地のおいしいものを食べる機会にもなったりします。良いことばかり、、、なのですが、発表直前まで実験に追われて、もう間に合わないかも、、、と冷や汗をかいたこともありますし、発表では厳しい質問も出るので、学会への参加は緊張します。ただ、厳しい質問は自分のためになることが多く、そういう質問を浴びた後には、もっと研究を頑張ろうという気になります。
明日、午前に発表があり今はまだ緊張しています。きっと終わった後は、すがすがしい気分だろうなぁ、と思います。ふぅ、今からもう一度、発表資料のチェックです。
いま選挙速報を見てびっくりしています。
別に自民党を支持するとかしないとか個人的な意見はおいといて
すごい議席ですね。自民党。
ホリエモンがでてきたり、いろいろな女刺客がでてきたり
エンターテイメント性ばっちりです。
そしてなにより、今回の選挙、自民党がとてもわかりやすかった。
(その政策が正しいか正しくないかはおいておいて)
郵政民営化の話だけ!!
このわかりやすさとエンターテイメント要素は
科学をわかりやすく伝えるうえでちょっと参考になりそうだな。
と思いました。
さてさて,そんな中でもなんとか最近は流星レーダーの距離,速度を決定するプログラムを書いています.自分たちで作った方程式の解の性質がわからないので,とりあえず片っ端から調べてみることにしました.空間の2次元(高さは決まっているので一つ次元を落としている.)と速度の3次元で5次元空間を全部計算するのでN^5程度の計算量が必要になります.N=100程度の解像度で計算すると計算回数は10億回になって,なんにも計算をしないで10億回数字を書くだけでかなり時間がかかります.今回実験したら15分くらいでした.10Gbyte程度です.fujiwaraさんのすばるデータに匹敵しますね笑 しかもこれをさらに6回繰り返さなきゃいけないので・・・という訳で,仕方がないのでいくつかのコンピュータを並べて「並列計算」というのをやらないといけません.そもそも,アルゴリズムを考えるべきという気もしますが・・・
ただでさえ,プログラム書きもままならないのに並列計算だなんて「まだはやい」とも思いますが,切羽詰まってくると以外と物事とって進みますね.なんとか希望の光が見えてきました.もう少し,整理する必要はありますがなんとか来週までには完成できそうな感じです.
9月に入り、そろそろ大学の授業が始まるなあ、なんて事を考えてます。後期にとる授業をもうちょっと考えてみようと思いました。4月に後期分も仮に申請しているんですが、前期の授業を終えて、考え直す必要があると思いました。いくつか増やそうかと思っているんですが、逆に4月の時にとろうと思ってた授業をやめることもあるかもしれません。大学は自分のとりたい授業を自分で選べる点が、私は気に入っています。もちろん、楽にするのも苦しくするのも自分次第ですが。。私は勉強したい授業をとるようにしていたので、前期は少し辛かったような気もします(笑)。後期もそのスタイルで授業を選ぼうと思います。
あと2週間ちょっとで後期の始まりです。そろそろ気を引き締めなくては(笑)。
さて、blogで何度かすばる望遠鏡での観測のことを書きましたが、 誰でも彼でも好きなだけ観測できるわけではありません。 すばる望遠鏡を使いたい!という気持ちはみんな同じなのですが、 当然ながら使える時間は限られています。というわけで、ここからはもう競争社会。 半年に一回、すばる望遠鏡を使った観測提案/プロポーザル(通称?・ザル)を提出し、 専門家に審査してもらう必要があるのです。で、良かったものだけが採用、というわけです。 ちなみに審査する人は日本人とは限らないため、ザルは英語で書かなくてはなりません。
これまで僕は、指導教官や共同研究者のみなさまの提出した観測提案の恩恵にあずかって、 すばる望遠鏡での観測に行っておりました(大感謝)。 が、そろそろ自分が主体となった観測ができればなぁとたくらんでいるわけであります。 で、来年の前期のザルの締め切りが10日後に迫っていたります…。
# 実は前回(半年前)にもザルを出したのですが、惜しいところで不採用でした。 そんなわけで、これからザル書きの準備をしなければなりません。
自分で考えた観測手法を使って研究を進められるような一人前の研究者に早くなりたいものです。
二年間、研究室のポスドクとして働いていたフランス人研究員のMさんが 正式な研究者になり、今週母国フランスに帰ることになりました。 それで研究室では送別会やハイキング、ボーリングなどを行って これまでの労を労いました。
また、研究室の先輩に当たるHさんが大学院博士課程の卒業を決めるディフェンス試験に合格し、こちらもあわせて祝賀会を行いました。
それに、研究室の同期に当たるRさんがご結婚なされました。当人の好きなスポーツ大会を行ったりケーキを出したりして祝ったものです。
僕も先輩方に負けずにいろいろがんばろうと思いました。
つくばエクスプレス、開通しましたね。私の研究室は東大柏キャンパスにあるので、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅が使えるようになることで非常に便利になる、とこの日を待ちわびていたわけです。
で、早速つくばエクスプレスに乗って登校・・・せずに、いつも通り常磐線柏駅からバスで20分の道を選びました。なぜって?定期があるからです。もう一つ、駅からキャンパスへ行く道がわからない・・・(笑)
安全策を選んだはずなのに、柏駅でなぜかいつもの「国立がんセンター行き」ではなく、「柏の葉キャンパス駅西口行き」のバスに乗ってしまった私。東大前に止まらなくても、途中で近くを通るだろうからいいやと安易に乗ってしまったわけですが、バスは予想とは違う経路をたどり、聞いたこともない停留所を通り。あわてているうちに終点「柏の葉キャンパス駅西口」へ・・・。
駅はそれなりに人でにぎわっていましたが・・・駅の周りには、畑すらない!!広大な空き地の中に新しい駅がぽつんとあり、白線のまぶしい新しい大きな道路が通っているという、なかなか異様な光景でありました。そして、「柏の葉キャンパス駅」なのに、柏の葉キャンパスは影も形も見えない・・・!遠いという話は聞いていましたが・・・。
そこから東大前方面に行くバスも出ているのですが、もったいないので歩いていくことに。妙に整備された空き地を縫うきれいな道を延々と行き、ものすごい遠くに来てしまったような不安感にかられながら。助けを求めようにも人はおらず。EZナビウォークだけが心の支え・・・。目指す建物が見えたのは、駅を出てから15分以上歩いた後でした。。その時点では見えただけですから、そこからさらに10分弱かかります。
こんなことなら、つくばエクスプレスに乗ってくればよかった・・・私とつくばエクスプレスとの付き合いは、こんな風にしてはじまったのでした。
広大な空き地には、広大なショッピングモールの建設計画があるそうです。まだ影も形もありませんが。2年ぐらいたてば、駅前もにぎやかになるのでしょうか・・・柏の葉キャンパス駅に注目、です。。
つかれた。
僕の所属する研究室は化学の中でも分析化学という分野を研究する研究室.一般的に分析化学と言えば,たとえば水や大気の中の微量の化学物質の量をはかったりするようなことが中心.
ところが僕の研究室で今主に研究しているのは,生きた細胞の内での情報伝達を担う物質.この物質に光るタンパク質などで「標識」をつけることでその働きを調べるのです.
研究は標識作りから標識を用いた観察まで.標識を一から作るのはなかなか大変です.もちろん細胞に害があってはいけません.これはDNAの塩基配列を決めることで遺伝子を設計し,この遺伝子を細胞に入れることで細胞自身に標識を作らせてしまうのです.
この研究をやればで何が良いのかというと,色々あるでしょうが例えば特定の病気の治療薬の開発に役立つ,といったことでしょうか.将来僕の研究が役に立てるようコツコツとやっています.
暑い日々が続きますね〜。大学はすっかり夏休みで、学生さんが少なく閑散としています。大学が落ち着いている=アカデミックだ〜と思えますが、何かシニアな観想、、、
さて、今回は夏の学校の話。最近では、中高生対象のものから大学院生対象のものまで、夏の学校がたくさん開校されているようです。私がこれまでに参加したのは、高校生のときのインターナショナルサイエンススクール(ISS)、修士1年での天文若手夏の学校、そして今年参加した応用物理放射線分科会などがあります。今年参加した夏の学校では、ポスター発表を行ない、3位入賞で開催地のご当地ビールを頂きました〜。いずれの夏の学校でも、全国(ときには世界)から参加者が集まるのでバラエティに富んだ新しい知人ができる良い機会です。夏の学校で知り合った人たちとのやりとりは今でも続いています。高校生のときに参加したISS関しては、日本人学生や当事の校長先生だった方と研究者として再会!!なんて嬉しい出来事もありました。
もちろん、夏の学校というからには、勉強もメインです。同じようなことに興味を持った同年代が集まり、毎日あれこれ議論するのも楽しいです。そして、第一線の研究者の方(講師としていらっしゃっています。)に質問をできるまたとない機会も得ます。
宣伝?になりますが、SSでも銀河学校(年明けに開催かな、もうすぐ応募情報も出るはず!チェックして下さ〜い。)をサポートしています。ぜひ、参加して下さいね。もしかすると、お会いできるかもしれませんね。
少しずつ日が落ちるのが早くなっていって,少しずつ気温が下がっていって,集中できるようになってくるんだけど,少し寂しいです.
先輩方々の話を聞くと遊べるのは学部生のうちだけだそうですからねぇ・・・涙 というわけで来年はきっと受験であんまり遊べないだろうから今年の夏休みはいろいろなところに旅行しました.
まじめなところだと,鹿児島大のVERA入来観測局,国立天文台の野辺山宇宙電波観測所,宇宙研の臼田宇宙空間観測所,東大の明野宇宙線研究所・・・.
あ,ちなみに移動はほとんど国道ですよ.5000kmくらい走ったうちの1000kmくらいが高速でそれ以外は全部国道です.全部で2週間くらいかかりました笑 これも学部生の特権なんでしょうねぇ.あー,楽しかった.
さて,そろそろ現実に戻ってデータ解析しなきゃいけなくなってきました.昨日やっと星を抽出するソフトの使い方がわかってきて,それからそれからawkというスクリプト言語を覚えてデータを自由にいじれるようになって,夏休みが終わるまでになんとか自由に解析ができるだけのスキルをつけられるようになりたいな.
あ,明日は産総研に行ってからバイトだ・・・時間がない・・・
広島県の高校2年生7人が
高校の研修旅行の一環として
サイエンスステーションの見学に参りました。
主にyamazakiの所属する東大長谷川研究室を案内しました。
まずはじめに当研究室の研究テーマである、
表面に規則的に並んだ原子について簡単にプレゼンを行いました。
なるべく模型やサンプルの実物を用いて説明いたしました。
その後研究室内の見学を行いました。
チャンバーと呼ばれる真空の容器のなかを覗いてもらったり
実際にチャンバーの一部を操作してもらいました。
最後に東京大学の構内を簡単に案内し
計2時間のツアーは無事終了しました。
約マイナス200度の液体窒素を実際に触って体感してもらったり
チャンバーの値段の話とそのお金をどのようにして得るか
といったお話が特に面白かったようです。
また高校生を研究室に案内できるときが楽しみです。
今回のSPring-8での実験は、物質の構造を探るためにX線をモノに照射し、そのX線の反射を捕える「目」となる検出器のテストでした。まる三日間、X線のビームを使える時間をもらっており(「**のために、使わせて下さい。こんなすごい実験をするんです!」みたいな書類を書いて、他に使用したい人との競争に勝たねばなりません。)、それは貴重な時間なので、実験メンバーで交代しつつ徹夜で実験をしました。SPring-8での実験は初めてで、そのために失敗もありましたが、いくつか行なった実験から、基本的な性能を確認することができました。東京に戻って来てからは実験結果をまとめ、レポートを製作しています。そして、後期もSPring-8で実験を行ないたいので、そのための書類も書き始めています。実験を行なうには、その実験の重要性をうまくアピールして、多くの人の力を借りないといけないのですね。まさに、この日記もそんなアピール力を磨く場かもしれません。
「お、どんな実験やってるの?」と思った方、ぜひ質問メールをSSに下さいな。講師派遣依頼も受けつけてますよー。では、また次回。
今回のSPring-8での実験は、物質の構造を探るためにX線をモノに照射し、そのX線の反射を捕える「目」となる検出器のテストでした。まる三日間、X線のビームを使える時間をもらっており(「**のために、使わせて下さい。こんなすごい実験をするんです!」みたいな書類を書いて、他に使用したい人との競争に勝たねばなりません。)、それは貴重な時間なので、実験メンバーで交代しつつ徹夜で実験をしました。SPring-8での実験は初めてで、そのために失敗もありましたが、いくつか行なった実験から、基本的な性能を確認することができました。東京に戻って来てからは実験結果をまとめ、レポートを製作しています。そして、後期もSPring-8で実験を行ないたいので、そのための書類も書き始めています。実験を行なうには、その実験の重要性をうまくアピールして、多くの人の力を借りないといけないのですね。まさに、この日記もそんなアピール力を磨く場かもしれません。
「お、どんな実験やってるの?」と思った方、ぜひ質問メールをSSに下さいな。講師派遣依頼も受けつけてますよー。では、また次回。
担当は10日くらい前だったのですが、遅くなりました。すみません。
今日は大阪府立天王寺高校での出前授業でした。出前授業という形では今年度の初陣になりますね。今回は私は講師としてではなく、アシスタントとして出向いてきました。実は、天王寺高校は私の母校なのです。
卒業して2年ほどでお世話になった先生方がほとんど異動されたため、母校に行くのは3年ぶりぐらいだったでしょうか。懐かしいような、ついこの前も見た風景のような、変な感じでした。馴染みすぎた場所に久しぶりに行くと、久しぶりなのに違和感のないことに違和感を感じてしまいます(笑)
さて、今回の出前授業はサイエンスステーションのメンバー、風間君が、地震予知に向けた取り組みについてのお話をしてくれました。地震が起こるメカニズムから、地震やそれに関連する現象を観測する装置について、そしてそれらの装置を用いてどのように地震予知についての取り組みが行われているか、地震予知に関する現状はどうなっているかを、とてもわかりやすくお話してくれました。地震計を実際に持って行って見てもらったりもしました。SS史上最長の90分授業を見事にこなした風間君に心から敬服しつつ、私は一生懸命その雄姿を写真に撮っていました(笑)授業に関しての報告はまたホームページにアップするので、楽しみにしていてくださいね。
今回の出前授業は集中セミナーという授業の中の1コマとして行われました。5日間に渡り、午前中に90分の講義が2つずつ用意されているという、なかなかハードな授業です。他の授業は阪大の先生方や天高OBの大学院生の方が受け持たれ、数学、物理、化学、、、と様々な分野の講義が用意されているそうです。私もその恩恵にあずかった一人ですが、このように、普段高校の授業では触れることのない、科学の現場の話をたくさん聞けることは、(夏休み早起きはつらいですが)素晴らしいことだなあと改めて思いました。出前授業では科学の話だけでなく、学生という立場上、進路についての話題を求められることも多いのですが、今回は純粋に「科学の話題」を求められていたように感じました。進路に関わりなく、何か新しいことを知りたいという生徒の姿勢、科学の面白さに触れさせたい、様々な世界を知ってほしいという先生方の姿勢、どちらも、私がSSのような活動をやっていく上でモチベーションとして持っているものに一致していて、非常にうれしかったです。この高校に行ってよかったなあと改めて思った一日でした(笑)また、昔とかわらず天高生は元気で一生懸命で、なんだか元気をもらってきたような気がします。天高卒業生として、私も頑張っていかんとなあと思いました。以上、母校自慢でした。すみません(笑)
今日は木曽観測所で行われているサイエンスパートナーシッププログラム「星の教室」に来ています.星の教室は長野県下の高校生を対象とした教室です.1泊2日で木曽観測所に滞在し,視覚を使って銀河までの距離を求める方法や,ハッブルの法則を学び宇宙の年齢を測定したりします.
僕はTAとして参加して,一部の講義を担当しました.ところがこの講義をやるのがすごく難しい・・・人に伝えることってすごく難しいのですが,ちょっと数式を使ったようなのを解説するのはさらに難しい.今回で二回目なのですが,やっぱり満足できるような反応を示してくれませんでした.
もっと説明がうまくなれるようになりたいなぁ.
さてさて、前回はmaruyamaの大学の、試験のお話をしましたが、本日からその試験が(正式に)ついに始まりました。今日は電磁気学。「やばい」という声が、試験前にたくさん聞こえてきました(笑)。
明日はネットワーク基礎論と、物理実験学のテストです。ネットワーク基礎論では、UNIX、JavaScript、HTMLの基礎、物理実験学では誤差の計算や基本的な公式を使って、いろいろな値を求めたり‥‥。電卓をわすれたら、きっと悲惨なことになるでしょう。。
この3~4週間はずっとスウェーデンと札幌にいました。
といっても観光が目的ではありません。
国際学会というものに参加してきたんです。
国際学会というのは
年に一回ぐらい同じような研究をしている人たちが世界中から集まって
お互いの研究を発表したり議論する場です。
本や論文の中でしか見たことのない
世界でトップレベルの研究をしている研究者の話を直接聞くことが出来るので
とても刺激になります。
また、自分の研究も20分程度英語で発表しなければなりません。
とても緊張しました。
ポスターセッションでは1,2時間じっくり議論を行うこともあります。
といっても何日間も研究の話ばかりしているわけではありません。
たいていの国際学会では
遠足や晩餐会などがあります。
スウェーデンではノーベル賞授賞式の晩餐会で使われる会場を使って
晩餐会がありました。
札幌では少し遠出して登別温泉などに行きました。
一見遊んでいるようですが
こうした中で新しい人と人とのつながりが生まれ
新しい研究に発展することも良くあり、
学会の中でも重要な位置づけになっています。
このように国際学会は 自分の発表を人に聞いてもらえ、
勉強にもなり、研究仲間も作れるという場所で
僕は研究生活の中で一番楽しい時間だと感じます。
9月には国内向けの学会があります。 今日からそれに向けてまた実験の日々です。
lenaです。
さて、私はいま、三重県の某公立高校様からのご依頼で
東京大学の研究室見学ツアーを企画しております。
開催日時は7月28日の午後。 80名の生徒さんが東京大学を見学にいらっしゃるようで、
生徒さんを6グループに分け、5つくらいの研究室をローテーションで
みてもらう、という形式にしようと思っております。
しかしなかなか研究室のアポイントが取れません。
いまのところ3つの研究室が、ほぼ決定いたしました。
進路を考える上で役立てたいとのことでしたので
やはり分野が偏らないように研究室を選ばなくてはならないのですが
生物、化学系の研究室の返事があまり芳しくないです。
どなたか、いい研究室をご存知の方、是非ご紹介ください。
お願いいたします。
サイエンスステーションの活動を報告するつもりが、
内部の人へのお願いになってしまった、、、、、、
まあ、サイエンスステーションの内部ではこんな動きがおこなわれている、 ということで、、、、、
今後、今回得られたデータを専門家が詳細に解析することになっています。 太陽系の起源にどこまで迫れるのか、とっても楽しみです。
僕は筑波大学に在籍しているのですが,筑波大学は実は3学期制なんですよ.そのおかげで夏休みが7,8月とか,テストがほかの大学とずれてるとかいろいろ不便はあるんですけど,なんと言ってもみんながヒーヒー言ってる7月に夏休みを満喫できるのは良い★
・・・まぁ,休みの日数自体は少ないんですけどね・・・嫌な部分は見ないということで.
前回のblogでも書いた画像処理を完成させたり(そのときは単色でよかったのでまだカラー画像になっていない)それから春から止まっている3Dプログラムにもチャレンジしようかと思っています.
カラー画像が完成したらここでお見せできると良いですね.
著作権の問題とかあるので実際はどうなるか分かりませんが・・・
大学にもよりますが、だいたいは7月の半ば位から試験期間になります。ところが教科によっては、試験期間よりも1〜2週間前に実施するものもあったりするので、私は、「7月に入ったらテスト」という感じがします。今回の前期試験がmaruyamaにとって3回目の大学での試験となるわけですが、やっぱり思う事は、日頃の勉強が大切ということですね(^^;)というのは、テスト期間に提出するレポートがあったりするんです。。なので、テスト勉強だけに集中するっていう事は、ちょっと無理かなあ、という感じです。ただ、中学や高校の時と違って1日に行われる試験の数が少ないので、そこのところは楽な気がします(教職等をとっている人は、もうちょっと大変ですが…)。とはいっても、やっぱりテストは大変なんですけどね。
テストが7月末に終わり、8月になったらお楽しみの夏休みです。さて、テストまでもうちょっとです。日頃の分を取り返すべく、頑張りたいと思います。
しかし、発表申し込みの締め切りが本番の二ヶ月以上前に設定されているというのは、 なかなか厄介なものです…。 その二ヶ月の間に解析方法やデータ処理プログラムに間違いが見つかり、 申し込み時に提出した「発表の要旨」と結果が変わってしまって愕然とした…、 という話は少なからず聞きます。 私も気をつけなければ…。何事も慎重に進めなければなりませんね。
私も簡単に自己紹介。
地球惑星科学を専攻する大学院修士1年生です。
大学院に入院し、はや3ヶ月。
なかなか波にのれずにもがく日々ですが、色んな人の助けを借り、ようやく一つのプロジェクトがスタートしました。そのために、今は木曽に来ております。
来る7月4日、アメリカの独立記念日に、NASAの探査機「Deep Impact」がテンペル第一彗星に向けて衝突体を撃ち込むというミッションが行われます。彗星というのは、太陽系初期の情報をよく保存している始原的な天体と考えられていますが、彗星の核の構造など、その実体は謎に包まれています。そこでこのミッションでは、彗星に衝突体をぶつけることによって内部の物質を噴出させ、内部の物質がどのようなものなのかを調べようとしています。また、衝突によってできるクレーターを観察することによって、核の表面の固さなどの情報も得られると期待されています。
彗星に向かっている探査機にも望遠鏡が搭載されており、衝突によって起こる現象を観測するのですが、地上からもたくさんの観測が計画されています。衝突の前後には世界中の望遠鏡がこのテンペル第一彗星に向けられると言ってもいいぐらい。その中で、私は木曽観測所でこの彗星を観測します。
衝突によって何が起こるのか・・・内部から物質が噴出すことによって彗星が明るくなるかもしれません。でも衝突体が埋まるだけで、何も出ない可能性もあります。後者だと地上からの観測では何もわかりませんが、どんなことが起きるのかすごく楽しみです。9等と暗い天体なので肉眼では見えませんが、7月4日は空の暗いところに行って、ぜひ望遠鏡で眺めてみてください。
といっても日本は梅雨真っ只中・・・私の観測も、天気との戦いです。。 晴れることを祈って・・・
最近は、物理数学、物理数学演習、物理学実験などのレポートに追われる毎日です。本当は講演会や博物館に行ったりしたいのですが、なかなか時間がとれません。。
そういえば、五月の終わりに、物理学科のオリエンテーションというものがあり、それに参加してきました(May 14, 2005/maruyamaのblogにある、1大イベントとはこのことです)。実は私はそのオリエンテーションの幹事だったので、ものすごく忙しかったのですが(実は今も反省会やらアンケート集計などでちょっとお仕事がたまっています…)、先生や先輩とのつながりが出来たりと、いろいろ勉強になる事も多かったです。そのオリエンテーションは、研究室紹介を目的にしたもので、私は2つの研究室のお話を聞きに行きました。宇宙物理研究室と素粒子研究室のお話を聞いたのですが、どちらもとても面白そうでした。他にも興味のある分野があったのですが、時間の都合で聞けず…。研究室に入る4年生までに、じっくり考えたいなあと思いました。
博士課程の学生ですが、今日は授業の話です。
博士課程に進学すると、学部によっては授業の単位は2単位で良かったり、と実験/研究に専念できる環境にあります。ですが、私の所属する専攻では10単位も必要です。学部のように授業がメインな生活ではなく、研究室で朝から夜まで実験をしているため、合間に授業というのは結構おっくうです。ですが、それも考えよう、たまには学部に戻った気分で、、、と思って授業を聞いています。
その中の1つ、タイトルにも挙げた「専攻横断型講義」というのがなかなか面白いです。固い名前ですが、博士課程以上の専攻分野の異なる学生が授業を撰択しており、分野を混ぜて通年で何かプロジェクトを立ち上げ、実行しましょう!というものです。機械、航空宇宙、原子力、システム量子など多岐に渡る分野の学生が混ざって企画を話し合っているところですが、各分野によって視点がさまざまで、「なるほど、そう考えるのかぁ」という目から鱗な議論も多々。週に1回ですが、「研究の息抜き」兼「広い視点を持つ」機会となる授業です。
東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の博士課程1年に
在籍中のlenaです。
今日は科学技術インタープリター養成プログラムの説明会に行ってきた。
東京大学の大学院生を対象に、科学技術の専門家と一般社会とを橋渡しする人
材の養成を目的としたもので、各専攻での正課カリキュラムとは別に、副専攻
組織としての位置づけがなされているらしい。
講師陣の話を聞いていると、面白そうな試みだな、と思った。
たとえばアートと科学を融合させる話など、とても面白そうな試みだと思った。
そしてインタープリターの役割が、ただ科学のことを一般に広めるだけでなく、
科学者に対しても、科学者のしていることが社会でどういうものなのか
などを説明したりする役割も担うということが新しいな、とおもった。
しかし、今日の説明会の目玉である立花隆の話は、私にとって相当微妙だった。
科学ジャーナリスト養成はたくさんあるが、その人たちが活動する場がない、
どうせならメディアごと作ろう、といった話だった。
しかしそのためにおこなうつもりのことが、100万アクセスくらいの規模の
巨大な科学のサイトをつくり、それを本にする、ということであった。
(内容は学生が調べて、取材し、書くということらしい)
それがメディアを作る、ということなのかどうか、考えてしまった、、、
なんというか、普通の科学ジャーナリスト養成との違いがわからなかった、、、
本当に科学を伝えるべきは科学技術自体に何の興味もない人間に対してではな
いのか。そのやりかただと、インターネットでそこにアクセスしてくる人間、
もともと興味がある人間、しか情報を手に取らないのではないだろうか。
ないよりはあったほうがいいが。
科学技術煮興味のない人に興味を持ってもらうきっかけをつくるという点では、hinaさんがちょっと前に話していたように、
科学者が主人公の漫画をだしたり、ドラマにしたりするほうがよほど
きっかけになりそうだ。(あくまでもきっかけだが)
サイエンスステーションもそんなきっかけをつくりつつ、
科学を面白く一般に伝える組織として大きくなってほしい。
で,忙しいときに何をしていたかというと一つは今年の春にすばる望遠鏡へ実習にいった際に撮像した画像の画像処理をやっていた訳です.観測された画像ははじめに次のような作業をやります.
・ノイズとり
・CCDの素子ごとの感度補正
前にfujiwaraさんも書かれていましたが,これを一次処理といいます.さらに視野をずらして写真を撮ったのでこの補正もしなければなりません.(ditheringといいます.)こういう作業は理屈通りやろうとしても,普通の望遠鏡で撮像されたデータは一筋縄ではいかないで,大変苦労します.ところが,すばるで撮像された画像は精度が高く理想的なデータになっているために,ほとんどマニュアル通りにできました.
データの扱いやすさも「一級」のすばる望遠鏡を感じる日々でした.
まだまだ全部は終わった訳じゃないんですけどね笑
残りは3週間後に迫った夏休みに!
簡単に自己紹介。国立天文台内にある天文センターに所属する修士2年です。主に太陽程度の重さの星の進化の最終段階についての研究をしています。最近では銀河学校の開かれる木曽観測所なんかを使って観測しています。
さて、この間の日曜日ですが、サイエンスステーション(以下SS)のみんなが集まって五月祭の打ち上げを行いました。主謀者のmoriさんをはじめ、10人ちょっとが集合。SSの会議以外でこんなにたくさんのメンバーが顔を合わせることなんてないんじゃないかな?お酒も交えながら、カフェの話、これからのSSの活動拡大へ向けての話など、色々盛り上がって楽しかったです。いろんな分野を専攻する学生、大学院生同士が、楽しく科学を伝えるにはどうしたらよいか?をかなりぶっちゃけて話す機会なんてきっと他にはなかなかないです。私はSSのこういう一面も大好きだったりします。うーん、みんなのハッスルぶりはすごかった。
さて、肝心の話し合った内容についてですが、これに関してはこれからのSSの活動をぜひ楽しみに見守っていただけたら、と思います(^^。
次回のhina日記は遠く南アフリカよりお伝えします。今月末から一ヶ月、観測で真冬の南アフリカに行ってきまーす。お楽しみに。
私は天文学を研究というか勉強している大学院生(修士課程1年)で、 主に若いお星さまの周りにあるダストとか惑星とかに興味があります。 趣味は旅で、将来は世界のあちこちを飛び回りたいと思っています。
さて、先週はコロキウムの担当になっていて大変でした。 コロキウムというのは、専攻に所属する院生が毎週持ちまわりで自分の研究のお話をするという素敵な行事で、 同期の院生から教授・助教授の先生方までたくさんの人が聴きにきます。 持ち時間が30分もあるうえに、専門が違う聞き手にも配慮しなければならないので、準備が大変。 私のようなペーペーの院生にとっては試練です。 で、私は、これまですばる望遠鏡で撮りためていた観測データの解析(2005/05/09のblog参照)の結果と、 そこから分かってきたことについて紹介しました。
厳しい質問があったりしていろいろ大変でしたが、 自分の研究内容を多くの人にアピールすることができたような気がします。 そして何より、研究を深めるで大変参考になるコメントもいただくことができ、 今後の方向性も少し見えてきた気がします。 これからも頑張ろう!と決意を新たにしたコロキウムでした。
が、疲れがたまっていたせいか、コロキウムで発表した数日後、熱で倒れました…。うぅぅ…。
で、お客さんの入りはどうだったかといいますと、午前やお昼はなかなか人が入らず泣きそうになったものの、最終的にはのべ180人ほどの方に来ていただきました。 最後のお話の時間には追加で椅子を出すくらいのにぎわいで、やっぱり泣きそうになりました(うれしくて)。来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。
今回カフェという形式をとったのは、講演会や授業よりも気軽に楽しめる雰囲気を作りたかったからです。普段科学と全く縁のない方でも気軽に来ることができ、科学に触れられる場にできたら・・・。また一日三回行われる「お話」以外にも、お客さんとの間で科学の話題でコミュニケーションがとれたら楽しいだろうなと。
「お話」は講演会のようになってしまわないように、突っ込み役と話し手の対話形式にするという試みをしましたが、聞かれた方はどう感じられたでしょうか?また、普段の出前授業とは違って対象が絞られていない分、子どもから大人まで、どんな人が聞いてもわかりやすくて飽きのこない、面白いお話をしなければならないという面でも、話を用意する側は大変でした。
今回は、どのお話の後にもたくさん質問が出て、次のお話の時間まで続くくらい盛り上がったので、ある程度この目標はクリアできたのかもしれません。私自身もひとつお話を担当しましたが、ちょっと休憩がしたくて入っただけという方が、私の話を聞いて色々と質問をしてくださったり、ふだんあまり科学に興味のなかった方にも楽しんでもらえたことは大きな手ごたえであり、とてもうれしかったです。誰もが楽しめるお話という目標は完全には達成されていなかったかもしれませんが、そういう意識でお話を考えたことは、これからの出前授業などの活動にもきっと生きてくると思います。
また、サイエンスステーションの活動自体に興味を持ってくださった方が予想以上に多かったのもうれしいことでした。
今回の企画は、サイエンスステーションで一から立ち上げたものであり、この1-2ヶ月は本当に大変でした。一緒に頑張ってくれたメンバーのみなさん、ほんとにありがとう。そして、当日来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。喜んで帰られた方々を見ると、この企画をやってよかったなと思うことができました。当日の様子はそのうち、写真つきで活動の様子のページにアップしますので、楽しみにしていてください。当日の感想などありましたら、http://www.sciencestation.jp/cafe/ にぜひ書き込んでみてくださいね。
・・・そして私は、必死で本業の遅れを取り返さねば、です。。
原理は簡単です。
暗い道を歩いているときに、急に足場の悪いでこぼこした道(小石が敷き詰められた道など)になり、姿勢を崩した経験はありませんか?地面のでこぼこはそこを歩くことで知ることができます。
ここでつま先立ちすれば、さらに不安定になってしまいますが、より細かい地面のでこぼこを知ることができます。その延長で鋭くとがった針を履いて地面を歩いてみれば細かい砂やアスファルトにあいた細かい穴の存在も感じることができるでしょう。
原子レベルでとがった針(プローブ)で物質の表面をなぞる(走査する)することで物質表面の原子を見る顕微鏡が『走査プローブ顕微鏡』です。
『走査プローブ顕微鏡』の命である原子レベルでとがった針、これは手作りなんです。原子が見えるかどうかはこの針の良し悪しにかかっているので針作りには気合が入ります。昨日はこの針を9本作りました。この内出来のいい5本を『走査プローブ顕微鏡』のなかにインストールしました。原子が見えることを願うばかりです。
ついに、報道公開されましたね。6月下旬に鹿児島県内之浦から打ち上げられます。簡単にAstro-E2を紹介すると、、、
Astro-E2衞星は、我が国で5番目のX線観測衞星である。約0.5-600 keVの広いエネルギー範囲の宇宙X線の観測を行ない、宇宙の高エネルギー物理現象を改名することを目的としている。Astro-E2衞星には3種類の検出器と5つの望遠鏡が登載され、総重量は1700kgにも及ぶ。また、伸展式光学ベンチが展開されたときには高さ6m以上という大型衞星である。
、、、って、私の修士論文冒頭を引用してみました。
修士課程では、3種類の検出器のうちの1つ、硬X線エネルギー(10-600kevの範囲)の観測を担う硬X線検出器(Hard X-ray Detector;HXD)の研究開発に関わっていました。超抵バックグラウンド化(→ノイズの混入をいろいろな工夫で防ぎ、天体からの微弱な信号もキャッチ!)を実現した検出器で、かつてない高い感度での観測を行ないます。自分自身が関わった検出器が宇宙に行くのは、やはり嬉しいですね。
天文学専攻である私の研究室は三鷹市の国立天文台の敷地内にあります。
春はお花見、そして竹の子堀り、これからは梅の実がなって梅酒をつけることができます。
秋には銀杏も採れるます。 四季を身近に感じることのできる環境です。
そんな自然に囲まれた研究室です。
最近,プログラム書き(C言語)にはまっています.もともとプログラムなんてほとんど書いたことがなく,何となく読める程度でしかなかったので,この春の目標として「C言語特訓」をたてました.
そもそも,なぜ「プログラムを書きたい!」と思うようになったかと言うと,大学の友達が達者に書くことができて,彼はその自信作を見せてくれるのです.
たとえば波が伝わっていく様子や熱が伝わっていく様子を三次元でシミュレーションしたり,銀河の渦巻く様子をシミュレーションしたものがあります.・・・銀河の様子はうまくできていないみたいですけど笑
このプログラムたちを見ているうちに,大学で2年間学んだ「数式からイメージする物理」から「コンピュータで可視化して理解する物理」に変えたいと思うようになってくる訳です.
そんなモチベーションで始めたプログラム書き・・・なかなか前途多難でした.彼が見せてくれた「結果を魅せる」事自体は上級編みたいで,僕みたいな初心者には計算結果をファイルに保存すること自体が難しい訳です.
こんなありがたいサイトに書いてある初心者向けのセクションをひたすら打ってみて理解して,ようやく何となくわかってきました.そしてやっとの思いで完成させたのがあるデータベースサーバから出力される星のカタログを自分の使いたいフォーマットに変換し,保存するというプログラム.
きっとプログラムを書ける人たちには,「なにやってんだか」とか笑われるかもしれませんが,ぼくの中ではかなりの喜びです.だって,自分の設計した通りにコンピュータが働いてくれた訳ですから.
次は望遠鏡でとった画像処理をするプログラムに挑戦しようと思います.
再来週に所属している物理学科の1大イベントがあり、私はその行事の幹事になってしまい、最近は事務的なことをたくさんしています(下のブログを書いたyonedaさんと同じような感じです)。その他にも、レポートや課題もたくさんありますが、なんとかこなしていきたいと思います。
生データから観測装置の感度ムラやら地球の大気の影響やらをできる限り除去する必要があり、作業はなかなか複雑で大変です。露出時間がたかだか数分のデータを処理するだけで、丸2日間もかかりました。とは言ってもまだ科学的に意味のあるデータにするための下準備が済んだだけで、このデータをこれからどう料理し、どう解釈するかが本当の勝負。結果が出るまではまだまだ時間がかかりそうですが、観測した天体がどんな素顔を見せてくれるのか、いまからとても楽しみです。
(*1) 日本が誇る光・赤外線用望遠鏡で、口径が8.2メートルもあります。観測の邪魔になる水蒸気が少なく、晴天率も良いハワイ・マウナケア山山頂にあります。標高が4200メートルもあるので、観測中は大変辛いです…。
(*2) プリズムのようなもので光を波長ごとに分解する観測手法のこと。基本的に物質は組成によって固有の波長の光を放出(場合によっては吸収)するため、天体からの光を分光することで、その天体にある物質の種類や性質を推定することが可能になります。
見てきた。この場合のサイエンスカフェとは、科学者と市民が気軽に対話できるような場所のことだ。観客は飲み物を片手に科学者の話を聞き、そしてディスカッションなどを行う。
(実はディスカッションのほうがメインらしい)
整理券がなくては入れないらしく、整理券のための
行列に並んだところ、私の直前で定員になってしまった。
カフェは奥のほうにサイエンスカフェのイベントを行う場所、
手前のほうが通常営業の場所、と区切られていたため、
通常営業のカフェに入って話を聞いていた。
通常営業のほうにも、スクリーンが用意してあり、イベントと同じ映像が流れていた。私が見た回は系外惑星探査についての話から始まり、
宇宙にいる生命体の話、などとっつきやすい話題であった。
(もちろんとっつきやすい話題、そしてディスカッションしやすいを選んでいるものだと思われる)
話をする先生、(須藤先生)と、聞き手(毛利守さん)という対話形式で進んでいったのだが、なんというか、やっぱり大物を前にしてか、
参加者の皆さんが緊張されていたようで、ディスカッションの様子から 緊張が伝わってきた。
そして毛利さんは模範解答的に話をまとめてしまう傾向があり、
話が膨らみにくいのでは?と感じた。
もうちょっと適当な人が聞き手でもいいのではないかな?
と、これは個人的な感想だが。
整理券も必要なく、気軽にふらりとはいって話が聞けて
緊張しないような空気を作ることがとても大切なのだなと思った。
というわけで五月祭でサイエンスステーションではサイエンスカフェを 開くのだが、気軽な感じを作れるといいなあ。
きっとできるはず。
・画像にのっているノイズを取り除く(写真 - ノイズ写真)
・画像の感度ムラを取り除く(ノイズを引いた写真 / 感度ムラ写真)
ここまでが一次処理
・一次処理の終わった写真の平均をとる
という処理をしただけですが,実際に出来上がった写真を見ると最初は見えていなかった銀河の腕の細かい構造も見えるようになり喜んでいました.
ちなみに,これって位置合わせのために星の座標を1つ1つ測ってずれを調べたのですが,そういった作業をした人が一番感動していて,周りで見ていた人は「へー」という感じでした.手作業で苦労しないと細かいところまで見れないんですね.
■ メンバーのみんなが二日にいっぺん交代で日記つけてます。
■ 科学に携わる大学生・大学院生たちの日常をのぞいてみてください。
Dec 31, 2005
アインシュタイン・モーツァルト
fujiwaraさん同様、音楽のお話をしましょう。来年はモーツァルト生誕250周年です。ご紹介するまでもありませんが、モーツァルトは1756年、オーストリア ザルツブルクに生まれ、天才的才能を発揮しながらも、1791年貧窮の中35歳でこの世を去った作曲家です。
僕もモーツァルトが大好きで、研究しながら聞いたり、帰宅後、とても忙しかったり、睡眠が不足しそうでもモーツァルトのピアノ曲を演奏したりしています。
実はアインシュタイン、モーツァルトとの関係が有名です。アインシュタイン(アルベルト・アインシュタイン)は、子どものころからバイオリンをひき、研究生活の間に仲間とよく演奏したと言われています。特にモーツァルトを好みました。
また、アインシュタインの従弟、アルフレッド・アインシュタインは音楽研究家で、特にモーツァルトの研究で様々な成果をあげています。 天才物理学者が愛した天才作曲家の音楽、この2人の記念すべき年が並ぶこの年々、感慨深く感じられます。
どうやら、今年最後の SS blog記入になるようです。 本年は、SS blogを読んでいただきありがとうございました。 来年も、科学を研究する学生の日常やできごとを書きつづったSS blogをご愛読いただければ幸いです。良い年をお迎えください。
世界物理年イベント
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご無沙汰しておりました。ご機嫌いかがでしょうか。もうすぐ2005年も終わってしまいますが、今年は、かのアインシュタインが 歴史的に非常に重要な3編の論文を出版した「奇跡の年」といわれる1905年から100年目ということで、 「世界物理年」として世界中で物理学をテーマとするイベントが行われていました。 ご存知でしたか?
ミーハーな私も、12月13日に行われた、
さらには、ナジバリ先生の成果に基づいて作られたバイオリン「ナジバリウス」を、日本を代表するバイオリニストである千住真理子さんが実際に演奏し、音楽と科学のハーモニーを楽む、という時間もありました(しかも会場はオペラシティの大ホール!)。 千住さんに言わせると、「ナジバリウス」は出来立てホヤホヤなのに、実際に弾いてみると古い味のあるバイオリンのようだったのだそうです。なかなか面白い試みだったと思います。
また、ナジバリ先生や千住真理子さんのほかに、「弦」にゆかりのありそうな科学者を交えてパネルディスカッションも開催されました。 私個人的に非常に印象深かったのは、 コンサートホールの設計に携わっている橘秀樹さんという音響学者がパネルディスカッションの中で言った、
「科学で何もかもできるわけではない。 でも、科学の力で補える部分は可能な限り補って、 芸術を支えていきたい。」 という言葉でした。
科学の広報普及的なイベントって、下手をすると
「科学って芸術にも通じているのですね~。すばらしいすばらしい。」
というような「科学バンザイ!」的な方向に行ってしまうこともあるのですが、 この橘さんは科学の限界を認識し、その上で音響学者としての自らの立場や役割を論じていました。 現実を見据え、非常に人間臭い考え方ができる科学者(人)っていいなぁ、と感心しました。
あと、非常に頭の切れる千住さんと、進行係を務めていた元HNKの高柳雄一さんも非常にいい味出していました。 やはり、こういうイベントって、「人」が重要なんだなぁ、と実感したイベントでありました。
Dec 15, 2005
プロシーディング(会議録)
こんにちは。yamazakiです。前回、国際会議での発表のお話をしましたが、その後はその会議のプロシーディング(会議録)というものを書いていました。国際会議の発表の何割かはプロシーディングという形でまとめられ、あとから誰でも参照できるように記録されます。自分のプロシーディングは先日無事に受理され、ほっとしています。
現在はプロシーディングの内容を洗練させ、論文をまとめているところです。論文はプロシーディングほど簡単には受理されないので、より気合が入ります。
Dec 12, 2005
大掃除
こんにちは、nikoです。年末、大掃除の時期ですね。今日はクリーンルーム(空気中における浮遊微小粒子、浮遊微生物が低レベルに管理されている空間)の大掃除があります。クリーンレベルを気にするので、掃除に入る人数も制限され、掃除をしているのに、掃除をしている人が埃源にならないように、と大変気をつかいます、、、
私が使っているVDECでは、とても良い施設、良い機械を所有しており、ナノレベルで検出器の設計ができます。うん、これは凄い。
しかし、クリーンルーム、、、私は苦手です。無塵衣も苦手です。ですが、ヘビーユーザーになりつつあり、自分専用の無塵衣が用意されかねない今日このごろです。
Dec 08, 2005
無線LAN
もう,都内だと常識なのかもしれませんが最近無線LANの環境が急に良くなってきたように思います.大学に入った頃は無線LANでwebしかブラウズすることが出来ず,メールすら見れない状況でした.この劣悪な環境を打破するために筑波大学のある学生はSoftether(windows対応)というソフトを作ったりと,やっぱり無駄だった訳ではないんです.不便な環境にあるとなんとかしようとする人間ってスゴいと思いますけど,不便なのは仕方がないのでやっぱり何も気にせずに使えるようになるといいですよね.
と思いながら日々を過ごしていたところ,今度はある日から今までの方法で無線LANにすらつなげなくなったわけです.ちょっと時間がなかったので半年くらい放置していたのですが,最近調べて分かったのは学内の無線LANのサービスが変わったようで,アクセス方法や開いているポートの数が増えたようです.これで無線LANセグメントから,「普通に」メールも見れるし,リモートログインで画像解析も出来るし,ほとんど何でも出来るようになりました.なによりも授業の合間に出来るのはありがたい・・・
そこうしているうちに,今度はつくばエクスプレスに無線LANが配備されている訳です.全車両,全区間で無線LANが使える訳ではないですが,少なくとも各駅では使えるようで走行中も秋葉原から北千住まで区間はインターネットが使えます.電車に乗っているときにプログラムを書いていて分からないことがあるとそのまま放置だったのが,すぐに調べられるようになったのでこちらもスゴく助かっています.
先日,先生と情報が反乱しているから勉強はしづらくて今の世の中は研究には向かないとおっしゃっていましたが,情報が氾濫している世の中でどうやってその情報を使っていくかというのが新しい世の中の生き方なんでしょうね.がんばらんと.
Dec 06, 2005
テストとレポート
こんにちは。maruyamaです。最近、とっても寒くなってきましたね。yonedaさんのblogには初雪のお話がありますが、東京でも雪が降りそうなくらいです。さて、maruyamaは、中間テストのようなものが毎週あるような状態で、なかなか落ち着きません。実験や演習のレポートもあるのですが、なぜか大変な時に限って提出日が重なったりするので、苦しんでいます。。でも、この苦しみもあと2週間で冬休みなので、なんとか解放されます。それまでは辛抱ですね。頑張ります。
Dec 03, 2005
初雪
今日は、土曜日ながらいつも通り研究室に来ています。年明けの研究発表会に向けて、木星の衛星、イオの火山を起源とした大気の分布を地道に調べる作業を急いで行っています。木星は、今は観測できない時期なので、過去の観測データを使って解析しています。仙台は、雪が舞っています。気温は現在3℃、本格的な冬の到来です。今年は木星の観測シーズンが冬でなくて、うれしい限りです。木星の観測シーズン、春がもう待ち遠しいです。Nov 23, 2005
韓国での実験、埼玉の学会
yamazakiです。2ヶ月ぶりです。
この二ヶ月間で特に目新しかったことは二つです。
1つは一ヶ月前、
韓国の浦項(ポハン)にある放射光施設(日本のSPring-8のようなところ) で一週間実験を行ってきました。 初めていく場所で実験するというのはなかなか大変です。 特に向こうが用意してくれる実験道具と こちらが持っていく実験道具がうまく合わず、 実験の最初のほうはその調節だけで終わってしまいました。 最終的には受け入れ先の方の親切なご指導のもと、 うまく実験を終わらせることができました。
もう1つは数日前に終わったばかりの埼玉での学会発表です。
特に今回は国際学会と国内の学会が同じ会場で連続で行われました。 異なる二種類の内容の発表を英語と日本語で準備しなければならず これまでになく苦労しました。
Nov 19, 2005
英語上達への道、、、険しい。
こんにちは、nikoです。さて、国際学会から帰国し、プロシーディングの締切に追われて慌ただしく過ごしていましたが、、、学会での反省から英語力を向上させたいなぁと強く思うようになり、それを教授にふと口にしてみました。すると、なんと!なんと!研究室打ち合せを英語で行なうことになりました。ひぇー。必然性がないと、英語でしゃべるのも恥しいだけで、なかなか上達しないという理由から、交換留学生の生徒さんを巻き込んで、、、
日常会話ならまだ何とか、なることもありますが、自分の研究を英語で説明するのはとても難しいです。専門用語を覚えなければなりませんし。論文をもっと読んで勉強もせねばなりません。ああ、自分のためとはいえ、厳しい!!
Nov 15, 2005
テスト間近
前回は実験間近でウキウキでしたけど、今度はテスト間近でげんなりです。 実験データの解析もしなきゃいけないのですが、期末テストになると鬼のようにたまっているレポートを何とかして仕上げなければ単位をいただけません。早く自由の身になりたい・・・
ホームページのほうの更新が止まっているのもそのせいです。申し訳ございません。テストが終わったら早急に更新しますので、それまでしばしお待ちください。
Nov 14, 2005
学園祭に行ってきました。
こんにちは。maruyamaです。前回、学園祭の話を書いたので、今回は感想を書きたいと思います。3日間学園祭があって、最初は最終日のお笑いライブだけいこうと思っていたのですが、結局2日目も遊びに行きました。友達の天文サークルのプラネタリウムは去年も行ったのですが、今年もしっかり観てきました。といっても、もう通常投影が終わったあとで、内輪だけでちょっとふざけて(?)解説をしたり、プラネタリウムでの星空を楽しみました。学園祭らしく、クレープやホットドッグ、焼き鳥を食べました。物理学科の友達も模擬店を出したり、道を歩いているとたくさん会いました。普段とは違う雰囲気だったので、なんだか新鮮でした。そして念願のお笑いライブは、前から5列目の真ん中で観れたので満足です(笑)。すごく楽しそうで、学園祭に行って、サークルで活動している事が、更にうらやましくなりました。
惑星科学
仙台はすっかり寒くなりました。山々は紅くなってきました。 でも、毎年違う紅が見られるのが面白いところです。 さて、木星の研究をしている私ですが、木星の観測シーズンはしばらく先。今は、過去の観測データを解析しています。望遠鏡で観測された、イオ(木星の月の1つ)の火山起源の大気の時間変化を調べています。イオの火山が活発だと、イオからたくさんの大気が大変広く流れ出しているのが観測されます。逆に火山が小規模だと、大気流出の規模も小さくなります。しかし、木星の強力な重力をふりきって流れ出すのは普通では考えられません。惑星の大気流出のメカニズムを考えるための重要な研究であると私自身は考えています。 ところで、私は東北大学で地球物理学(惑星科学)を専攻していますが。望遠鏡を使って観測し、まるで天文学の研究のようです。 しかし、ちょっと天文学と違う手法を用いることを考えています。私の使っているデータが得られた時期に、カッシーニという欧州・米国の探査機が木星に接近しています。カッシーニは木星・イオ周辺の環境を詳細に直接探査しました。カッシーニのデータを用いれば、木星の狭い範囲ながら詳細なデータが得られます。この詳細なデータと我々の木星周辺の広範囲な観測データを組み合わせれば、木星周辺にはたらく物理的なメカニズムが見えてくるのではないか、そんなことを考えています。 直接探査と地上観測で追求できる、これが地球科学の醍醐味なのかもしれません。Nov 05, 2005
Form Pueruto Rico
こんにちは、nikoです。現在、カリブ海にあるプエルトリコで国際会議(IEEE)に参加しています。時差はマイナス13時間です。午前中に口頭発表を終えたのですが、途中、英語が出てこない場面があり、冷や汗もののプレゼンでした。もっと修業が必要だと実感しました。午後にもポスターセッションがあるので、こちらもがんばらないとなー、と青い海を見ながらブログを書いています。
学会でなかなか来れないようなところへ行けるのは嬉しく、浮かれてばかりのように思われがちですが、やはり大きな国際発表では自分の不甲斐なさを痛感します。発表後に気が楽になるどころか「ずーん」と沈んでいます。まぁ、国際学会はこれからどんどん出ることになるので、次回また再挑戦ということでしょうか。
それでは、また次回。
Oct 25, 2005
論文紹介
サイエンスを勉強する学生は、よく論文紹介というものを研究室で行います。他の人が書いた論文を、熟読して著者に代わって紹介するものです。僕も昨日、研究室の発表で論文の紹介をしました。 木星の周りに観測されるナトリウムでできる星雲が、衛星イオの火山活動によって作られ、火山が活発だと星雲の規模も大きくなると言う大発見が述べられたものです。僕の研究に大いに関わるから読んだのですが、人に紹介できるようにきちんと論文を読む機会はそうそうないので、大変ためになりました。木星の観測シーズンはまだ先、しばらくは部屋で論文を読んだり、過去のデータを解析したりする日々が続きそうです。実験間近
ついに僕らが9月頃からお手伝いをしている実験が間近に迫ってきました.僕らの担当は計算のチェックだったりするので実験をやった後が本番だったりします.それでもいろんなシミュレーションを事前に行っているので結構大変です.そんなことをいっていながら,実はテスト1ヶ月前を切ってしまいました.今学期は上の活動や他にも手を出しまくっていてあまり勉強に集中してなかったのでそろそろ勉強しないと本業がかなりヤバいです笑
Oct 23, 2005
学園祭
こんにちは。maruyamaです。だんだん寒くなってきましたね。maruyamaは割と朝早く家を出て、帰りは10時近くなってしまうので、結構厚着をして家を出ます。私のまわりでは風邪をひいている人がちらほらいます。皆さんも風邪をひかないように、お気をつけください。さて、もう学園祭の季節です。みなさんはどこかの学園祭に行かれますか?maruyamaの大学はこれからなのですが、サークルに入っていない私は、展示等をする訳でも、焼きそばを作る訳でもなくて、なんだか寂しいです。。でも、友達が入っている天文サークルでプラネタリウムを作るそうなので、それを見に行こうと思っています☆それと、なんといってもお笑いライブです。高校の文化祭にはなかった豪華さで、こんなところでも「大学生なんだなあ」と、大学生になった事を実感するのでした。
Oct 20, 2005
小柴さん現る
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。 昨日、コーヒーメーカーを買いました。 大学のオフィスに置いて、さっそくエスプレッソを入れてみました。とてもおいしかったです。 コーヒーを入れるのが毎日の密かな、そして小さな楽しみになりそうです。 というわけで、大学内にチェーンのコーヒーショップが開店しても、私は行きません。ところで、今朝、大学のエレベーターで、 ノーベル物理学賞を受賞された小柴昌俊先生と一緒になりました(しかも二人っきり)。 退官されてから結構経つのに、いまだに大学に通われているとは、なかなかすごいと思いました。 すごい人はいくつになってもパワフルなんだなぁ、って感心してしまいました。 私もそんな強い研究者(人間)になりたいものです。
# というわけで、ミーハーな私は握手をしていただきました…。
Oct 11, 2005
変わる大学
こんにちは,ootaniです.今回は,最近大学の風景がどんどん変わっているというお話です.僕が所属する大学は国立大学,といってもこれは正確ではないかもしれません.現在では(正確には2004年の4月から),かつて国立大学と呼ばれていた大学たちは,国立大学法人となり,純粋な国の機関では無くなったのです.
それに伴い,いろいろと変わったこともあります.大学のキャンパスも企業の事業所と同等に見なされ,薬品などの取り扱いに関して今までよりも管理が強化されるようになったり,産学連携などで大学ごとに独自色を発揮し始めたりと.ちなみに産学連携とは,大学で研究していた内容を,企業と協力して事業化したり,あるいは逆に企業から研究の提案を受けたりするように大学と企業が協力を進めていくということです.
そして,その独自色は,もっと身近なところにも及び始めたのかもしれません.大学の中に大手コンビニエンスストアの店舗が開店したり,チェーンのコーヒーショップが開店したりと.
国立大学の法人化についての是非はいろいろあるでしょうが,キャンパスが便利になるということは悪いことでは無いはずだと思う今日この頃です.
元素占い
こんにちは,ootaniです.ちょっと余談です.インターネットの世界には色々なモノがあります.例えば「元素占い」なんてモノが.
化学を専門にしている学生の間で,こんなのが意外にはやったりするもんなんです.もちろん,みんなの専門が専門なだけに,お互いにいろいろマニアックなツッコミを入れあって,おそらく一般の人なら笑ったりしないところで笑いあったりしています.
ま,学生生活にはこんな一面もあるってことで.
Oct 06, 2005
学生も忙しい、、、
こんにちは、nikoです。10月は、すでに月末まで予定がびっしりです。気づくと実験が連続し、その後に学会が控えています。うーん、予定を見ていると学生とは言えませんね(涙)。ただ、同期の年代の人が働き始めているので、仕事と思うとこれくらい普通なのかもしれません。学生なんで確かに暇なときもあるのですが、忙しいときは忙しいんだー!という例を今回は紹介して、日記に代えますね。手抜きかな?ごめんなさい。
10月1週 実験 SPring-8(相生)
10月2週 実験 JRR3(東海村)
10月3週 学会順備(ポスターと口頭発表があります、、、)
#ついでに、この週はTAとして演習も担当
10月4週 学会 中南米
ほんと、あっという間に11月になってそうですね。では、また次回。
Oct 02, 2005
研究会
昨日は研究会のため京都に行ってきました.学生なのでお金もないので東京から夜行高速バスで京都に行き,研究会だけだと出費が厳しいのでちょっとだけ旅行もして自分を納得させました.大河ドラマでやっている義経ゆかりの鞍馬寺ですよ.ちょっとはまってましてね笑
それはそうと,研究会では前々から書いている5元方程式を解く話(主体はどう実行するかというテクニカルな話でしたが)で,3次元空間の話なので結構モデルがわかりづらく,解は得たけれども,本当にそうなのか自分でも半信半疑だったのでそれを友達に頼んで可視化をしてもらいそれを発表してきました.
直感的に分かりやすくすることは自分の理解を深める上でもとても大切でだということを痛感しました.どんどんとアイデアが浮かんできます.今はどういう条件ならうまくいくかとかが簡単に実験できるようになったのでしばらく遊んでいます.うーん,早く僕も彼みたいなプログラムが書けるようになりたい・・・.
Sep 30, 2005
後期のはじまりはじまり
maruyamaです。今月26日から、大学の後期授業が始まりました。久しぶりに友達に会えたり、教室の椅子に座ったりしているうちに、学校が始まって嬉しかったです。というのも、学校が始まる前日まで、あと2ヶ月夏休みが欲しいと思っていたので…(ほとんどの人はそうなんでしょうか?)。夏休みも大きな事故もなく、無事終わったところで、今年の夏を振り返ってみました。今年の夏は、去年とはまた違った「大学生の夏休み」を過ごせました。いくつか違うバイトをして、いろいろな人と話して、考え方が変わった所もあったり、そのままだったり。。夏休みに負けないように、有意義な後期を過ごしたいと思っています。
前回の日記では、後期の授業についてお話ししましたが、実際に後期から始まる授業を受けてみて、「これは面白そう」と思うものがたくさんありました。履修届の提出期限まではまだ時間があるので、それまでにきめておかなくちゃ。
Sep 27, 2005
風邪
ただいま、実家(奈良)に帰っています。 京都で学会があるので、ちょうどよい帰省です。 昨日から、高熱を伴う風邪をひいてしまいました。 学会にいったり、論文を読んだり、帰省中でもやることは山ほど あるのに、全てがストップする事態に陥っています。 自己管理ができないようでは、サイエンスどころではないですね。Sep 25, 2005
中秋の名月
どうもこんにちは。fujiwaraです。ご機嫌いかがでしょうか。もう、暦の上では秋なのですね。 秋といえば、先日の中秋の名月の日に、台湾人の友人から "Greeting Mail" が届きました。 台湾ではこの「中秋節」には、家族で集まって月を楽しみながら月餅を食べるのだ、 と書いてありました。今年はちゃんと晴れて満月を見ることができたのでしょうかねぇ。この友人とは、7月に淡路島で行われた惑星科学の国際サマースクールに知り合いました。 たまたま共通の話題が多かったこともあり、すぐに仲良くなりました。 研究会などを通じて、世界中のいろいろな人に出会えることも、 科学をやっていて良かったと思えることのひとつかもしれません。
Sep 18, 2005
もう1つの物理学会
yamazakiです。9月14日のnikoさんのblogに大阪の物理学会が話題に上がっていました。 僕は現在、物理学会に来ております。 ただし、大阪ではなく京都に来ています。
物理学会は年二回行われるのですが、9月に行われる物理学科は物理の分野を大きく二分(または三分)して二ヶ所で行われます。僕が今回参加するのは物理の一分野である物性分野についてのものです。
学会は研究成果をアピールする場であると同時に人によっては就職活動の場所にもなります。学会でのちょっとした会話がきっかけになって就職先が決まったという話は結構良く聞きます。僕も卒業が近づいてきたので少々就職活動する予定です。
3日後に発表を控え、今から少し緊張しています。まだ発表の資料を作り終えていないので今日はこのぐらいで失礼します…
Sep 15, 2005
【ニュース】マグナム望遠鏡で128億光年かなたを【新聞記事引用】
どうも。lenaです。blog担当ではないのですが緊急の話題として投稿させてもらいました!新聞を見ていたらとてもビッグニュースが!マグナム望遠鏡が128億年前のガンマ線バーストを捕らえることに成功した模様です。宇宙が生まれてから9億年の光で、最も遠いそう!ちなみにマグナム望遠鏡はサイエンスステーション理事長の吉井先生のプロジェクトです。
以下新聞記事引用-----------------毎日新聞9月13日---------------
【128億光年かなた 星の爆発観測】
地球から128億光年離れた宇宙で起きた星の巨大爆発現象(ガンマ線バースト)を、東京大のマグナム望遠鏡と国立天文台のスバル望遠鏡が相次いで観測することに成功した。12日、各研究チームが発表した。観測された巨大爆発現象の中では最も遠く、約137億年前に誕生した宇宙の初期の姿を解明する手がかりになるという。巨大爆発は、太陽の数十倍以上の質量を持つ巨大な星が一生を終え、ブラックホールになるときに起きる。その際にガンマ線やX線が放出される。今回は日本時間の4日午前、NASAの衛星が爆発をキャッチ。その12時間後、ハワイ大と東京大のチームが、マウイ島にあるマグナム望遠鏡で爆発直後の光が含む赤外線の観測に成功した。これまでは、00年にデンマークの研究チームが観測した123億光年先が最も遠かった。
---------------------------------------------------------
吉井先生に直接伺ったところによると、マグナム望遠鏡がいち早く観測結果を出したそうです。そういうことが可能なのはマグナム望遠鏡が大学固有のものであるため、爆発があったとわかったときにすぐに望遠鏡を対象物に向けることが可能なのだそうです。はやくチリの望遠鏡もできるといいなあ。
Sep 14, 2005
物理学会
こんにちは、nikoです。今週は、物理学会で大阪に来ています。
時期は学会によってまちまちですが、だいたいの学会は年に2回行われます。私の所属している物理学会や応用物理学会は秋と春で、ちょうど9月は学会シーズンで忙しいです。学会発表は、今まで行ってきた実験結果を発表し、アピールするいい機会でもあり、ご当地のおいしいものを食べる機会にもなったりします。良いことばかり、、、なのですが、発表直前まで実験に追われて、もう間に合わないかも、、、と冷や汗をかいたこともありますし、発表では厳しい質問も出るので、学会への参加は緊張します。ただ、厳しい質問は自分のためになることが多く、そういう質問を浴びた後には、もっと研究を頑張ろうという気になります。
明日、午前に発表があり今はまだ緊張しています。きっと終わった後は、すがすがしい気分だろうなぁ、と思います。ふぅ、今からもう一度、発表資料のチェックです。
Sep 11, 2005
衆議院選挙
選挙にいってきました。lenaです。いま選挙速報を見てびっくりしています。
別に自民党を支持するとかしないとか個人的な意見はおいといて
すごい議席ですね。自民党。
ホリエモンがでてきたり、いろいろな女刺客がでてきたり
エンターテイメント性ばっちりです。
そしてなにより、今回の選挙、自民党がとてもわかりやすかった。
(その政策が正しいか正しくないかはおいておいて)
郵政民営化の話だけ!!
このわかりやすさとエンターテイメント要素は
科学をわかりやすく伝えるうえでちょっと参考になりそうだな。
と思いました。
Sep 09, 2005
並列計算
maruyamaさんの記事で台風14号のことが書かれていましたが,やばかったですよ.自動車で走行中,都内の局地的な大雨に遭遇し車の中まで水浸しになりました・・・今週は車の中にたまった水をかき出すのに精一杯だったせいでいろいろやることが止まってしまいました涙 車検を通して1週間も経たずにこんなことになってしまうなんて・・・さてさて,そんな中でもなんとか最近は流星レーダーの距離,速度を決定するプログラムを書いています.自分たちで作った方程式の解の性質がわからないので,とりあえず片っ端から調べてみることにしました.空間の2次元(高さは決まっているので一つ次元を落としている.)と速度の3次元で5次元空間を全部計算するのでN^5程度の計算量が必要になります.N=100程度の解像度で計算すると計算回数は10億回になって,なんにも計算をしないで10億回数字を書くだけでかなり時間がかかります.今回実験したら15分くらいでした.10Gbyte程度です.fujiwaraさんのすばるデータに匹敵しますね笑 しかもこれをさらに6回繰り返さなきゃいけないので・・・という訳で,仕方がないのでいくつかのコンピュータを並べて「並列計算」というのをやらないといけません.そもそも,アルゴリズムを考えるべきという気もしますが・・・
ただでさえ,プログラム書きもままならないのに並列計算だなんて「まだはやい」とも思いますが,切羽詰まってくると以外と物事とって進みますね.なんとか希望の光が見えてきました.もう少し,整理する必要はありますがなんとか来週までには完成できそうな感じです.
Sep 08, 2005
後期の授業
こんにちは、maruyamaです。台風14号の影響で、風や雨がすごくてびっくりしました。このblogを読んでいただいてる皆様は大丈夫でしたか?9月に入り、そろそろ大学の授業が始まるなあ、なんて事を考えてます。後期にとる授業をもうちょっと考えてみようと思いました。4月に後期分も仮に申請しているんですが、前期の授業を終えて、考え直す必要があると思いました。いくつか増やそうかと思っているんですが、逆に4月の時にとろうと思ってた授業をやめることもあるかもしれません。大学は自分のとりたい授業を自分で選べる点が、私は気に入っています。もちろん、楽にするのも苦しくするのも自分次第ですが。。私は勉強したい授業をとるようにしていたので、前期は少し辛かったような気もします(笑)。後期もそのスタイルで授業を選ぼうと思います。
あと2週間ちょっとで後期の始まりです。そろそろ気を引き締めなくては(笑)。
Sep 05, 2005
院試終了
大学院へ進学するための入学試験がありました。 受験勉強のため、8月中はここでの僕の話などは お休みをいただきました。長らく、ご迷惑おかけしました。 晴れて、来年から現在所属している研究室に大学院生として 進学できることになりました。 9月は10月にある発表や出張、引っ越しの準備をしたいのですが、 一度実家でゆっくりしたいと思います。 我が研究室では、ハワイのハレアカラ山頂の望遠鏡を置く計画が すすめられています。というのも、「好きなときに観測をしよう」と 思うと、自前の望遠鏡を良い場所に持つのが最も効率がよいのです。 大型の望遠鏡にはならなさそうですが、それでも最高の地で好きな 時に観測できるようになると、いろいろな現象への理解が深まるはずです。完成の日がとても楽しみです。Sep 04, 2005
観測プロポーザル
どうもこんにちは。fujiwaraです。先週、またまたハワイ・すばる望遠鏡で観測をしておりました。 で、いまはそのデータの解析をゴリゴリ行っております。 データの総量がなんと17ギガバイトもあるので、なかなか厄介なのであります。さて、blogで何度かすばる望遠鏡での観測のことを書きましたが、 誰でも彼でも好きなだけ観測できるわけではありません。 すばる望遠鏡を使いたい!という気持ちはみんな同じなのですが、 当然ながら使える時間は限られています。というわけで、ここからはもう競争社会。 半年に一回、すばる望遠鏡を使った観測提案/プロポーザル(通称?・ザル)を提出し、 専門家に審査してもらう必要があるのです。で、良かったものだけが採用、というわけです。 ちなみに審査する人は日本人とは限らないため、ザルは英語で書かなくてはなりません。
これまで僕は、指導教官や共同研究者のみなさまの提出した観測提案の恩恵にあずかって、 すばる望遠鏡での観測に行っておりました(大感謝)。 が、そろそろ自分が主体となった観測ができればなぁとたくらんでいるわけであります。 で、来年の前期のザルの締め切りが10日後に迫っていたります…。
# 実は前回(半年前)にもザルを出したのですが、惜しいところで不採用でした。 そんなわけで、これからザル書きの準備をしなければなりません。
自分で考えた観測手法を使って研究を進められるような一人前の研究者に早くなりたいものです。
Aug 27, 2005
研究室のお祝いイベント
yamazakiです。 今月、うちの研究室は割とお祝い事のイベントが多かったように思います。二年間、研究室のポスドクとして働いていたフランス人研究員のMさんが 正式な研究者になり、今週母国フランスに帰ることになりました。 それで研究室では送別会やハイキング、ボーリングなどを行って これまでの労を労いました。
また、研究室の先輩に当たるHさんが大学院博士課程の卒業を決めるディフェンス試験に合格し、こちらもあわせて祝賀会を行いました。
それに、研究室の同期に当たるRさんがご結婚なされました。当人の好きなスポーツ大会を行ったりケーキを出したりして祝ったものです。
僕も先輩方に負けずにいろいろがんばろうと思いました。
Aug 25, 2005
つくばエクスプレス
こんばんは。yukiです。つくばエクスプレス、開通しましたね。私の研究室は東大柏キャンパスにあるので、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅が使えるようになることで非常に便利になる、とこの日を待ちわびていたわけです。
で、早速つくばエクスプレスに乗って登校・・・せずに、いつも通り常磐線柏駅からバスで20分の道を選びました。なぜって?定期があるからです。もう一つ、駅からキャンパスへ行く道がわからない・・・(笑)
安全策を選んだはずなのに、柏駅でなぜかいつもの「国立がんセンター行き」ではなく、「柏の葉キャンパス駅西口行き」のバスに乗ってしまった私。東大前に止まらなくても、途中で近くを通るだろうからいいやと安易に乗ってしまったわけですが、バスは予想とは違う経路をたどり、聞いたこともない停留所を通り。あわてているうちに終点「柏の葉キャンパス駅西口」へ・・・。
駅はそれなりに人でにぎわっていましたが・・・駅の周りには、畑すらない!!広大な空き地の中に新しい駅がぽつんとあり、白線のまぶしい新しい大きな道路が通っているという、なかなか異様な光景でありました。そして、「柏の葉キャンパス駅」なのに、柏の葉キャンパスは影も形も見えない・・・!遠いという話は聞いていましたが・・・。
そこから東大前方面に行くバスも出ているのですが、もったいないので歩いていくことに。妙に整備された空き地を縫うきれいな道を延々と行き、ものすごい遠くに来てしまったような不安感にかられながら。助けを求めようにも人はおらず。EZナビウォークだけが心の支え・・・。目指す建物が見えたのは、駅を出てから15分以上歩いた後でした。。その時点では見えただけですから、そこからさらに10分弱かかります。
こんなことなら、つくばエクスプレスに乗ってくればよかった・・・私とつくばエクスプレスとの付き合いは、こんな風にしてはじまったのでした。
広大な空き地には、広大なショッピングモールの建設計画があるそうです。まだ影も形もありませんが。2年ぐらいたてば、駅前もにぎやかになるのでしょうか・・・柏の葉キャンパス駅に注目、です。。
つかれた。
研究紹介
こんにちわ,ootaniです.今日は僕の研究の紹介です.僕の所属する研究室は化学の中でも分析化学という分野を研究する研究室.一般的に分析化学と言えば,たとえば水や大気の中の微量の化学物質の量をはかったりするようなことが中心.
ところが僕の研究室で今主に研究しているのは,生きた細胞の内での情報伝達を担う物質.この物質に光るタンパク質などで「標識」をつけることでその働きを調べるのです.
研究は標識作りから標識を用いた観察まで.標識を一から作るのはなかなか大変です.もちろん細胞に害があってはいけません.これはDNAの塩基配列を決めることで遺伝子を設計し,この遺伝子を細胞に入れることで細胞自身に標識を作らせてしまうのです.
この研究をやればで何が良いのかというと,色々あるでしょうが例えば特定の病気の治療薬の開発に役立つ,といったことでしょうか.将来僕の研究が役に立てるようコツコツとやっています.
Aug 23, 2005
夏の学校
こんにちは、niko、5回目です。暑い日々が続きますね〜。大学はすっかり夏休みで、学生さんが少なく閑散としています。大学が落ち着いている=アカデミックだ〜と思えますが、何かシニアな観想、、、
さて、今回は夏の学校の話。最近では、中高生対象のものから大学院生対象のものまで、夏の学校がたくさん開校されているようです。私がこれまでに参加したのは、高校生のときのインターナショナルサイエンススクール(ISS)、修士1年での天文若手夏の学校、そして今年参加した応用物理放射線分科会などがあります。今年参加した夏の学校では、ポスター発表を行ない、3位入賞で開催地のご当地ビールを頂きました〜。いずれの夏の学校でも、全国(ときには世界)から参加者が集まるのでバラエティに富んだ新しい知人ができる良い機会です。夏の学校で知り合った人たちとのやりとりは今でも続いています。高校生のときに参加したISS関しては、日本人学生や当事の校長先生だった方と研究者として再会!!なんて嬉しい出来事もありました。
もちろん、夏の学校というからには、勉強もメインです。同じようなことに興味を持った同年代が集まり、毎日あれこれ議論するのも楽しいです。そして、第一線の研究者の方(講師としていらっしゃっています。)に質問をできるまたとない機会も得ます。
宣伝?になりますが、SSでも銀河学校(年明けに開催かな、もうすぐ応募情報も出るはず!チェックして下さ〜い。)をサポートしています。ぜひ、参加して下さいね。もしかすると、お会いできるかもしれませんね。
Aug 18, 2005
もう終わりだ・・・
1ヶ月早く始まった筑波大の夏休みはやっぱり1ヶ月早く終わります.少しずつ日が落ちるのが早くなっていって,少しずつ気温が下がっていって,集中できるようになってくるんだけど,少し寂しいです.
先輩方々の話を聞くと遊べるのは学部生のうちだけだそうですからねぇ・・・涙 というわけで来年はきっと受験であんまり遊べないだろうから今年の夏休みはいろいろなところに旅行しました.
まじめなところだと,鹿児島大のVERA入来観測局,国立天文台の野辺山宇宙電波観測所,宇宙研の臼田宇宙空間観測所,東大の明野宇宙線研究所・・・.
あ,ちなみに移動はほとんど国道ですよ.5000kmくらい走ったうちの1000kmくらいが高速でそれ以外は全部国道です.全部で2週間くらいかかりました笑 これも学部生の特権なんでしょうねぇ.あー,楽しかった.
さて,そろそろ現実に戻ってデータ解析しなきゃいけなくなってきました.昨日やっと星を抽出するソフトの使い方がわかってきて,それからそれからawkというスクリプト言語を覚えてデータを自由にいじれるようになって,夏休みが終わるまでになんとか自由に解析ができるだけのスキルをつけられるようになりたいな.
あ,明日は産総研に行ってからバイトだ・・・時間がない・・・
Aug 17, 2005
アルバイト
こんにちは。maruyamaです。もう8月も半分すぎてしまいました。maruyamaの夏休みは9月の下旬までありますが、だんだんと夏休みも減ってきている事に気づかされます。
最近はというと、某技術館で夏休みイベントのアルバイトをしています。そこには毎日、小学生や中学生がたくさん来て工作等の体験をします。私が担当している工作は、ポリエチレンの樹脂をお湯で柔らかくして、それをアンモナイトの型に入れてレプリカを作る、というものです。とても簡単なものなのですが、子どもの発想には、いつも本当に驚かされます。
アルバイトには他の大学の人や、年代が違う人もいます。子どもとふれあうのが好きな人や、一緒に工作したり、教えるのが上手な人、、、毎日いろいろな発見があるし、勉強にもなります。いろいろな人と知り合いになれる、とても良い場所だと思います。
そんなバイトも折り返し地点を過ぎました。もう少しで終わってしまいますが、頑張りたいと思います。
Jul 31, 2005
広島県の高校生、東大の研究室を見学
yamazakiです。広島県の高校2年生7人が
高校の研修旅行の一環として
サイエンスステーションの見学に参りました。
主にyamazakiの所属する東大長谷川研究室を案内しました。
まずはじめに当研究室の研究テーマである、
表面に規則的に並んだ原子について簡単にプレゼンを行いました。
なるべく模型やサンプルの実物を用いて説明いたしました。
その後研究室内の見学を行いました。
チャンバーと呼ばれる真空の容器のなかを覗いてもらったり
実際にチャンバーの一部を操作してもらいました。
最後に東京大学の構内を簡単に案内し
計2時間のツアーは無事終了しました。
約マイナス200度の液体窒素を実際に触って体感してもらったり
チャンバーの値段の話とそのお金をどのようにして得るか
といったお話が特に面白かったようです。
また高校生を研究室に案内できるときが楽しみです。
Jul 26, 2005
SPring-8
こんにちは、niko、4回目です。今日は、先週に一週間ほど滞在していたSPring-8での話です。私は研究室で、人間の目では捕えることのできない高いエネルギーの光(放射線)を検出する機器をつくり、その性能が人間の目のようになればいいなぁ、という研究をしています。宇宙から星が放っている光もエネルギーが高いものが多く、目では捕えられない星がそれこそ星の数ほどあります。ですから、人間の目の代わりになる検出器が必要なんです。そして、高いエネルギーの光が物質を透過したり反射したりする性質をつかって、モノの細かい構造を探ることができます。X線レントゲン写真が身近な例ですね。今回のSPring-8での実験は、物質の構造を探るためにX線をモノに照射し、そのX線の反射を捕える「目」となる検出器のテストでした。まる三日間、X線のビームを使える時間をもらっており(「**のために、使わせて下さい。こんなすごい実験をするんです!」みたいな書類を書いて、他に使用したい人との競争に勝たねばなりません。)、それは貴重な時間なので、実験メンバーで交代しつつ徹夜で実験をしました。SPring-8での実験は初めてで、そのために失敗もありましたが、いくつか行なった実験から、基本的な性能を確認することができました。東京に戻って来てからは実験結果をまとめ、レポートを製作しています。そして、後期もSPring-8で実験を行ないたいので、そのための書類も書き始めています。実験を行なうには、その実験の重要性をうまくアピールして、多くの人の力を借りないといけないのですね。まさに、この日記もそんなアピール力を磨く場かもしれません。
「お、どんな実験やってるの?」と思った方、ぜひ質問メールをSSに下さいな。講師派遣依頼も受けつけてますよー。では、また次回。
SPring-8
こんにちは、niko、4回目です。今日は、先週に一週間ほど滞在していたSPring-8での話です。私は研究室で、人間の目では捕えることのできない高いエネルギーの光(放射線)を検出する機器をつくり、その性能が人間の目のようになればいいなぁ、という研究をしています。宇宙から星が放っている光もエネルギーが高いものが多く、目では捕えられない星がそれこそ星の数ほどあります。ですから、人間の目の代わりになる検出器が必要なんです。そして、高いエネルギーの光が物質を透過したり反射したりする性質をつかって、モノの細かい構造を探ることができます。X線レントゲン写真が身近な例ですね。今回のSPring-8での実験は、物質の構造を探るためにX線をモノに照射し、そのX線の反射を捕える「目」となる検出器のテストでした。まる三日間、X線のビームを使える時間をもらっており(「**のために、使わせて下さい。こんなすごい実験をするんです!」みたいな書類を書いて、他に使用したい人との競争に勝たねばなりません。)、それは貴重な時間なので、実験メンバーで交代しつつ徹夜で実験をしました。SPring-8での実験は初めてで、そのために失敗もありましたが、いくつか行なった実験から、基本的な性能を確認することができました。東京に戻って来てからは実験結果をまとめ、レポートを製作しています。そして、後期もSPring-8で実験を行ないたいので、そのための書類も書き始めています。実験を行なうには、その実験の重要性をうまくアピールして、多くの人の力を借りないといけないのですね。まさに、この日記もそんなアピール力を磨く場かもしれません。
「お、どんな実験やってるの?」と思った方、ぜひ質問メールをSSに下さいな。講師派遣依頼も受けつけてますよー。では、また次回。
Jul 25, 2005
天王寺高校出前授業
こんにちわ。yukiです。担当は10日くらい前だったのですが、遅くなりました。すみません。
今日は大阪府立天王寺高校での出前授業でした。出前授業という形では今年度の初陣になりますね。今回は私は講師としてではなく、アシスタントとして出向いてきました。実は、天王寺高校は私の母校なのです。
卒業して2年ほどでお世話になった先生方がほとんど異動されたため、母校に行くのは3年ぶりぐらいだったでしょうか。懐かしいような、ついこの前も見た風景のような、変な感じでした。馴染みすぎた場所に久しぶりに行くと、久しぶりなのに違和感のないことに違和感を感じてしまいます(笑)
さて、今回の出前授業はサイエンスステーションのメンバー、風間君が、地震予知に向けた取り組みについてのお話をしてくれました。地震が起こるメカニズムから、地震やそれに関連する現象を観測する装置について、そしてそれらの装置を用いてどのように地震予知についての取り組みが行われているか、地震予知に関する現状はどうなっているかを、とてもわかりやすくお話してくれました。地震計を実際に持って行って見てもらったりもしました。SS史上最長の90分授業を見事にこなした風間君に心から敬服しつつ、私は一生懸命その雄姿を写真に撮っていました(笑)授業に関しての報告はまたホームページにアップするので、楽しみにしていてくださいね。
今回の出前授業は集中セミナーという授業の中の1コマとして行われました。5日間に渡り、午前中に90分の講義が2つずつ用意されているという、なかなかハードな授業です。他の授業は阪大の先生方や天高OBの大学院生の方が受け持たれ、数学、物理、化学、、、と様々な分野の講義が用意されているそうです。私もその恩恵にあずかった一人ですが、このように、普段高校の授業では触れることのない、科学の現場の話をたくさん聞けることは、(夏休み早起きはつらいですが)素晴らしいことだなあと改めて思いました。出前授業では科学の話だけでなく、学生という立場上、進路についての話題を求められることも多いのですが、今回は純粋に「科学の話題」を求められていたように感じました。進路に関わりなく、何か新しいことを知りたいという生徒の姿勢、科学の面白さに触れさせたい、様々な世界を知ってほしいという先生方の姿勢、どちらも、私がSSのような活動をやっていく上でモチベーションとして持っているものに一致していて、非常にうれしかったです。この高校に行ってよかったなあと改めて思った一日でした(笑)また、昔とかわらず天高生は元気で一生懸命で、なんだか元気をもらってきたような気がします。天高卒業生として、私も頑張っていかんとなあと思いました。以上、母校自慢でした。すみません(笑)
Jul 23, 2005
木曽SPP
こんばんわ.utsumiです.今日は木曽観測所で行われているサイエンスパートナーシッププログラム「星の教室」に来ています.星の教室は長野県下の高校生を対象とした教室です.1泊2日で木曽観測所に滞在し,視覚を使って銀河までの距離を求める方法や,ハッブルの法則を学び宇宙の年齢を測定したりします.
僕はTAとして参加して,一部の講義を担当しました.ところがこの講義をやるのがすごく難しい・・・人に伝えることってすごく難しいのですが,ちょっと数式を使ったようなのを解説するのはさらに難しい.今回で二回目なのですが,やっぱり満足できるような反応を示してくれませんでした.
もっと説明がうまくなれるようになりたいなぁ.
Jul 20, 2005
前期試験・2
こんにちは。maruyamaです。梅雨も明けて、最近は暑い日が続きますね。大学は冷房がききすぎて寒いくらいなのですが。。;さてさて、前回はmaruyamaの大学の、試験のお話をしましたが、本日からその試験が(正式に)ついに始まりました。今日は電磁気学。「やばい」という声が、試験前にたくさん聞こえてきました(笑)。
明日はネットワーク基礎論と、物理実験学のテストです。ネットワーク基礎論では、UNIX、JavaScript、HTMLの基礎、物理実験学では誤差の計算や基本的な公式を使って、いろいろな値を求めたり‥‥。電卓をわすれたら、きっと悲惨なことになるでしょう。。
さてさて、そろそろ勉強を再開することにます。
Jul 18, 2005
受験勉強
yonedaです。この日記を書くのは、これで4回目です。 院試約40日前、クラスメイトと必死で勉強しています。 受験科目は、物理(+数学)と英語。今までの勉強不足が 今の自分にふりかかってきているのがよく分かります。 もともと、自然現象を見たくて物理を勉強している僕にとって、 ただ紙の上で式をいじくるだけの作業というのは、つまらないものが多いのです。(もちろん、ここで物理への理解を深めなければ、自然現象に対する理解も危ういものになるでしょう。) というわけで、最近の唯一の楽しみは、休日の「食事」です。 僕と同様に院試に苦しむクラスメイトと一緒に、ちょっと贅沢な ディナーを楽しむのです。例えば、今日は中華でした。 仙台では有名な餃子のお店、ジューシーな水餃子を楽しみました。 明日からしばらくは、大学の食堂での食事、、、今週末が 待ち遠しいです。Jul 10, 2005
国際学会から帰ってきました。
yamazakiです。この3~4週間はずっとスウェーデンと札幌にいました。
といっても観光が目的ではありません。
国際学会というものに参加してきたんです。
国際学会というのは
年に一回ぐらい同じような研究をしている人たちが世界中から集まって
お互いの研究を発表したり議論する場です。
本や論文の中でしか見たことのない
世界でトップレベルの研究をしている研究者の話を直接聞くことが出来るので
とても刺激になります。
また、自分の研究も20分程度英語で発表しなければなりません。
とても緊張しました。
ポスターセッションでは1,2時間じっくり議論を行うこともあります。
といっても何日間も研究の話ばかりしているわけではありません。
たいていの国際学会では
遠足や晩餐会などがあります。
スウェーデンではノーベル賞授賞式の晩餐会で使われる会場を使って
晩餐会がありました。
札幌では少し遠出して登別温泉などに行きました。
一見遊んでいるようですが
こうした中で新しい人と人とのつながりが生まれ
新しい研究に発展することも良くあり、
学会の中でも重要な位置づけになっています。
このように国際学会は 自分の発表を人に聞いてもらえ、
勉強にもなり、研究仲間も作れるという場所で
僕は研究生活の中で一番楽しい時間だと感じます。
9月には国内向けの学会があります。 今日からそれに向けてまた実験の日々です。
Jul 09, 2005
東大見学
梅雨ですね。お肌がしっとりしていい季節です。lenaです。
さて、私はいま、三重県の某公立高校様からのご依頼で
東京大学の研究室見学ツアーを企画しております。
開催日時は7月28日の午後。 80名の生徒さんが東京大学を見学にいらっしゃるようで、
生徒さんを6グループに分け、5つくらいの研究室をローテーションで
みてもらう、という形式にしようと思っております。
しかしなかなか研究室のアポイントが取れません。
いまのところ3つの研究室が、ほぼ決定いたしました。
進路を考える上で役立てたいとのことでしたので
やはり分野が偏らないように研究室を選ばなくてはならないのですが
生物、化学系の研究室の返事があまり芳しくないです。
どなたか、いい研究室をご存知の方、是非ご紹介ください。
お願いいたします。
サイエンスステーションの活動を報告するつもりが、
内部の人へのお願いになってしまった、、、、、、
まあ、サイエンスステーションの内部ではこんな動きがおこなわれている、 ということで、、、、、
Jul 05, 2005
Deep Impact Night
どうもこんにちは。fujiwaraです。今、ハワイにあるすばる望遠鏡に観測に来ています。 そうです。NASAのDeep Impact Missionのターゲットになっていたテンペル第一彗星を観測していたのです!! (Deep Impact Missionについては、国立天文台のウェブページ や yukiさんの2005/06/26のblogをご覧ください。 ちなみに国立天文台のウェブページにはわれわれが今回取ったデータが載っています。) 私自身は観測の詳細を記録して観測者全員に情報を伝達する、というお手伝い的な役割でしたが、 それでも、続々とデータが取れ、衝突によって姿を変えてゆく彗星をほぼリアルタイムで見ることができて、 大変興奮しました。 また、予定通りに彗星に探査機を衝突させたNASAにも驚かされましたが、 すばる望遠鏡や搭載されている赤外線カメラ"COMICS"の威力もすごいものだと感心しました。今後、今回得られたデータを専門家が詳細に解析することになっています。 太陽系の起源にどこまで迫れるのか、とっても楽しみです。
Jul 02, 2005
もうすぐ夏休みー
一個前のmaruyamaさんはテストがまだ目前だそうですが,僕の大学ではテストはもう終盤です.月曜日で終わり.テストが終わったら,待ちに待った夏休み!いいでしょ?(ちなみに1ヶ月にわたってではなく1週間に集中してテストがあるので結構ツライ・・・)僕は筑波大学に在籍しているのですが,筑波大学は実は3学期制なんですよ.そのおかげで夏休みが7,8月とか,テストがほかの大学とずれてるとかいろいろ不便はあるんですけど,なんと言ってもみんながヒーヒー言ってる7月に夏休みを満喫できるのは良い★
・・・まぁ,休みの日数自体は少ないんですけどね・・・嫌な部分は見ないということで.
前回のblogでも書いた画像処理を完成させたり(そのときは単色でよかったのでまだカラー画像になっていない)それから春から止まっている3Dプログラムにもチャレンジしようかと思っています.
カラー画像が完成したらここでお見せできると良いですね.
著作権の問題とかあるので実際はどうなるか分かりませんが・・・
Jun 30, 2005
前期試験
こんにちは。maruyamaです。もう6月も終わってしまいますね。明日から7月です。7月の大学生活と言うと…そうです。前期試験があるんです。今回は、大学生のテスト生活について、ちょこっと触れてみたいと思います。大学にもよりますが、だいたいは7月の半ば位から試験期間になります。ところが教科によっては、試験期間よりも1〜2週間前に実施するものもあったりするので、私は、「7月に入ったらテスト」という感じがします。今回の前期試験がmaruyamaにとって3回目の大学での試験となるわけですが、やっぱり思う事は、日頃の勉強が大切ということですね(^^;)というのは、テスト期間に提出するレポートがあったりするんです。。なので、テスト勉強だけに集中するっていう事は、ちょっと無理かなあ、という感じです。ただ、中学や高校の時と違って1日に行われる試験の数が少ないので、そこのところは楽な気がします(教職等をとっている人は、もうちょっと大変ですが…)。とはいっても、やっぱりテストは大変なんですけどね。
テストが7月末に終わり、8月になったらお楽しみの夏休みです。さて、テストまでもうちょっとです。日頃の分を取り返すべく、頑張りたいと思います。
Jun 28, 2005
木星の可視オーロラ
yonedaです。仙台は、しばらく梅雨はお休みでしたが、 今日は大雨です。蒸し暑かったり、寒かったり、毎日服装に 悩んでしまいます。 さて、院試勉強に勤しみながらも、サイエンスでちょっと 興味深い発見がありました。 木星の昼間側に可視光のオーロラがあるかどうか、調べるための 観測・解析を続けていました。今までは、「うーん、なんか はっきりせんなぁ」ということが多かったのですが、 「何かあるぞぉ」ということになりました。 大変微弱な光なので、ちょっとした信号だとほんものかどうか、 はっきりさせるのが大変なのですが、ノイズ(雑音)にしては 大きい信号としてとらえられました。 今の装置では、これ以上はっきりした結果を求めるのは 困難ですが、40年前から全くはっきりしなかったことに、 ちょっと光がさしたような気がします。 この問題を深く追求できるようになるのは、 院試後でしょうか、楽しみです。Jun 26, 2005
学会発表の申し込み
どうもこんにちは。fujiwaraです。東京は暑い日々が続いています。 私も所属しているる日本天文学会という天文研究者のコミュニティでは、 毎年春と秋の二回、「年会」というものが開催されます。 これは、日本全国の天文研究者が一同に会し、 最近の自らの研究成果を発表しあうというイベントです。 で、その「年会」での研究発表の申し込み締め切りが今週…。 というわけで、私の所属する天文学専攻のフロアはなんとなくバタバタしています。しかし、発表申し込みの締め切りが本番の二ヶ月以上前に設定されているというのは、 なかなか厄介なものです…。 その二ヶ月の間に解析方法やデータ処理プログラムに間違いが見つかり、 申し込み時に提出した「発表の要旨」と結果が変わってしまって愕然とした…、 という話は少なからず聞きます。 私も気をつけなければ…。何事も慎重に進めなければなりませんね。
Deep Impact
yukiです。私も簡単に自己紹介。
地球惑星科学を専攻する大学院修士1年生です。
大学院に入院し、はや3ヶ月。
なかなか波にのれずにもがく日々ですが、色んな人の助けを借り、ようやく一つのプロジェクトがスタートしました。そのために、今は木曽に来ております。
来る7月4日、アメリカの独立記念日に、NASAの探査機「Deep Impact」がテンペル第一彗星に向けて衝突体を撃ち込むというミッションが行われます。彗星というのは、太陽系初期の情報をよく保存している始原的な天体と考えられていますが、彗星の核の構造など、その実体は謎に包まれています。そこでこのミッションでは、彗星に衝突体をぶつけることによって内部の物質を噴出させ、内部の物質がどのようなものなのかを調べようとしています。また、衝突によってできるクレーターを観察することによって、核の表面の固さなどの情報も得られると期待されています。
彗星に向かっている探査機にも望遠鏡が搭載されており、衝突によって起こる現象を観測するのですが、地上からもたくさんの観測が計画されています。衝突の前後には世界中の望遠鏡がこのテンペル第一彗星に向けられると言ってもいいぐらい。その中で、私は木曽観測所でこの彗星を観測します。
衝突によって何が起こるのか・・・内部から物質が噴出すことによって彗星が明るくなるかもしれません。でも衝突体が埋まるだけで、何も出ない可能性もあります。後者だと地上からの観測では何もわかりませんが、どんなことが起きるのかすごく楽しみです。9等と暗い天体なので肉眼では見えませんが、7月4日は空の暗いところに行って、ぜひ望遠鏡で眺めてみてください。
といっても日本は梅雨真っ只中・・・私の観測も、天気との戦いです。。 晴れることを祈って・・・
Jun 19, 2005
研究室紹介
遅ればせながら、自己紹介をさせていただきます。私maruyamaは、日本大学理工学部の物理学科の学生です。ちなみに、まだ研究室には入っていません。最近は、物理数学、物理数学演習、物理学実験などのレポートに追われる毎日です。本当は講演会や博物館に行ったりしたいのですが、なかなか時間がとれません。。
そういえば、五月の終わりに、物理学科のオリエンテーションというものがあり、それに参加してきました(May 14, 2005/maruyamaのblogにある、1大イベントとはこのことです)。実は私はそのオリエンテーションの幹事だったので、ものすごく忙しかったのですが(実は今も反省会やらアンケート集計などでちょっとお仕事がたまっています…)、先生や先輩とのつながりが出来たりと、いろいろ勉強になる事も多かったです。そのオリエンテーションは、研究室紹介を目的にしたもので、私は2つの研究室のお話を聞きに行きました。宇宙物理研究室と素粒子研究室のお話を聞いたのですが、どちらもとても面白そうでした。他にも興味のある分野があったのですが、時間の都合で聞けず…。研究室に入る4年生までに、じっくり考えたいなあと思いました。
Jun 18, 2005
専攻横断型講義
こんにちは、niko、二回目です。博士課程の学生ですが、今日は授業の話です。
博士課程に進学すると、学部によっては授業の単位は2単位で良かったり、と実験/研究に専念できる環境にあります。ですが、私の所属する専攻では10単位も必要です。学部のように授業がメインな生活ではなく、研究室で朝から夜まで実験をしているため、合間に授業というのは結構おっくうです。ですが、それも考えよう、たまには学部に戻った気分で、、、と思って授業を聞いています。
その中の1つ、タイトルにも挙げた「専攻横断型講義」というのがなかなか面白いです。固い名前ですが、博士課程以上の専攻分野の異なる学生が授業を撰択しており、分野を混ぜて通年で何かプロジェクトを立ち上げ、実行しましょう!というものです。機械、航空宇宙、原子力、システム量子など多岐に渡る分野の学生が混ざって企画を話し合っているところですが、各分野によって視点がさまざまで、「なるほど、そう考えるのかぁ」という目から鱗な議論も多々。週に1回ですが、「研究の息抜き」兼「広い視点を持つ」機会となる授業です。
研究,そして旅行へ
こんにちは,ootaniです. まずは前回忘れていた自己紹介から. 僕は化学専攻の大学院生.生きた細胞の中で,タンパク質などのいろいろな化学物質がどのように働いているのかを研究しています. さてさて,今日も油断していたら随分と実験に時間がかかってしまいました.日付が変わってしまいました. そして,今日は研究室メンバーと旅行に行ってきます.たまには息抜きも必要.大学や大学院の研究室なら大抵のところはこういうイベントがあります.旅行だけでなく,いろいろスポーツをやったりだとか.研究の内容だけでなく,このような余暇の過ごし方で研究室ごとの個性を見るのも面白いのではないでしょうか. さてさて,明日の天気はどうなることか?晴れるといいのですが.科学技術インタープリター養成プログラム
まず簡単に自己紹介させていただきます。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻の博士課程1年に
在籍中のlenaです。
今日は科学技術インタープリター養成プログラムの説明会に行ってきた。
東京大学の大学院生を対象に、科学技術の専門家と一般社会とを橋渡しする人
材の養成を目的としたもので、各専攻での正課カリキュラムとは別に、副専攻
組織としての位置づけがなされているらしい。
講師陣の話を聞いていると、面白そうな試みだな、と思った。
たとえばアートと科学を融合させる話など、とても面白そうな試みだと思った。
そしてインタープリターの役割が、ただ科学のことを一般に広めるだけでなく、
科学者に対しても、科学者のしていることが社会でどういうものなのか
などを説明したりする役割も担うということが新しいな、とおもった。
しかし、今日の説明会の目玉である立花隆の話は、私にとって相当微妙だった。
科学ジャーナリスト養成はたくさんあるが、その人たちが活動する場がない、
どうせならメディアごと作ろう、といった話だった。
しかしそのためにおこなうつもりのことが、100万アクセスくらいの規模の
巨大な科学のサイトをつくり、それを本にする、ということであった。
(内容は学生が調べて、取材し、書くということらしい)
それがメディアを作る、ということなのかどうか、考えてしまった、、、
なんというか、普通の科学ジャーナリスト養成との違いがわからなかった、、、
本当に科学を伝えるべきは科学技術自体に何の興味もない人間に対してではな
いのか。そのやりかただと、インターネットでそこにアクセスしてくる人間、
もともと興味がある人間、しか情報を手に取らないのではないだろうか。
ないよりはあったほうがいいが。
科学技術煮興味のない人に興味を持ってもらうきっかけをつくるという点では、hinaさんがちょっと前に話していたように、
科学者が主人公の漫画をだしたり、ドラマにしたりするほうがよほど
きっかけになりそうだ。(あくまでもきっかけだが)
サイエンスステーションもそんなきっかけをつくりつつ、
科学を面白く一般に伝える組織として大きくなってほしい。
Jun 14, 2005
画像処理
前回は「プログラム書き(1)」というタイトルで記事を書かさせていただきました.今回は「プログラム書き(2)」になるはずだったんですが,yonedaさん同様なかなか忙しくて(しかもあと2週間で期末テスト!)全然進みませんでした・・・で,忙しいときに何をしていたかというと一つは今年の春にすばる望遠鏡へ実習にいった際に撮像した画像の画像処理をやっていた訳です.観測された画像ははじめに次のような作業をやります.
・ノイズとり
・CCDの素子ごとの感度補正
前にfujiwaraさんも書かれていましたが,これを一次処理といいます.さらに視野をずらして写真を撮ったのでこの補正もしなければなりません.(ditheringといいます.)こういう作業は理屈通りやろうとしても,普通の望遠鏡で撮像されたデータは一筋縄ではいかないで,大変苦労します.ところが,すばるで撮像された画像は精度が高く理想的なデータになっているために,ほとんどマニュアル通りにできました.
データの扱いやすさも「一級」のすばる望遠鏡を感じる日々でした.
まだまだ全部は終わった訳じゃないんですけどね笑
残りは3週間後に迫った夏休みに!
Jun 09, 2005
名簿制作
私も自己紹介を忘れていました。 東北大学地球物理学教室の学部4年生です。 研究室は、惑星プラズマ大気研究センタ-(http://pparc.geophys.tohoku.ac.jp)です。 最近まで、木星の観測や論文の解読にいそしんでいました。 しかし、院試3か月前、「よし、勉強するぞ!」と思いきや、 まだ大仕事が残っていました。地球物理学教室の名簿を作らねばならないのです。 メンバー全員に名簿をかかせ、印刷し、購入希望者分作るのは 実に多大な労力を必要とします。 早く落ち着いて勉強したいものです。 来週は木星の観測について発表、、学生って忙しいのですね。Jun 08, 2005
CafeSSうちあげ@新宿
こちらの世界では初めまして。hinaの名前で日記を付けていこうと思います。よろしくお願いします。簡単に自己紹介。国立天文台内にある天文センターに所属する修士2年です。主に太陽程度の重さの星の進化の最終段階についての研究をしています。最近では銀河学校の開かれる木曽観測所なんかを使って観測しています。
さて、この間の日曜日ですが、サイエンスステーション(以下SS)のみんなが集まって五月祭の打ち上げを行いました。主謀者のmoriさんをはじめ、10人ちょっとが集合。SSの会議以外でこんなにたくさんのメンバーが顔を合わせることなんてないんじゃないかな?お酒も交えながら、カフェの話、これからのSSの活動拡大へ向けての話など、色々盛り上がって楽しかったです。いろんな分野を専攻する学生、大学院生同士が、楽しく科学を伝えるにはどうしたらよいか?をかなりぶっちゃけて話す機会なんてきっと他にはなかなかないです。私はSSのこういう一面も大好きだったりします。うーん、みんなのハッスルぶりはすごかった。
さて、肝心の話し合った内容についてですが、これに関してはこれからのSSの活動をぜひ楽しみに見守っていただけたら、と思います(^^。
次回のhina日記は遠く南アフリカよりお伝えします。今月末から一ヶ月、観測で真冬の南アフリカに行ってきまーす。お楽しみに。
Jun 07, 2005
コロキウムでの発表
どうもこんにちは。fujiwaraです。2回目の登場です。 そういえば前回のblogで自分が何者かを記すのを忘れたので、ここで軽く紹介させてください。私は天文学を研究というか勉強している大学院生(修士課程1年)で、 主に若いお星さまの周りにあるダストとか惑星とかに興味があります。 趣味は旅で、将来は世界のあちこちを飛び回りたいと思っています。
さて、先週はコロキウムの担当になっていて大変でした。 コロキウムというのは、専攻に所属する院生が毎週持ちまわりで自分の研究のお話をするという素敵な行事で、 同期の院生から教授・助教授の先生方までたくさんの人が聴きにきます。 持ち時間が30分もあるうえに、専門が違う聞き手にも配慮しなければならないので、準備が大変。 私のようなペーペーの院生にとっては試練です。 で、私は、これまですばる望遠鏡で撮りためていた観測データの解析(2005/05/09のblog参照)の結果と、 そこから分かってきたことについて紹介しました。
厳しい質問があったりしていろいろ大変でしたが、 自分の研究内容を多くの人にアピールすることができたような気がします。 そして何より、研究を深めるで大変参考になるコメントもいただくことができ、 今後の方向性も少し見えてきた気がします。 これからも頑張ろう!と決意を新たにしたコロキウムでした。
が、疲れがたまっていたせいか、コロキウムで発表した数日後、熱で倒れました…。うぅぅ…。
Jun 02, 2005
Cafe ScienceStation
5月の28・29日と、東京大学の本郷キャンパスで学園祭「五月祭」が行われ、サイエンスステーションでも「Cafe ScienceStation」という名前のサイエンスカフェを出店しました。「科学をおやつにお茶しませんか」をうたい文句に、普通にカフェを営業する中で、一日に三回科学のお話をしたり、空き時間にもお客さんと科学についてお話をしたり、といった企画でした。で、お客さんの入りはどうだったかといいますと、午前やお昼はなかなか人が入らず泣きそうになったものの、最終的にはのべ180人ほどの方に来ていただきました。 最後のお話の時間には追加で椅子を出すくらいのにぎわいで、やっぱり泣きそうになりました(うれしくて)。来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。
今回カフェという形式をとったのは、講演会や授業よりも気軽に楽しめる雰囲気を作りたかったからです。普段科学と全く縁のない方でも気軽に来ることができ、科学に触れられる場にできたら・・・。また一日三回行われる「お話」以外にも、お客さんとの間で科学の話題でコミュニケーションがとれたら楽しいだろうなと。
「お話」は講演会のようになってしまわないように、突っ込み役と話し手の対話形式にするという試みをしましたが、聞かれた方はどう感じられたでしょうか?また、普段の出前授業とは違って対象が絞られていない分、子どもから大人まで、どんな人が聞いてもわかりやすくて飽きのこない、面白いお話をしなければならないという面でも、話を用意する側は大変でした。
今回は、どのお話の後にもたくさん質問が出て、次のお話の時間まで続くくらい盛り上がったので、ある程度この目標はクリアできたのかもしれません。私自身もひとつお話を担当しましたが、ちょっと休憩がしたくて入っただけという方が、私の話を聞いて色々と質問をしてくださったり、ふだんあまり科学に興味のなかった方にも楽しんでもらえたことは大きな手ごたえであり、とてもうれしかったです。誰もが楽しめるお話という目標は完全には達成されていなかったかもしれませんが、そういう意識でお話を考えたことは、これからの出前授業などの活動にもきっと生きてくると思います。
また、サイエンスステーションの活動自体に興味を持ってくださった方が予想以上に多かったのもうれしいことでした。
今回の企画は、サイエンスステーションで一から立ち上げたものであり、この1-2ヶ月は本当に大変でした。一緒に頑張ってくれたメンバーのみなさん、ほんとにありがとう。そして、当日来てくださったみなさま、本当にありがとうございました。喜んで帰られた方々を見ると、この企画をやってよかったなと思うことができました。当日の様子はそのうち、写真つきで活動の様子のページにアップしますので、楽しみにしていてください。当日の感想などありましたら、http://www.sciencestation.jp/cafe/ にぜひ書き込んでみてくださいね。
・・・そして私は、必死で本業の遅れを取り返さねば、です。。
May 28, 2005
原子も見える顕微鏡と手作り
はじめまして、yamazakiです。 最近は『走査プローブ顕微鏡』を用いた実験の準備をしています。 『走査プローブ顕微鏡』は簡単に言うととても高倍率な顕微鏡です。 どのくらい高倍率かというと、物質を構成する最小の要素である原子を直接見れるほどです。原理は簡単です。
暗い道を歩いているときに、急に足場の悪いでこぼこした道(小石が敷き詰められた道など)になり、姿勢を崩した経験はありませんか?地面のでこぼこはそこを歩くことで知ることができます。
ここでつま先立ちすれば、さらに不安定になってしまいますが、より細かい地面のでこぼこを知ることができます。その延長で鋭くとがった針を履いて地面を歩いてみれば細かい砂やアスファルトにあいた細かい穴の存在も感じることができるでしょう。
原子レベルでとがった針(プローブ)で物質の表面をなぞる(走査する)することで物質表面の原子を見る顕微鏡が『走査プローブ顕微鏡』です。
『走査プローブ顕微鏡』の命である原子レベルでとがった針、これは手作りなんです。原子が見えるかどうかはこの針の良し悪しにかかっているので針作りには気合が入ります。昨日はこの針を9本作りました。この内出来のいい5本を『走査プローブ顕微鏡』のなかにインストールしました。原子が見えることを願うばかりです。
May 26, 2005
カフェ開店準備
昨日、カフェサイエンスステーションのカフェを演出するための、テーブルクロスを探しに出かけました。普通に買ったら6-8千円しちゃうかなぁ?日暮里の布問屋街に行こうか、でもその前にやっぱり百円ショップかなと思い、とりあえず大きい百円ショップを検索。すると、夕方からお仕事のために向かう赤羽に、ちょうどよく、6階に及ぶ巨大百円ショップがあることが判明。何か布あるかなぁ?と行ってみると、白地にチェックのテーブルクロスそのものを発見。色はグリーン・ブルー・イエロー・ピンクの4色。指定された机数・机の大きさを考え、15枚購入。持ち運べるかな?と心配していたものの、まったく問題なし! そして、今日。カフェオーナー(?)森さんにテーブルクロスとラブリー柄の紙ナプキンを引き渡しました。森さんは、遠くから大荷物と共にやってきてくれました。持っていたのは、カフェの立て看板として使う黒板。なんとも、おつかれさまです。他にもいろいろと購入品があるので、カフェにたくさんの方が足を運んでくれて、赤字が減るといいな。 カフェ サイエンスステーション一同、みなさまのお越しを、心よりお待ち申し上げております。May 21, 2005
土曜日のキャンパス
土曜日のキャンパスは静かだが,人影が絶えるということはない.理系の学部生やら院生なら,土日に登校していることもそう珍しいことではない.特に時間のかかる実験に取り組んでいる人などは. 学内に大手コンビニチェーンの店舗が開店して少々新聞などでも取り上げられたこたこともあった.採算がとれるかどうかはよくわからないところではあるが,休日のキャンパスの住人としてみてはこれほど有り難いものはない. 休日をキャンパスで過ごすといっても,勿論ずっとという訳ではない.そして,そんなに悲壮感にあふれるといったものでもない.いろいろ試行錯誤していく中で,学生それぞれが自分に合った生活スタイルを見つけていくはずであるMay 19, 2005
Astro-E2
nikoです。はじめまして。ついに、報道公開されましたね。6月下旬に鹿児島県内之浦から打ち上げられます。簡単にAstro-E2を紹介すると、、、
Astro-E2衞星は、我が国で5番目のX線観測衞星である。約0.5-600 keVの広いエネルギー範囲の宇宙X線の観測を行ない、宇宙の高エネルギー物理現象を改名することを目的としている。Astro-E2衞星には3種類の検出器と5つの望遠鏡が登載され、総重量は1700kgにも及ぶ。また、伸展式光学ベンチが展開されたときには高さ6m以上という大型衞星である。
、、、って、私の修士論文冒頭を引用してみました。
修士課程では、3種類の検出器のうちの1つ、硬X線エネルギー(10-600kevの範囲)の観測を担う硬X線検出器(Hard X-ray Detector;HXD)の研究開発に関わっていました。超抵バックグラウンド化(→ノイズの混入をいろいろな工夫で防ぎ、天体からの微弱な信号もキャッチ!)を実現した検出器で、かつてない高い感度での観測を行ないます。自分自身が関わった検出器が宇宙に行くのは、やはり嬉しいですね。
May 17, 2005
春ですね
lenaです。2回目です。天文学専攻である私の研究室は三鷹市の国立天文台の敷地内にあります。
春はお花見、そして竹の子堀り、これからは梅の実がなって梅酒をつけることができます。
秋には銀杏も採れるます。 四季を身近に感じることのできる環境です。
そんな自然に囲まれた研究室です。
May 15, 2005
プログラム書き(1)
utsumiです.2回目です.どうぞよろしくお願いします.最近,プログラム書き(C言語)にはまっています.もともとプログラムなんてほとんど書いたことがなく,何となく読める程度でしかなかったので,この春の目標として「C言語特訓」をたてました.
そもそも,なぜ「プログラムを書きたい!」と思うようになったかと言うと,大学の友達が達者に書くことができて,彼はその自信作を見せてくれるのです.
たとえば波が伝わっていく様子や熱が伝わっていく様子を三次元でシミュレーションしたり,銀河の渦巻く様子をシミュレーションしたものがあります.・・・銀河の様子はうまくできていないみたいですけど笑
このプログラムたちを見ているうちに,大学で2年間学んだ「数式からイメージする物理」から「コンピュータで可視化して理解する物理」に変えたいと思うようになってくる訳です.
そんなモチベーションで始めたプログラム書き・・・なかなか前途多難でした.彼が見せてくれた「結果を魅せる」事自体は上級編みたいで,僕みたいな初心者には計算結果をファイルに保存すること自体が難しい訳です.
こんなありがたいサイトに書いてある初心者向けのセクションをひたすら打ってみて理解して,ようやく何となくわかってきました.そしてやっとの思いで完成させたのがあるデータベースサーバから出力される星のカタログを自分の使いたいフォーマットに変換し,保存するというプログラム.
きっとプログラムを書ける人たちには,「なにやってんだか」とか笑われるかもしれませんが,ぼくの中ではかなりの喜びです.だって,自分の設計した通りにコンピュータが働いてくれた訳ですから.
次は望遠鏡でとった画像処理をするプログラムに挑戦しようと思います.
May 14, 2005
物理実験
私の通っている大学の物理実験の部屋は、一部屋に、実にいろいろな実験機器があります。「LCR回路の過渡特性と周波数特性」という、コンデンサーなどの回路素子や、オシロスコープを使う実験をしたのですが、隣では振り子の実験をしていたりと、なかなかおもしろい光景です。1つの部屋に5,6種類の実験が出来るようになっているので、自分のとは違う実験の様子も、いろいろと見れて面白いです。また、実験では大学院生がTAとしてサポートしてくれるので、院生とのコミュニケーションもとれます。実は、自分の大学の院生と話をする機会というのはなかなか無いのですが、授業を通して、実験の事だけでなく、研究室のお話なども聞いたりしています。再来週に所属している物理学科の1大イベントがあり、私はその行事の幹事になってしまい、最近は事務的なことをたくさんしています(下のブログを書いたyonedaさんと同じような感じです)。その他にも、レポートや課題もたくさんありますが、なんとかこなしていきたいと思います。
May 11, 2005
研究と事務的仕事
木星には、地球と同様に、いや、むしろ地球より活発なオーロラが存在します。 木星の紫外線や赤外線のオーロラは夜側にも昼間側にもあることがわかっています。 しかし、可視光では夜側にしか観測されていません。 「木星の昼間側には可視オーロラは存在しない?」あるいは、 「太陽の光に埋もれて観測されないだけ」の2つが考えられます。 このどちらが正しいのかをはっきりさせるべく、観測、解析を続けています。 一方で、来週は学内での発表を控えています。 重要だと思われる最近の論文を、紹介するための発表です。 さらに、東北大学地球物理学教室の名簿を作成する係に任命され、 各研究室に名簿の記入をお願いしに行ったり、印刷作業に追われたりしています。 いろんなことを並行せねばならない状態が続きそうです。May 09, 2005
すばる望遠鏡による観測データの解析
先日すばる望遠鏡(*1)で観測したデータを、ここ何日かでゴリゴリ解析しています。このとき観測した天体は、おうし座方向にある生まれたてのお星さま。「生まれたて」と言っても、年齢は300万歳くらいなんですけどね。一般に年齢が100万歳前後の星の周りには、ガスやダスト(固体微粒子)が円盤状に存在していて、これらが将来惑星に成長すると考えられています(というわけでこの円盤を「原始惑星系円盤」と呼びます)。このときは、波長が10ミクロンくらいの中間赤外線という光(人間の目には見えない光です)で分光観測(*2)を行い、原始惑星系円盤中の物質の組成を探るというのが目的でした。生データから観測装置の感度ムラやら地球の大気の影響やらをできる限り除去する必要があり、作業はなかなか複雑で大変です。露出時間がたかだか数分のデータを処理するだけで、丸2日間もかかりました。とは言ってもまだ科学的に意味のあるデータにするための下準備が済んだだけで、このデータをこれからどう料理し、どう解釈するかが本当の勝負。結果が出るまではまだまだ時間がかかりそうですが、観測した天体がどんな素顔を見せてくれるのか、いまからとても楽しみです。
(*1) 日本が誇る光・赤外線用望遠鏡で、口径が8.2メートルもあります。観測の邪魔になる水蒸気が少なく、晴天率も良いハワイ・マウナケア山山頂にあります。標高が4200メートルもあるので、観測中は大変辛いです…。
(*2) プリズムのようなもので光を波長ごとに分解する観測手法のこと。基本的に物質は組成によって固有の波長の光を放出(場合によっては吸収)するため、天体からの光を分光することで、その天体にある物質の種類や性質を推定することが可能になります。
Apr 29, 2005
サイエンスカフェ
4月23日に丸ビルのカフェで行われていたサイエンスカフェなるものを見てきた。この場合のサイエンスカフェとは、科学者と市民が気軽に対話できるような場所のことだ。観客は飲み物を片手に科学者の話を聞き、そしてディスカッションなどを行う。
(実はディスカッションのほうがメインらしい)
整理券がなくては入れないらしく、整理券のための
行列に並んだところ、私の直前で定員になってしまった。
カフェは奥のほうにサイエンスカフェのイベントを行う場所、
手前のほうが通常営業の場所、と区切られていたため、
通常営業のカフェに入って話を聞いていた。
通常営業のほうにも、スクリーンが用意してあり、イベントと同じ映像が流れていた。私が見た回は系外惑星探査についての話から始まり、
宇宙にいる生命体の話、などとっつきやすい話題であった。
(もちろんとっつきやすい話題、そしてディスカッションしやすいを選んでいるものだと思われる)
話をする先生、(須藤先生)と、聞き手(毛利守さん)という対話形式で進んでいったのだが、なんというか、やっぱり大物を前にしてか、
参加者の皆さんが緊張されていたようで、ディスカッションの様子から 緊張が伝わってきた。
そして毛利さんは模範解答的に話をまとめてしまう傾向があり、
話が膨らみにくいのでは?と感じた。
もうちょっと適当な人が聞き手でもいいのではないかな?
と、これは個人的な感想だが。
整理券も必要なく、気軽にふらりとはいって話が聞けて
緊張しないような空気を作ることがとても大切なのだなと思った。
というわけで五月祭でサイエンスステーションではサイエンスカフェを 開くのだが、気軽な感じを作れるといいなあ。
きっとできるはず。
Apr 22, 2005
ゼミ
大学でやっている観測ゼミで画像解析実習をしました.半年くらい勉強してようやく実際に画像を取得し,解析にいたることができました. 解析といっても・画像にのっているノイズを取り除く(写真 - ノイズ写真)
・画像の感度ムラを取り除く(ノイズを引いた写真 / 感度ムラ写真)
ここまでが一次処理
・一次処理の終わった写真の平均をとる
という処理をしただけですが,実際に出来上がった写真を見ると最初は見えていなかった銀河の腕の細かい構造も見えるようになり喜んでいました.
ちなみに,これって位置合わせのために星の座標を1つ1つ測ってずれを調べたのですが,そういった作業をした人が一番感動していて,周りで見ていた人は「へー」という感じでした.手作業で苦労しないと細かいところまで見れないんですね.